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ひとまちブログ

Saileさん、仏に出会う

2018.03.06 | 授業info | by Staff

3月24日(土)の授業「仏の道を歩むドイツ人僧侶 ~仏教と私、そして興福寺のこと~」のご案内です。

興福寺の僧侶として活躍中のSaile 暁映さん。
Saileさんの朝は早い。
興福寺に住み込み、毎朝5:30から他の僧侶たちと諸堂を拝巡するところから1日が始まる。
その後、清掃などのお勤めをし、昼間は、寺務とともに拝観者の案内や法相宗の教学を研究する日々を過ごしています。

Saileさん、仏に出会う_4

ところで、なぜドイツ人のSaileさんが、興福寺の僧侶になったのか、気になりませんか?
そこは授業でお話をしていただくとして、入口だけ、ちらりとご紹介。

Saileさんはドイツで生まれ、11歳の時にアメリカに移住。
なんでも、お父さんが日本好きだったこともあって、大学では日本の古典文学を研究したという経歴。
その研究のなかで仏教と出会い、法相教学を研究。
日本とアメリカの大学を行き来しているなか、興福寺でも学び、2011年10月に得度をし、僧侶の仲間入りをしました。
“かっぱ”も、そのころSaileさんに出会いました。

その年、現・興福寺執事の辻明俊さんが竪義加行を行った際に、Saileさんは付き人として21日間生活を共にし、辻さんをサポートしたのでした。
その時のことは、2012年2月25日の授業「千年以上伝わる厳しい試験『竪義』 ~僧侶にも試験があるんです~」で、辻さんとSaileさんから、どんな修行だったのかなど、エピソードを交えてお話を伺いました。

Saileさん、仏に出会う_7

「ひとまちレポート」はコチラ↓
「厳しい修行とプレッシャー!住職への試験『竪義』」
http://nhmu.jp/report/9264

Saileさんはその後、一旦アメリカに戻り、研究職に就いたのですが、「僧侶として生きたい」と決断し、再び興福寺の門をくぐりました。
そこで“かっぱ”は、この機会にSaileさんにお話を伺いたいと思ったのでした。
今回の授業では、「なぜ僧侶として生きたいと思ったのか」「仏教のどこに惹かれたのか」「興福寺が創建以来大切にしてきたこと」など、Saileさんのこと、仏教のこと、興福寺のことについて、伺います。

Saileさん、仏に出会う_5

なお、今年10月、興福寺では中金堂が落慶法要を迎えます。
また今年は、「古都奈良の文化財」が世界遺産に登録されて20年になります。
ぜひこの機会に興福寺で学んでみませんか。
お申込お待ちしています。
申込はコチラ↓
http://nhmu.jp/class/29714

Saileさん、仏に出会う_1

(かっぱ)

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