「泊まる奈良」をみんなで体験!
2012.07.29 | 授業 | by Staff
奈良ひとまち大学初の、お泊まり授業を行いました。
題して、「ゲストハウスは文化発信基地 ~『泊まる奈良』を体験しよう~」。
教室となった「奈良ウガヤゲストハウス」(以後 ウガヤさんと書きます)オーナーの瀬戸一平さんに、「奈良に泊まる授業をやりませんか?」とお声をかけたのは、4月の頃・・・。
瀬戸さんも「おもしろそうだね」「話だけではわからない奈良の良さやゲストハウスの良さを感じてもらう機会にしたいね」という感じで、おもむろに台帳を見てくださり、「7月の第4週、大丈夫だよ」とのこと。
「じゃ、そこで。方向性や企画考えますわ」と、奈良ひとまち大学初のお泊まり授業が動き出したのでした。
そして、先生方との打合せを何回か行って迎えた当日・・・。
参加された方は、教室から徒歩3分のところに住んでいる人から、少し遠くは神奈川県。もっと遠くは、海を越え韓国からも!
また、このような機会でもなければ奈良には泊まらないからと、奈良市内に住んでいる人も半数を超えました。
どんな授業だったのか、詳しくは授業レポートをご覧ください♪
「ゲストハウスは文化発信基地 ~『泊まる奈良』を体験~」
「泊まりで授業!奈良の夜、奈良の朝」
この授業では、食事等はこちらで用意せずに、ゲストハウスのスタッフにオススメを聞いてもらうなど、いろいろな場面でゲストハウスの良さを感じてもらいながら進めていこうと、打合せの段階から瀬戸さんと話をしていました。
迎えた夕食タイム。
誰からともなく「一緒にご飯食べに行きませんか?」という言葉が自然に聞こえ、みんなで誘い合い、ゲストハウスのスタッフの方にお店を教えてもらうなどして、「いってきま~す」と出かけて行きました。
この時点で、「よし、この授業 大丈夫だ!」と、ほっ。
これで、この後の流れもバッチリうまくいくと思いました。
また、夕食から帰ってきたみんなとのやりとり、
「ただいま~」「お帰り~」
「お風呂いってきま~す」「いってらっしゃ~い」
スタッフとの間の何気ない挨拶なんですが、これにもとても安心感を抱いたのでした。
さらに、次の授業が始まるまでの間、部屋に入って休憩するのではなく、みんなロビーに集まって、
「どこに食べに行ってきましたか?」「アドレスの交換しません?」
などと、積極的な会話が広がっていました。(いい感じになってる~!)
そして、夜の授業「真夏の夜の奈良物語」が終わったのが深夜0時。
その間、教室の前を、
「ん?なんだこんな時間に?」「なにをしているんだ」
と、何人もの人が不思議そうな顔で眺めながら通り過ぎて行きました。
その後、深夜1時過ぎまで先生を囲んで話をしている方や、明日(そう、明朝は6時前に起床なんです)に備えて寝る方・・・。
最終は、瀬戸さんと参加者2人、そこにスタッフ1人が加わり、ゲストハウスの良さとか夢なんぞを話し込み、気がつけば新聞配達のバイクの音がし、空が白んできたのでした(何年ぶりかの完徹体験!)。
5時30分、朝から手伝ってくれるスタッフが教室に到着し、朝のお散歩の準備に取り掛かりました。
6時、みんな集合。
早朝の奈良をお散歩しに出発!!
奈良の清々しい空気を体いっぱい吸いながら、春日大社と東大寺に行きました。
そのころ教室では、朝ごはんを予約された方のために特製の茶がゆの準備が始まっていました。
春日大社・東大寺と、なかなか体験できない朝を体験し、みんな、「ぴん」と気持ちが張った感じで教室に戻りました。
授業も終わりに近づいた10時前、最後にみんなから一言ずつ感想をいただきました。
「1泊じゃ短いじゃん」
「近くに住んでいるから、こんな視点で奈良を感じたことがなかったので良かった」
「スタッフの方ありがとう」
など、嬉しい言葉もいただき、「来年もやりたいな」なんて思っているのでした。
でも、来年は「寝よう」とココロに決めたのでした。
奈良ウガヤゲストハウスのチェックアウトは11時。授業が終わった後も、多くの方が残り、情報交換やこの後どこを一緒に回ろうかなどの計画中。
(最後までとてもいい雰囲気で過ごしてくださり、嬉しい~。)
そして、「いってきま~す」「いってらっしゃ~い」と言葉を交わして、みんな旅立っていったのでした。
参加された20人の方、
夜遅くまで、また朝早くから先生をしてくださった6人の先生方、
そして、奈良ウガヤゲストハウスのスタッフの方、
みなさんのおかげで、とてもいい「泊まる奈良」を全員が体験できました。
ありがとうございました。
(かっぱ)