奈良ひとまち大学

menu

ひとまちブログ

心地よい余韻

2018.03.25 | 授業 | by Staff

3月25日(日)、授業「庭づくりを職業にしたわけ ~庭の仕事と茶の湯の愉しみについて~」にスタッフとして参加しました。
今日は気持ちの良い晴れ模様で、抜群のお出かけ日和でした。

心地よい余韻_1

教室は、貸町家「木屋 KIYA」。
奈良市立飛鳥小学校の西門から西へ徒歩約1分。
細い路地沿いでしたが、曲がり角の建物に「木屋」の案内板が掲げてありましたので、道に迷わず教室に辿り着くことができました。
教室に到着すると、スタッフ“なさ”が一足先に教室で打合せと準備をスタートさせていました。
先生と貸町家「木屋 KIYA」オーナーご夫妻に挨拶を済ませた後、スタッフ“よっしー”と一緒にのぼり旗の準備に取り掛かりました。

心地よい余韻_2

貸町家「木屋 KIYA」の玄関でのぼり旗をセットしていると、細い路地先からチラチラとこちらの様子を伺う女性がいらっしゃったので、思い切って声をかけてみると、少し道に迷われていた本日の学生さんでした。
そこで、他の学生さんが道に迷わないように、目印となるのぼり旗を持って、国道169号線に向かって移動しました。
そして、スタッフ“よっしー”がTwitterでのぼり旗を持つ私の後姿の写真をUPすると、早速その効果があったのか、「こんにちは」と学生さんから声をかけていただくようになりました。

心地よい余韻_3

暫くすると今度は、「あっ!ひとまち大学や」と少し離れた場所から声をかけてくださる爽やかな男性に出会いました。
その男性は、「今日は何の授業ですか」と質問。
「すぐそこで『庭づくりを職業にしたわけ』をテーマに授業を行います」とお答えすると、一呼吸置いて「私、奈良ひとまち大学の会員№2です」と誇らしげに語ってくださりました。
そして最後にニコッと笑顔を見せて「がんばってください」と言って、ご家族と一緒に立ち去っていかれました。
その男性とは初対面でしたが、授業の話をしていくなかで、ほんのちょっとハートが触れ合えたような気がして嬉しく感じました。

心地よい余韻_4

準備が整い、授業開始!
先生は、土屋作庭所の土屋裕さんです。

授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください。
「〝茶の湯〟と〝庭づくり〟を「愉しむ」という世界観に触れて。」
http://nhmu.jp/report/30102
「縁があって」
http://nhmu.jp/report/30132

本日の教室・貸町家「木屋 KIYA」のお庭も土屋先生が手掛けられました。
施主の希望通りに仕上がって、落ち着きのある素敵なお庭に生まれ変わったそうです。
こちらの写真は、お庭づくりのビフォー・アフターです。

◆お庭づくり施工前
心地よい余韻_5

◆お庭づくり施行後
心地よい余韻_6

土屋先生のお話が一段落着いたところで、休憩。
学生のみなさんの前に桃色の美しいお菓子が出されました。
桜咲くこの季節にピッタリでとても美味しそう。
お菓子を食べ終えた頃に、薄茶が運ばれてきました。
「頂戴いたします」と頭をさげてからお薄をいただく方もいらっしゃいました。

心地よい余韻_7

縁側へ移動。
土屋先生が手掛けたお庭づくりの説明を受けながら、お庭を拝見しました。
わかりやすい説明にうなずく学生のみなさん。
集中してお話を聞いておられました。

心地よい余韻_8

授業も終盤を迎え、施主の貸町家「木屋 KIYA」オーナーが登場。
貸町家「木屋 KIYA」の庭づくりを手掛けたご本人の前で、「希望通りに作っていただきました」とのお話。
すると土屋先生は「何だか無理に言わせてしまった感じですね」と言いながらも嬉しそうな表情でした。

心地よい余韻_9

授業が終わって片付けをしていると、床の間に珍しいお花を発見。
「貝海(バイモ)」という名前で、ユリ科に属するそうです。
つり鐘状のお花が可愛らしいですね。

心地よい余韻_10

片付けを済ませたら、最後に、お世話になった土屋先生と、貸町家「木屋 KIYA」オーナーにご挨拶。
今日は学生さんから声を掛けて貰えて嬉しかったなぁ、お庭のある落ち着いた雰囲気のなかで授業ができて良かったなぁと、心地よい余韻に浸りながら教室を後にしました。
ありがとうございました。

(おかちゃん)

« | »