南都随一の庭園
2025.02.22 | 授業info | by Staff
奈良ホテルの南側に旧大乗院庭園という美しいお庭があるのをご存じですか?
3月22日(土)の授業「大乗院庭園って、どんな庭園? ~日本庭園の見どころを庭師がご案内~」は、この庭園の魅力に迫る授業です。
大乗院とは、かつて興福寺の門跡寺院として建てられたお寺のことです。
門跡寺院って何??
調べてみたところ、門跡寺院とは、皇族・公家が住職を務める特定の寺院のことだそうです。
大乗院には美しい庭があったそうです。
一揆などで一度は荒廃しましたが、善阿弥という庭師によって改造され、その美しさは南都随一の名園と謳われて、公家たちが集う場所となっていたそう。
ところが明治時代以降、埋め立てられてテニスコートやパターゴルフ場になっていた時期もあるとか・・・。
現在は、平城遷都1300年記念事業に合わせて発掘調査と庭園の修復がなされ、かつての美しい庭が蘇(よみがえ)っていて、名勝として国指定の文化財に指定されています。
今回の授業には、旧大乗院庭園の修復を手掛けた庭師・森蘊(おさむ)さんに師事して当時の様子もよくご存じの牧岡一生さんをお迎えし、修復の様子や大乗院庭園の見どころをお聞きします。
調査や江戸時代の絵図『大乗院四季真景図』をもとに再現された池や橋、植栽にも注目です。
授業の打合せを始めた夏には、大きな百日紅(サルスベリ)があふれんばかりの花を咲かせていました。
牧岡さんは海外でも日本庭園の造園を手掛けている庭師の第一人者で、奈良では依水園や法華寺の維持管理をされています。
他の庭園と比べた魅力や、海外のお話も聞けるといいですね。
もちろん授業では、大乗院や旧大乗院庭園についても詳しくお聞きします。
それらをお話しいただくのは、名勝大乗院庭園文化館館長の辻利幸さんです。
辻さんは奈良ホテルの元副総支配人。
奈良ホテルの裏話も聞けちゃったりするかも?!
名勝大乗院庭園文化館の中には、かつての庭園の模型や、大乗院の資料も展示してあります。
授業に参加して、いにしえの奈良に思いを馳せてみませんか。
ぜひお申込ください!
お申込はコチラ↓
https://nhmu.jp/class/42283
(たかねぇ)