春日山巡拝、大社の聖域へ!
2012.04.28 | 授業 | by Staff
4月28日、授業「どきどき春日原始林さんぽ ~パワースポット、春日山を歩く~」を行いました。
ここしばらく天候に恵まれなかったひとまち大学ですが、この日は絶好の行楽日和でした!
ころころ変わる週間天気予報にずっと気を揉んでいたスタッフは、思わずガッツポーズ☆
早くも、今回の授業の最大の難関をクリアしたと言っても過言ではありません。
いやいや、晴れたからといって油断してはいけませんね。
なんといっても今回の教室は「山」です。
ひとまち大学史上、最もワイルドな教室です。
何かがあっては困りますが、事務局では万一に備えてちゃんと救急セットを用意しました(幸いにも出番はありませんでしたが)。
出発に向けて、スタッフはナイロン製「ひとまち大学ベスト」を装備し、救急セットを無理矢理ねじ込んでパンパンになったリュックを背負います。
まだ一歩も歩いてないのに、暑いです。
春日大社に到着し、まずは本日の先生を務めてくださる中野和正権禰宜にご挨拶します。
流石、神に仕える者としての厳しさがにじみ出ておられますね。
何しろ今日は俗人である私たち大勢を連れて神聖な山に入るわけですから、神様に失礼があってはいけないと、権禰宜は強い責任を感じていらっしゃったのかも知れません。
そう考えると、スタッフも責任重大。
どうか無事に授業を終えられますように・・・と、心の中で手を合わせます。
受付の準備を済ませて間もなく、続々と学生のみなさんがお見えに。
みなさんの笑顔を見れば、この授業をどれだけ楽しみにしてくださっていたのかが一目瞭然です。
さて、権禰宜から諸処の説明を受けた後、お祓いを受けて、作務衣を着て、杖を持って・・・。徐々にテンションが上がってきました↑↑↑
ガラス製のお洒落な手水鉢で手と口をすすいで・・・さぁ出発です!
権禰宜の説明を受けながら、次々と神社を巡ります。
最初はぎこちなかった二礼二拍手一礼にも、みなさんはすぐに慣れたご様子。
境内から出ると、スタッフは最後尾にて自動車接近を告げるアラームに変身します。
そしていよいよ柳生街道に・・・と思った矢先、早くも息が上がってしんどそうにしている方を発見しました。
うーむ、山歩きはこれからが本番なのに大丈夫なのでしょうか?
これは本人のためにも早めにリタイヤを促すべきかも知れません。
でも、きっと今日の授業を楽しみにして来られただろうに・・・。
これはスタッフが可能な限りサポートして、行けるところまで行っていただくしかないのでしょうか。
「お気持ちと体調を常に窺いながら、本当に無理そうな時にはタオルを投げ入れる覚悟を決めよう。」
そう考え、改めてお顔をうかがうと・・・学生さんではなくスタッフでした。
よーし、万事異常なし!
柳生街道に入ると、少し道が険しくなります。
みなさん黙々と歩き、各要所で権禰宜の説明を受けて、また歩きます。
途中、「上に作務衣着てるんだから、ひとまち大学ベスト着てる意味ないよね。」という衝撃の事実に気付いたスタッフは、超高速でベストを脱ぎました。
少し歩くペースが速かったのか、昼食予定場所の首切り地蔵前に到着した時にはほとんどの方がヘトヘトに。
本当にお腹が空いている時、人は無言になるそうですが、本当に静かなランチタイムです。
お腹を満たして少し元気が出ると、道なき道を進み、いよいよ本日のメインイベント(?)鳴雷神社へ。
権禰宜の声に合わせて祝詞を読み上げ参拝すると、ちょっとした非日常体験に気持ちが高ぶります。
その後はみなさんすっかりリラックスされたのか、仲良くなった学生さん同士でおしゃべりしながら・・・という光景もちらほら。
春日山遊歩道を抜けて若草山山頂に出れば、素晴らし眺望と心地よい風に思わず「おぉー」と歓声が。
奈良盆地を一望し、集合写真をパチリ☆
さぁ下山です。
体力に自信のあるスタッフでも、ここまで歩いて少し疲れが出てきました。
しかし、山は登りよりも下りの時の方が怪我の危険が高いんです!
特に疲れていると注意力が低下するので、足取りが危うい学生さんがいないかチェック&見守りつつ、最後尾を歩きます。
無事に下山し、出発点でもあった春日大社 感謝共生の館に戻ってくると、流石にもうみなさんぐったり。
それでも、お帰りになる時には多くの方が笑顔で「今日はありがとうございました」と言ってくださり、とても清々しい気持ちになれました。
こちらこそありがとうございました!
(らすかる)