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お腹いっぱい!優しさ溢れるカレー

2023.07.07 | 授業info | by Staff

子どもの頃、夕方遅くまで遊んだ後の家までの帰り道。
どこからともなくい~ぃ匂い。
これは・・・カレー!
嗅いだ瞬間から強烈にお腹が減って、「今日の晩御飯はなんだろな?」と足取りが早くなったことを今も忘れません。

さて、みなさんはカレーをどのくらい食べていますか?
月イチ?週イチ?それとも毎日!?
今や国民食の代表とも言えるカレーは、カレー屋さんでなくとも、食事を提供するお店には高い確率でメニューに並んでいます。
ルーやレトルトなどの商品もたくさんの数があり、購入するときは大いに悩んでしまいますね。
みなさんはどんなカレーが好きですか?(^^)

7月29日(土)の授業「爆盛り激安なカレーのおはなし ~喫茶田川のこれまでとこれから~」は、そんなカレーが登場する授業です。

お腹いっぱい

先生は、喫茶田川2代目店主の岡部綾子さん。
岡部さんは、お店を創業された初代店主のお父さまから、味もさることながら量や値段といった経営方針も着実に引き継ぎ、日々お店を切り盛りしています。
実は福祉関係の仕事もされていて大変お忙しいので、息子さんと長年のスタッフ2人の計4人で営業しています。

こちらが喫茶田川の店構え。

お腹いっぱい

店内には、カウンター席と・・・

お腹いっぱい

テーブル席があり、限られたスペースのなかで工夫されています。

お腹いっぱい

今回の授業にできるだけ多くの方にご参加いただくため、少し狭くなりますが定員をほんのわずかですが増やしました。

と、カウンター奥に懐かしいものが!
みなさんは気づいていましたか?
そう!黒電話です!!
私も久しぶりに拝見し、実際に電話がかかってきた時の呼び出し音に思わず笑みがこぼれました(^^)

お腹いっぱい

閑話休題。
みなさん、お店に入るとまずはメニューを見ますよね。
ところが喫茶田川にはメニューがありません。
なぜなら・・・はいこれ!

お腹いっぱい

シンプル イズ ベスト!
迷わずに済みます(^^)
特に、喫茶田川に来られる方は、これが目的ですのでね(笑)。

ただ~し!ここからが悩みどころ。
はいこれ!

お腹いっぱい

どれくらい食べますか?
ここでみなさん、安易に「そりゃあ、大盛でしょ」と考えないでくださいよ。
なぜ、これほど細分化されているかを考えてみましょう。
ここで問題、これは何盛でしょうか?

お腹いっぱい

正解は・・・極少でしたぁ!
これで極少ですよ、極少・・・。
次は・・・小盛!

お腹いっぱい

次に・・・中盛!

お腹いっぱい

並べると・・・
手前から、極少・小盛・中盛となります。

お腹いっぱい

別角度で右から、極少・小盛・中盛。

お腹いっぱい

授業で食べていただくカレーは、時間や値段のこともあり、この3サイズからお選びいただきます。
さぁ、みなさんはどれにします?
ちなみに私は、いつも中盛です。
苦しくなるのに頼んじゃいます^_^;

あ!忘れるところだった。
喫茶田川では、カレーを注文すると「あるもの」が出されます。
それがこれ。

お腹いっぱい

これが何かは授業でのお楽しみ!

それでは、詳しいお話は授業で。
カレーやお店のことなどを伺いますよ!
みなさん、ぜひお申し込みくださいね♪
申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/39622

(つて)

生け花との出会い

2023.07.05 | 授業info | by Staff

それは、ある秋の日でした。
6月24日の授業「アーティスト・イン・レジデンスってなに?」の教室「スペースデパートメント」で行われたイベントに参加した時のことです。
さまざまなアーティストの作品が飾られているなかに、この作品がありました。

生け花との出会い

「畳の部屋に木がある!」と驚きました。
これは生け花だったのです。
すると、今から華道家による生け花のライブパフォーマンスがあるとのこと。
「プロが花を生けるところが見れる!?ラッキー!」と思い待機していると、背丈ほどの枝を持った華道家の生駒敦さんが登場。
早速、生け花が作られていきました。

生け花との出会い

ジャズが静かに流れるなか、生駒さんが枝や花をひとつひとつ丁寧に選んで生けて、できあがった作品がこちら!

生け花との出会い

思わず息をのみました。
生け花についての心得は全くありませんが、そんな私が見ても分かりました。
「めっちゃ良い!!!」
上手く表現できませんが心が動きましたので、気が付いた時には生駒さんに、「奈良ひとまち大学で授業してください!!」とお願いしていました。
そんな突然のお願いにも関わらず、「僕でできることがあればよろしくお願いします!」と爽やかにお返事をいただき、7月30日(日)の授業「花と枝で空間を作る、ということ ~華道家/Ikebana artistの仕事~」が誕生したのです。
良い人すぎません?(涙)

生け花との出会い

生駒さんは華道家でありながら、「Ikebana artist」として、出身地である奈良をはじめ、各地でご活躍中。
大学時代に学んだ建築と生け花の親和性を感じ、仕事にしたとのこと。

