学びの力を深めるために~高知で見たモノ、聞いたモノ~
2017.12.15 | その他 | by Staff
ここは南国、土佐!
初めての高知です。
イメージは坂本龍馬とカツオのたたき!
青い空に土佐を代表する3人の志士の像も映えるではありませんか。
11月11日、全国のコミュニティカレッジ(市民大学)が一堂に会して意見交換を行う「コミュニティカレッジバックステージ in 高知」が行われ、奈良ひとまち大学からは“かっぱ”とわたくし“せとやん”が参加しました。
この広い日本各地で、地域を盛り上げるために何かできないかなと思っている人は本当に多いと思います。
いろんな制度や取り組みがあるなかで、地域のなかでの学び、生涯学習をテーマとした「コミュニティカレッジ」という形で思いを実現している方たちも今、多くなっています。
そんな人たちが1年に1度集まり、意見や情報の交換をし、横のつながりを作って、活動をさらに豊かに、より良いものにしていこうというものが「コミュニティカレッジバックステージ(CCB)」です。
今回で3回目のCCB。
2015年は兵庫県神戸市、2016年は千葉県柏市、そして今年2017年は高知県高知市での開催となりました。
CCBがどんな模様だったのか、簡単ですがレポートさせていただきますね。
さて、会場は高知県立大学。
高知城のほど近くです。
今回のホストは「土佐志民大学」のみなさんです。
まずは「コミュニティカレッジの可能性と未来について」というテーマで、土佐志民大学・神戸モトマチ大学・柏まちなかカレッジ・信州アルプス大学のトークからスタートしました。
*人間は生きる上で何かを学び続けている、その場所を作っていくのがコミュニティカレッジ。
*何かをやりたいのに発揮する場所がないという人のために。
*学びたいことを学びたい人が学ぶ場、教えたい人が教えることができる場である。
・・・という話が繰り広げられました。
普段使わない部分の脳みそがバンバン刺激されまくりです。
もっと、地域に対して自分にできることはないか。
奈良ひとまち大学のスタッフとして私に何ができるんだろうか?と考えさせられました。
その後グループに分かれてのワーク。
先ほどのトークを聞いて何を感じたか?自分の考える「コミュニティカレッジの可能性と未来」とは?をグループで共有します。
コミュニティカレッジのスタッフは、普段は別のお仕事をされている方、学生さんなど、さまざまな立場の方ですが、活動の場は違えど「学び」という志は同じ私たち。
私の入ったグループでは、「続けることの大切さ」が話し合われました。
もちろん続けていくうえで金銭的・場所的なものなどいろいろな困難はありますが、「自分たちが楽しまないと続かない」。
「そうそう!そうですよね~~!」と膝を打ちまくって、午前中は終わりとなりました。
さて、お待ちかねのお昼ごはんです!
用意されたのは高知の特産品がふんだんに使われたお弁当。
そして、ランチタイムを兼ねて「土佐茶ワークショップ」も行われました。
お茶の淹れ方を教えていただき、産地のことを勉強して用意された数種類のお茶を飲み比べ。
各テーブルに置いてある「土佐茶」のミニ旗に、高知の人たちの土佐茶への愛を感じます!
美味しいお弁当とお茶を楽しんだ後、午後の部がスタート。
まずは分科会。
信州アルプス大学と交野おりひめ大学のお話を伺います。
それぞれの立ち上がりの経緯や活動内容、今後の課題などを中心にお話ししていただき、分科会に参加したメンバーとの意見交換が進みます。
広報についての悩みや、集客はどうしているのか、そして何より続けるには楽しいことが大事・・・と、みなさんの意見が飛び交い、あっという間に分科会も終了。
そして、再び全員が集まりグループトーク。
CCB最後のセッションです。
午前・午後のセッションを経て、自分が考えたこと、今後それぞれの活動で活かせそうなことをグループで共有し、発表します。
こういうところに行くと思わずテンションが上がって、まわりのすごい人たちに圧倒されて自分のキャパ以上の「○○やります!」と言ってしまいがちなんですが・・・(はい。経験ありです・・・。そして自らつぶれていく・・・)。
「やれることをやる」
これ以上のものはないんじゃないかなと、強く思いました。
でも、やれないことにまったく手を出さないわけではなく、誰かの力を借りることでできることは増えます。
その「誰か」は、同じスタッフであり、授業を受けてくれる学生のみなさんであり、授業を受け持ってくれる先生、そして今回CCBで同じ時間を過ごすことができた全国の方々なのかもしれません。
背伸びをし続けるとつらいけど、助けを借りた肩車なら見える景色も変わってきます。
1歩は小さくても、歩き続けると景色は変わっていきます。
立ち止まらずに、楽しみながら進むことが今の自分にできることだ、と考えることができました。
今回、素晴らしい時間を過ごせたことに感謝しています。
お世話になった土佐志民大学のみなさん、CCBの参加者のみなさん、そして送り出してくれた奈良ひとまち大学のスタッフ、本当にありがとうございました!
(せとやん)