奈良ひとまち大学開校10周年企画「縁の下の力持ちインタビュー」(1) 小我野明子さん
2020.09.20 | 広報課 | by Staff
奈良ひとまち大学は、授業をしてくださる先生、そして参加してくださる学生のみなさんはもちろん、他にも多くの方のご協力のもと運営しています。
なかなか紹介する機会がないもので歯がゆかったのですが、今回、奈良ひとまち大学広報課スタッフが、開校10周年企画のひとつとして、そんな「ひとまち縁の下の力持ち」のみなさんにインタビューをすることに!
今回は、9月13日のブログ「奈良ひとまち大学開校10周年企画『縁の下の力持ちに話を聞こう!インタビュー』始まります」で予告していたとおり、近鉄奈良駅の北側「きたまち」エリアでロシア雑貨店「マールイ・ミール」を営み、フリーライターとしても活躍されている小我野明子さんにご登場いただきます。
小我野さんには、奈良ひとまち大学の開校以来10年間、380を超える授業タイトルと内容紹介文を書いていただいています。
奈良ひとまち大学の授業情報をスタッフ以外で最も早く知る人のひとりです。
奈良やロシアに関する本も出されていますので、その名前をどこかでご覧になった方も多いのではないでしょうか。
初対面ながらも他人ではなかった小我野さんと広報課スタッフが、ひとまち大学のことや奈良のこと、いろいろ語りました。
どうぞご覧ください。
「えっ!て思ってから、もう10年」
― 今日はよろしくお願いします。
小我野 長い事お世話になってます。
― そうですね。10年です。
小我野 ねえ。びっくりします。
ぼーっとしてたら10年て経つねんなって(笑)。
― (笑) 小我野さんは、もともと奈良ご出身ではないんですよね。
小我野 そうなんです、生まれは兵庫県です。
小学校の頃に引っ越してきてから、奈良にはずっといます。
仕事で大阪に何年か住んでたりもしましたけど。
私もともと、ここの出版社で働いていて。
― あ、これ持ってました!
この時の表紙のみうらじゅんさん・はなさんも、ひとまち大学で先生してもらってますからね。
小我野 そうですよね。
― ひとまち大学の授業タイトルを書き続けていただいて10年ですが、もともとの関わりというのは。
小我野 当時の会社の後輩が、ひとまち大学のHPの仕事をいただいてきたんですよね。
それで、体裁を最初に整えなきゃいけない。
これから毎月、授業の案内を小我野さんやってくださいって言われて、えっ!てなって。
奈良に住んでるから分かるやろって、何の気なしに引き受けたんですけど。
それから10年です。
※スタッフ註 ちなみに2010年9月5日の第1回授業のタイトルは「『開校式』奈良のまちが大学になる。 『奈良ひとまち大学』開校!」でした。
「やっぱり授業に行きたいって思ってもらいたい」
― もう380回以上のタイトルを書いていただいてて、毎月ご負担になってるんじゃないかってちょっと心配していたりもするんですが・・・。
小我野 いえいえ、おもしろくさせてもらってます。
書いているときに、あっ、これすごい行きたいって思いますね。
― ああ、嬉しいです。
小我野 どんな話しはるんやろ、おもしろそうって。
雑誌で取材を続けてきたこともあってすごく好奇心があるので。
でも、そういう取材する人じゃなくても授業に行けば先生のバックグラウンドとかお店のこととか知れるからいいですよね。
― タイトルや内容の紹介文を考えていただくときは、開催要項案(スタッフが作成している書類)をご覧になってらっしゃると思うんですが、それを見てパッと思いつくものですか?
小我野 悩む時と、パッと出てくる時とあります。
一番気をつけているのは、先生の気持ちというか。
これをしゃべりたい、知っていただきたいっていうニュアンスを短い中にも入れたいと思ってます。
やっぱり、授業に行きたい、おもしろそうって思って来てもらいたいですよね。
開催要項案なんかも、スタッフの方がいつもすごく調べて書いてくださってるのにこんな短くしてごめんって思ったりもしてます(笑)。
― できあがったタイトルを見た先生もすごく喜んでくださいますね。
そういう反応は小我野さんにもお届けできればと思っています。
小我野 いつも、これでいいんかなって思いながら書いているので。
ひとまち大学のタイトルもそうですし、お店のブログやインスタもいつもあげているんですが、もっと反応が欲しい?と思いながら毎日やっています(笑)。
「奈良っておもしろい人たくさんいますよ」
― 最後になりますが、開校10周年を迎えた奈良ひとまち大学に何かメッセージをいただけますか。
小我野 奈良っておもしろい人いっぱいいるし、ネタには事欠かないと思います。
ひとまち大学の授業だと普段入れないところも入れたり、わざわざ神社仏閣の方がお話してくださるとか。
そういうのってすごくいい機会やと思います。
こんなおもしろいことしてるっていうのをもっと分かってもらえたらいいなって思いますよね。
私のしていることはそのお手伝いのひとつではあるんですけど、もっともっとおもしろい授業ができると思うので、今後も楽しみです。
― そう言っていただけると、すごくありがたいです。
がんばろうって思います。
今日は、ありがとうございました。
そして今後ともよろしくお願いします。
小我野 ありがとうございました。
小我野明子さんのお店「マールイ・ミール」
〒630-8288 奈良市東笹鉾町34
TEL:0742-87-1514
HP:http://mmnara.web.fc2.com/
Facebook/インスタグラム 「マールイ・ミール」
(せとやん)