奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

貴重な機会

2023.12.23 | 授業 | by Staff

12月23日(土)に、「薬師寺の東塔落慶をことほぐ ~東塔・西塔を僧侶がご案内~」を開催しました。
薬師寺にはここ数年なにかとご縁があり、毎年1~2回は拝観をしているのですが、西塔の中は特別公開時に見ることができたものの、東塔は2009年7月からの約12年にわたる全面解体修理で、中を見たことはありませんでした。
無事に修理が終わり、東塔と西塔の中を同時に見られる!というまたとないタイミングでスタッフとして参加ができて、とても嬉しい限りの授業でした。

貴重な機会

授業の様子は「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「新しい時代の世界遺産を訪ねて」
https://nhmu.jp/report/40506

前半は、今回の先生、僧侶の根来穆道(ねごろぼくどう)さんのお話を写経道場でお聞きしたのですが、私は先に少し離れた拝観受付で手続きをするために退室。

貴重な機会

戻って来るとお話はほぼ終盤で、ほとんど聞けず残念でしたが、スムーズな授業の進行には裏方で動くことが欠かせません。
移動する際に学生のみなさんに拝観券をお渡しできて、拝観入口で待つことなく進められたので何よりでした。

貴重な機会

後半は、東塔と西塔の特別拝観。
塔の中には、お釈迦さまの生涯をあらわした「釈迦八相像」が、それぞれ四相ずつ安置されています。
浅学なもので、仏教のことはよくわからず「へ~そうなんだ」くらいの感想しか持てませんが、「何事も経験、この機会は貴重だ」と思って、中を見せていただきました。
これまでは西塔の後半部分しか見たことがなく、今回、東塔の中を初めて見ることができ、「お釈迦さまの生涯が、やっと繋がった」という不思議な達成感がありました。

貴重な機会

先生からお伺いした東塔のお話で印象に残ったのは、「以前は三重になっている屋根の先端に少しずれがあったのが、今回きれいに揃ってしまった」ということ。
昔は機械もなく、すべて手作業で造られたものが、今はビシッと寸法が同じで計算されたものになったそうです。
揃っているほうが綺麗というのもありますが、不揃いなのも味があって良かったというのは、わかる気がしました。
よく見ないと気づかないところなので、さすがだなという感心と、そういったところにも視点を置くことで違った楽しみ方や鑑賞ができるのだなと学びました。
これから拝観する際には、建物にも注目してみたいと思います。

古都奈良にはたくさんの寺社仏閣がありますので、みなさんも色々な楽しみ方を見つけてくださいね。

(2SIM)

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