奈良、といえば鹿!
2019.06.20 | 授業info | by Staff
「奈良」と言えば「鹿!」と言うくらい、みんなに愛されている「奈良のシカ」。
鹿のことをもっと知りたいみなさんに向けて、7月27日(土)の授業「奈良公園の人気者、といえば? ~『奈良のシカ』のその素顔~」をご案内します。
奈良公園の鹿は、約1300年前に、春日大社の祭神・武甕槌命(タケミカヅチノミコト)が鹿島神社から鹿に乗ってやって来たという伝説から、神鹿(しんろく)として、古くから手厚く保護されてきました。
現在では天然記念物として大切されています。
昨年、奈良の鹿愛護会が調べたところ、奈良公園内で1,360頭の鹿が確認されました。
今日も鹿に鹿せんべいをあげている姿を眼にします。
まさに奈良ならではのこと。
鹿もせんべいを持っている人に頭を下げてお願いしているし、インスタ映え間違いなし!
鹿に手からせんべいをあげることができるなんて、他では経験できないし、楽しいですよね。
でも、おもしろがってせんべいをあげるのを焦らしてしまったりすると、人間も同じですが、鹿が怒ることがあります。
また、せんべいを食べたい鹿が集まって来て、気がつくと逃げ場がないくらい鹿に囲まれてしまうことがあります。
次から次にせんべいをねだりに来るから、怖く感じてしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。
とある境内では、突然、雄鹿同士が角を交えてけんかを始めたところに遭遇したことがあります。
多くの人が釘づけになり、写真や動画の撮影に夢中!
現場に居合わせた“かっぱ”は、身の危険を感じて気になりながらも現場から離れましたが、本気で喧嘩をしている鹿はとても危険です。
くれぐれも野生の鹿だってことを忘れないでくださいね。
怖いことを並べてしまいましたが、鹿のことをちゃんと理解して接したら、こんなことは、そうは起こらないんですよ。
この機会に、「奈良のシカ」の基礎知識や正しい接し方を学んでみませんか。
先生はもちろん、鹿の保護活動に取り組み、日夜奮闘している、奈良の鹿愛護会のみなさんです。
授業では、鹿との共生、愛護会の活動などを楽しく学びます。
例えば、鹿せんべいがなくなれば、「ないよ」と手のひらを見せて「ないない」と言う。
せんべいもあげるのを、焦らさない。
やばそうだなと感じたら鹿に近づかない。
鹿が嫌なことをしない・・・当たり前のことですよね。
そうそう、今、奈良の鹿愛護会の鹿苑(ろくえん)では、特別公開 「子鹿公開 ~赤ちゃん鹿 大集合!~」が行われています(6月30日まで)。
今年生まれた可愛い子鹿たちを見ることができますよ!
詳しくは、こちら↓
https://naradeer.com/event/kojika.html
みなさんのお申込をお待ちしています。
お申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/32374
(かっぱ)