ならまち(にゃらまち)はディープなまちなのだ
2012.10.06 | 授業info | by Staff
奈良時代、元興寺がどれくらい大きかったかご存知ですか?
なんと!猿沢池の南端から南北約400m、東西約220mと、今のならまちがすっぽり入ってしまうくらい大きなお寺だったのです。
そのならまちには昔から多くの猫が暮らしており、また猫物を扱う店が増えてきたことから、いつしか猫好きが「ならまち」を「にゃらまち」と呼ぶようになりました。
それにちなんで、ならまちでは、猫をテーマにした写真展や「にゃらまちねこ祭り」を開催しています。
このイベントの仕掛け人・野村修司さんが、今回の授業「猫の目線でまちを歩こう ~ならまちで暮らす、ということ~」の先生です。
野村さんは元興寺の寺域を知り尽くしておられ、観光ガイドでは知ることのできない、ディープなならまちの世界にみなさんをご案内してくださいます!
授業では、猫のように上を見たり下を見たり、覗きこんでみたり・・・。
目線を変えることで見えてくる「まち」のおもしろさを感じてもらいたいと、いろいろ仕掛けを考えてくださっています。
先日、一緒に当日のコースを歩いてきましたので、ここでちょっとだけご紹介。
野村さんは、「普段からまちのおもしろさを探して歩くのが好きなんだよ」と笑い、歩きながらお話をしてくださいました。
途中、立ち寄った和菓子屋さんで、いきなり眼に飛び込んできたのは、「猫の手肉球饅頭」と猫の顔がかわいい「猫饅頭」!
食べてしまうのが惜しい・・・。
特に何の解説もなく、ごく自然に置いてあるもの。
「にゃらまち」と言われるだけあって、猫が軒先で横になっていたり、行く先々で猫の置物や看板が出迎えてくれています。
そして、自分の心をわしづかみしたのが、笑う鬼瓦ならぬ笑う人瓦!
ならまち凄すぎます!
最後に、道の駅ならぬ「ならまちの駅」に到着。
ここでも猫が出迎えてくれました。
他にも紹介したいけど・・・。
ここから先は、授業でのお楽しみです。
お店に立ち寄り店主さんと談笑し、一つひとつのものを丁寧に解説してくださる野村さんに、ならまちに対する思いと、まちのおもしろさを伝えたいという熱意を感じました。
今あるもののおもしろさと昔からあるもののおもしろさが融合した、ならまちのディープな世界。
きっと感じることができますよ。
みなさんのお申込みをお待ちしています。
申込はこちら→ http://nhmu.jp/class/11524
(かっぱ)