名勝にて、古民具のロマンにふれる
2015.02.28 | 授業 | by Staff
今回の授業「フランス人、奈良に暮らす ~異国から見た奈良あれこれ~」を行うのは、財団法人日本ナショナルトラストが管理運営している、旧大乗院庭園。
中にある庭園は国の名勝にも指定されており、発掘調査を通して、貴重な中世の遺構が修復・整備されています。
入館料を払うと庭の中にも入ることができます。
また、今回の教室となる2階からも、素晴らしい景色を望むことができます。
先生のピエール・レニエさんと教室のセッティングをし、いよいよ受付開始です。
そして、お待ちかねの授業スタート。
日本の伝統的な文化や古い家などに魅了され、インターネットで古民具を販売しているピエールさん。
お話のなかでは、品物の仕入れから、商品を無事に届けるまでのいろいろな苦労が伺えました。
授業後は、あまり見る機会のない「キセル」などの古民具を、みなさん熱心に手に取って眺めていました。
日本のアニメ文化はフランスでも人気だそうですが、「日本の伝統的な古民具」がピエールさんを通してフランスで広がっていくのを想像するのもおもしろいですね。
個人的には、ピエールさんと同じ柄の日本酒が好きで、勝手に親近感を抱いた“山”でした。
(山)