奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

鳥たちのさえずりに耳を傾けてみませんか?

2023.05.06 | 授業info | by Staff

みなさんは春日山原始林に行ったことはありますか?
奈良市にお住まいの方であれば、一度は足を運んだことがあるのではないでしょうか。

春日山原始林のスケールの大きさに目を奪われてしまいがちですが、耳を澄ますと、いろいろな鳥の声が聞こえてきます。

先日、5月28日(日)の授業「春日山原始林で野鳥ウォッチ ~森林浴とさえずりを楽しもう~」の先生である「なら・ツバメらぼ」のみなさんと、春日山原始林を下見で歩いてきました。

春日山原始林には多くの野鳥が生息していて、5~6月は繁殖期を迎える鳥も多く、いろいろな鳴き声を聞くチャンスがあるとのことです。
歩き始めると、すぐに鳥のさえずりが聞こえてきました。

「あれはオオルリです」と教えていただきました。
図鑑でイラストや写真を見せてもらいましたので、素人の私でもすごくわかりやすかったです。
本来、オオルリの鳴き声はもう少し上の方で聞こえるみたいですが、その日は出発してすぐに、よく聞こえました。

そして、なんと!2羽のオオルリが縄張り争いをしている場面に遭遇しました!
素早い動きだったので姿をはっきり見ることはできませんでしたが、一瞬鮮やかな青色を確認できました。
「授業の頃には、どちらかの縄張りになっているでしょう」とのことでした。

この日は、他にも多くの鳥の声を聞くことができました。
どんな鳥の鳴き声が聞こえるのかは、授業に参加してのお楽しみですよ!

今回の授業の内容は、バードリスニングと森林浴になります。
鳥の鳴き声を聞くことがメインになりますので、鳥の姿を確認することはできないかもしれません。
見られるかどうかは運次第ですが、声を聞くだけでも充分に楽しめる授業内容になっていると思います。

また、観察時のマナーなどについても教えていただきますので、興味のある方はぜひお申込ください!
みなさんのお申込みをお待ちしております!

申込はこちら→ http://nhmu.jp/class/39248

(じーあん)

「アカダマの大槻さん」はひとつの顔に過ぎません

2023.04.20 | 授業info | by Staff

小西町にあった喫茶店「可否茶座アカダマ」をご存じですか?
若い世代の方はご存じないかもしれませんが、レジェンド的存在だったんですよ。
文化人や奈良好きの人に愛された可否茶座アカダマは、惜しまれつつ2011年に閉店しました。

「アカダマの大槻さん」はひとつの顔に過ぎません

6月4日(日)の授業「生まれ育った奈良について ~喫茶と文化人と高畑町と~」の先生は、そのアカダマの元マスターである大槻旭彦(てるひこ)さんです。

「アカダマの大槻さん」はひとつの顔に過ぎません

奈良ひとまち大学の授業企画スタッフとして、少々歳は食っておりますが新米のわたくし。
「授業を企画するとしたら?」と考えたとき、最初に思い浮かんだのが大槻さんでした。

大槻さんとの出会いは前任の公民館。
ある講座の受講者として来てくださったのですが、講座の企画に関してもアドバイスや意見をいただいたりして、博学でいろいろな引き出しをお持ちのすごい人だなぁと思っていました。

最初は経歴を全く知らなかったのですが、その後いろいろお話をするなかで、あの有名なアカダマの元マスターということを知りました。

大槻さんはアカダマのマスターをしているときに、お客さまとお話をするなかで奈良の歴史についてもっと学びたいという思いを強く持ちます。
そして、アカダマ閉店後、奈良大学文学部に入学。
大学卒業後も奈良まほろばソムリエの会などで活躍され、奈良の歴史を探求し続けています。
そして2021年にその歴史研究の集大成として『奈良高畑界隈 ―その歴史と伝承―」を上梓され、奈良新聞文化賞を受賞。
大槻さんの飽くなき向上心と好奇心には目を見張るばかりです。

「アカダマの大槻さん」はひとつの顔に過ぎません

そして、大槻さんは実に様々な顔をお持ちなんです。
このあたりのお話は、授業でたっぷりお伺いすることにしましょう。

今回の授業は大槻さんのお話を聞くだけではありません。
特別にアカダマ時代のコーヒーを再現してくださいます!

授業の教室は、もともとアカダマであり、当時の雰囲気がそのまま残っている「奈良の雑貨とカフェBAR ことのまあかり」。

「アカダマの大槻さん」はひとつの顔に過ぎません

当時から飾られていた写真や版画なども、そのまま使われているそうです。

「アカダマの大槻さん」はひとつの顔に過ぎません

授業では、大槻さんが焙煎したコーヒー豆をサイフォン式で淹れてくださいます。
ことのまあかりの定番、古代スイーツと一緒にどうぞ♪

「アカダマの大槻さん」はひとつの顔に過ぎません

あのアカダマのコーヒーをいただけるなんて、なかなかレアな企画だと思うんですが、いかがでしょうか。
おいしいコーヒーとお菓子をいただきながら、大槻さんの奈良への愛がぎっしりつまったお話を聞いてみませんか?

みなさまのお申込みをお待ちしております♪
申込はコチラ↓
http://nhmu.jp/class/39251

(ラブ)

藍を育て、藍で染める

2023.04.06 | 授業info | by Staff

4月30日(日)の授業「わたしが藍の色にこめる思い ~藍師、染師という仕事~」の魅力を紹介します!
第1弾のブログ「最古の染料『藍』を体感せよ!」も、ぜひご覧ください♪
https://nhmu.jp/blog/info/17186

先生は藍師・染師の小田大空さんです。
https://instabio.cc/indigoclassic
先日、JR奈良駅前広場で開催された「奈良フードシェット」に出店中の小田さんに会いに行きました。

藍を育て、藍で染める

肩書を拝見して熟練した職人さんかと勝手に思い込んでいましたが、20代の爽やかな青年です。
毎日藍に向き合っているため、手や爪は藍色に染まっています。

藍を育て、藍で染める

ブースでは、小田さんのブランド「indigo classic」のTシャツやトートバッグなどが販売されていました。

藍を育て、藍で染める

手に入れた大判のハンカチーフがこちら。
使い続けるといい具合に色あせていきそうで、今から楽しみです。

藍を育て、藍で染める

ブースにて見せてもらった藍の葉と「すくも」。
藍染の原料です。
染色液の鮮度が異なる槽がいくつもあり、どの槽で何度染めるかによって、色合いが変わるそうです。

藍を育て、藍で染める

藍を乾燥・発酵させてすくもに加工し、染料を作る「藍師」であり、その藍で染める「染師」でもある小田さん。
藍染作家の方は他にもいると思いますが、藍を育てるところからしている方は珍しいのではないかと思います。

小田さんの工房が奈良市内にあると伺い、奈良ひとまち大学で授業をしていただけないかお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。
授業では、小田さんの工房にて、藍師・染師としての思いや藍染の工程などをお聞きします。
また、藍を発酵させる様子や藍畑の見学もありますよ。

藍を育て、藍で染める

個人的に一番興味津々なのが、藍染体験!
授業では手ぬぐいを染めていただきます。
私も学生になりたい・・・。

藍の魅力を見て聞いて触って嗅いで十二分に体感できる機会なんて、なかなかありませんよ。
みなさんぜひ、お申込ください。

お申込みはこちら↓↓
http://nhmu.jp/class/39041

(なさ)