「生け花」って敷居が高いと思っていませんか?
奥は深いが、構えることもない。
生駒さんの柔らかなお人柄から、そんなことを感じる授業になるのではないかと思います。

それは、ある春の日でした。
私は生駒さんが定期的に開催している枝物販売会「名のない枝屋」に足を運びました。

生け花との出会い

一面、枝、枝、枝!
五月梅、木香バラ、アップルユーカリ、夏ハゼ、アリウム・・・たくさんの種類の植物が置いてありました。

生け花との出会い

ツツジだけでも、紅霧島ツツジ、稲荷ツツジ、ヨウラクツツジと、何種類もありました。
年間100種類近くの花や枝物を扱っているとのこと。
見ているだけでワクワクします。

生け花との出会い

授業では生駒さんに、
*建築と生け花から考える空間作り
*「枝物」の魅力
*奈良の素敵な空間を枝花でより上質にしたい
・・・などなどのテーマでお話しいただいた後、生け花のライブパフォーマンスをしていただきます。
生け花ができあがっていく様子を見るのは楽しいですよ!
しかも授業後すぐ、同じ会場で「名のない枝屋」が開催されますので、その時期にしか出会えない枝物や花を見ることができます。

それは、ある夏の日でした。
・・・と、次はあなたが言う番ですよ!

生け花との出会い

ちなみに、花に囲まれながら生駒さんと授業の打合せをしているうちに、「何かほしいなぁ・・・」という気持ちになりました。
そして、「キミに決めた!」と思って、万作の枝を買って帰りました。

生け花との出会い

家の洗面台の横に置いて毎日眺めていたのですが、だんだんと花が咲いていく様子が本当にかわいくて、とても癒されました。
あなたにも、こんな出会いがあるかもしれませんよ!
ぜひ授業にお申込みください!!
申込はコチラ↓
http://nhmu.jp/class/39629

(もりぞー)

音楽の種をまく人

2023.06.23 | 授業info | by Staff

今年2月の授業「歌声を奈良の風にのせて ~氷置晋のミュージックライフ~」を覚えています??
その授業の先生・氷置さんから「おもしろい同級生がいるから!」と紹介していただいた方が、7月23日(日)の授業「世界の子どもに届ける音楽 ~僕とワールドシップオーケストラのこと~」の先生、農澤明大(のざわあきお)さんです。

音楽の種をまく人

農澤さんは、氷置さんと同じ奈良女子大学附属中等教育学校で学生生活を過ごしました。
子どものころからピアノやヴァイオリンに親しんできたそうですが、音大を卒業された後は、演奏する道ではなくプロデュースやマネージメントを学び、その道に進んだそうです。
農澤さんと氷置さんは東日本大震災の時に奈良駅前でチャリティライブをした仲で、なんと2週間で200万円も集めて話題になりました。

氷置さんの授業では、現在に至るまでの音楽活動のなかであったいろいろなきっかけをお話しいただきましたが、そのひとつに友人に誘われて行った海外での演奏活動がありました。
その友人こそが、農澤さんなんですよ。
それならば是が非でもお会いしたいとご紹介いただき、お会いすることができました。

開口一番、「生のクラシックを聴いたことがありますか」と尋ねられました。
私は幼いころからピアノを習い、部活などを通していろんな楽器を経験してきたことから、意気揚々とそのことをお話ししたのですが、農澤さんはこう続けました。
「日本には、生の音楽を聴いたことがない子はほとんど居ないと言っていい。
『生のクラシックを聴いたことがありますか?』という問いは、一度でも聴いたことがあったら『はい』と答えられる問いです。
『はい』と答えない子は、たった一度もその経験がない子です。
途上国には、楽器を見たこともない音楽を聴いたこともないという子が、まだまだたくさん居るのです。」

考えてもみないことでした。
氷置さんの授業で、海外での演奏活動の話を聞いていたにもかかわらず、です。
農澤さんは途上国の子どもたちに音楽の楽しさを届ける活動をされています。
初めて聴く音楽が素晴らしいと思ってもらえるように、日本全国からプロの演奏者を集めてフルオーケストラを組んでいくそうです。
ちゃんと、みっちり練習をして。

音楽を耳にしたことのない子どもたちの前での演奏は、拍手や歓声が地鳴りのようなどよめきで、音楽を楽しそうに聞いて心から喜んでくれるそうです。

音楽の種をまく人

演奏者自身もまた感動し、得るものが多い体験だそう。
その感動を多くの人と共有するために、ワールドシップオーケストラを立ち上げられました。

音楽の種をまく人

今回の授業では、ワールドシップオーケストラの活動についてや、海外の子どもたちに音楽を届けた時の経験、国内外で活動し国内外のたくさんのアーティストと関わっている農澤さんだからこそ見える奈良の魅力について、たっぷり語っていただく予定です。

「音楽の種を蒔く人になりたい。」
農澤さんはそう語っていました。
音楽には、プロになる人、趣味で演奏する人、聴く専門の人など、いろいろな関わり方があっていい。
そして、音楽を楽しんでくれる人が増えたらいい・・・ワールドシップオーケストラはそんな活動なのかなぁと思いました。
ワールドシップオーケストラの活動は海外だけではありません。
もちろん日本でも演奏活動をされています。
もっと詳しい話は、ぜひ授業で聞いてくださいね。
お話だけでも感動すること間違いなしです。

音楽の種をまく人

あ、それと農澤さんって、口笛コンテストで2位になったことがあるんだそうですよ。
そっちも少し興味がありますよね。

申込はこちらから↓
http://nhmu.jp/class/39616

この授業の教室・奈良女子大学附属中等教育学校の案内はこちらから↓
ひとまちブログ「授業『歌声を奈良の風にのせて』の教室案内」
https://nhmu.jp/blog/info/17044

(たかねぇ)