苦手を克服?
2017.07.29 | 授業 | by Staff
7月29日(土)、「純正」の奈良漬に興味のある方29人が集まり、元祖純正奈良漬製造元・株式会社今西本店を訪れ、工場や店舗を見学し、美味しさの秘密を探ってきました。
そして、この私。
奈良ひとまち大学スタッフとして初参加しました!
ブログも初体験!!
そんな私のいきなりの告白ですが・・・。
ワタシ、奈良漬苦手です。
今回私が奈良ひとまち大学のスタッフとして選ばれたのは何かのご縁?
そう思うものの、少し構えながら現地に向かいました。
まずは店内へ学生のみなさんと入店。
匂います!すごく匂います!!
でもでも、何か違う・・・?
奈良漬が苦手だという方の多くは、匂いが苦手で口に入れるところまでたどり着かない。
私も、もれなくそのひとり。
高校時代を奈良駅周辺で過ごした私は、商店街を歩くたびに、奈良漬店の前を通るときは、鼻をつまんで、息を止めながら、さらに小走りもしくはダッシュ(汗)。
(奈良漬店さん、ごめんなさい。)
ところが今回、息ができたんです。
と言うと大げさなようですが、それほど匂いが苦手で耐えられなったはずの私が、なぜか「あんがい大丈夫やん」と思ったのです。
そして工場を見学させていただく際、扉を閉めた空間で耐えられるのか心配でしたが、みなさんの想像する奈良漬の酔いそうな匂いとは違い、どちらかといえば、鼻を突くような酸味と塩分の匂いとでもいいましょうか、ご飯がほしくなる匂いとでもいいましょうか。
奈良漬ファンの方にはきっとたまらない匂いなんだと思います。
日本で唯一の「純正」今西本店の奈良漬だからこそ、これが本物の匂いなのでしょうね。
そして、苦手目線の私から見た参加者の様子は・・・。
みなさんホントお好きな方が集まったのでしょうね。
本日の先生、代表取締役の今西さんのお話と動きに合わせて、写真・写真・写真・・・写真撮影の嵐!!
芸能人か有名人?とでも言いましょうか、店主の魅力的な話術と奈良漬に対する熱い思いがみなさんを引き込んでいったのでしょう。
斯(か)く言う私も、そのひとり。
いつの間にか苦手だったことを忘れ、奈良漬の中に漬かりそうな勢いで樽をのぞき込んでいました。
授業の様子は、「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「これぞ本物!『純正』奈良漬の秘密」
http://nhmu.jp/report/28666
工場見学の後は店内に戻り、さらに店主の奈良漬に対しての思いが語られます。
実際に店舗で販売されている奈良漬について種類ごとに説明があり、今西本店の歴史、奈良漬の種類、漬け込む年数、産地、失敗例など、包み隠さずお話しいただきました。
店内でお話を聞いている間も、来店客の足は途絶えません。
代表取締役のお話を一緒になって聞いていかれ、「ラッキーだったわ!」と仰る方もいました。
しかし、なかには授業終了までお待ちいただいたお客さまもおられ、大勢で店内を独占してしまい大変ご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした。
こうして今回の授業「日本で唯一の『純正』奈良漬って? ~昔ながらの製法を大切にした奈良漬~」が、無事終了しました。
冒頭から、奈良漬苦手なんです発言をしてしまった私ですが、奈良漬の魅力と守り続けておられる「本物」を知ることができ、これからは奈良人として、少しは奈良の美味しいもん「奈良漬」を語ることができそうです。
(rain-d)