奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

路地奥にひっそりと佇む靴工房

2023.11.21 | 授業info | by Staff

私“ラブ”の職場・若草公民館は「きたまち」と呼ばれるところにあり、まわりには素敵なお店がたくさんあります。
この4月に異動してきたのですが、通勤の時に必ず目に入る、以前にはなかった「シロクロ製靴(せいか)」という看板がずっと気になっていました。
「『旅とくらしの玉手箱フルコト』だった場所に新しく入った店かな?」とは思いながら、なかなか行く機会に恵まれず・・・。

路地奥にひっそりと佇む靴工房

しかし7月のとある日、視界に入ってきたのが「レザーサンダルお披露目会」という看板。
これはチャンスとばかり、お昼休みに初めてシロクロ製靴に行ってみました。

シロクロ製靴は、「うつわとざっか器人器人」のちょうど上にあります。
こんな仕事をしているにも関わらず少々人見知りの私。
フルコトには行ったことがあって勝手は知っているのですが、引き戸を開けて声をかけて2階に上がるのは、ちょっと緊張。
それは、「『靴職人』ってなんとなく気難しくて頑固な人ではないの?」と思っていたからかもしれません(固定観念でスミマセンm(__)m)。

とっても気さくな優しいお兄さんが出迎えてくれて、一安心。
靴職人の伊藤孝さんです。

路地奥にひっそりと佇む靴工房

そして、革のいい香りがただよう素敵な空間。

路地奥にひっそりと佇む靴工房

お店の商品や靴作りに関して丁寧に説明をしてくださいました。
お話ししているうちに同年代ということがわかって話がはずみ、けっこう長い時間お邪魔させてもらいました。

シロクロ製靴のことを全く知らなかった私は、伊藤さんが奈良出身ではなく不思議なご縁で奈良に店を構えたことなどを知りました。
伊藤さんが靴職人になるまでの経歴もユニークです。
とてもお話ししやすい雰囲気の伊藤さんですが、靴に対する思い入れやこだわりは、やはり職人気質・頑固親父で、そのギャップもおもしろい。
奈良ひとまち大学でお話ししてもらいたい!と思い、1月14日(日)の授業「僕が奈良で靴をつくる理由 ~シロクロ製靴の普段づかいの靴~」をお願いすることになりました!

路地奥にひっそりと佇む靴工房

今回の授業では、伊藤さんのユニークな経歴や靴にかける思い、奈良で靴作りを行うことなど、いろいろな視点からお話しいただきます。
そして、正しい靴の選び方や履き方などの足の健康に関するお話も。
もちろん工房の見学の時間もありますよ!
さらに、希望者は授業終了後、足裏のフットプリントを取って簡単なアドバイスを受けることができます(500円が必要です)。

路地奥にひっそりと佇む靴工房

最後に、シロクロ製靴のInstagramをご紹介。
写真ももちろん素敵なのですが、小気味良いリズムの言葉のセンスにクスっと笑わせられます。
看板猫ちゃんの写真にもほっこり。
https://www.instagram.com/shirokuro_kutu/

モノづくりの現場を見るのが大好きな方、靴が大好きな方、レザー好きな方、奈良でモノづくりをしたい方、シロクロ製靴のInstagramは知ってる!という方などなど、ピンときた方はぜひお申込みくださいね♪
みなさまのお申込みをお待ちしております♪
申込はコチラ↓
https://nhmu.jp/class/40293

(ラブ)

松葉さんがパフォーマンスをする意味

2023.11.16 | 授業info | by Staff

12月24日(日)の授業「火を操るパフォーマーの人生 ~困難を乗り越えて表現したいこと~」のご案内です。

私が松葉さんに出会ったのは5年前。
私は現在勤務している富雄公民館に赴任したばかりで、地域のこともまだ何も分からず、来館される方のお顔もあまり分からないという時期でした。
ちょうどその時、松葉さんは自治会長をされていて、自治会の会議などで、よくお見掛けする方でした。

松葉さんがパフォーマンスをする意味

とにかく話し方が優しくて、物腰も柔らかいという印象でした。
そして当時は髪が腰ぐらいまでの長さでひとつに束ねておられて、松葉さんは何のお仕事をしているんだろう?と興味津々でした。
そして当時の館長から、松葉さんは企業で仕事をする傍らファイヤーパフォーマンスをしている人で、鳥見の夏祭りの仕切りとパフォーマンスを一手に引き受けておられると聞いて、とてもびっくりしました。

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そんな出会いから今回、奈良ひとまち大学の先生をお願いすることになりました。
私自身、ファイヤーパフォーマンスを目の前で見たことがないので見てみたい!
なかなか見ることができない炎のパフォーマーが奈良に住んでいるなんて、絶対呼びたい!!
・・・と熱望し、先生をお引き受けいただきました。

そして、授業に向け松葉さんと9月頃に打合せを行い、いろんな話をお聞きしました。
過酷な家庭環境だったこと。
いじめに遭ったこと。
ひとりの恩師との出会いと別れがきっかけで、表現するということを通して恩師に恩返しができたらと思ったこと。
全てが、現在の「パフォーマンスをする意味」に繋がっているとおっしゃっていました。

松葉さんがパフォーマンスをする意味

松葉さんは、「授業では、パフォーマンスを観て『何か』を感じて帰ってもらいたい。
感じ方はそれぞれの感性があるだろうし、好き嫌いもある。
『嫌い』だと感じてもらうのもいい。
何かを思い、感じてくれれば・・・」とおっしゃっていました。
松葉さんのファイヤーパフォーマンスを、ぜひご自身の目でご覧ください!!

松葉さんがパフォーマンスをする意味

ぜひお申込ください♪
申込はこちら↓
https://nhmu.jp/class/40290

(おーちゃん)

ほんの入り口へ入らずんば、ほんの楽しみを得ず

2023.11.02 | 授業info | by Staff

急に冷え込む日が出てきて、秋の深まりを感じられるようになりました。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

今回ご案内するのは、11月25日の授業「商店街の新しい本屋さん ~ようこそ『ほんの入り口』へ!~」で取り上げる、ほんの入り口。

ほんの入り口へ入らずんば

読書の秋!
だから書店の授業!
なんてチープなご案内はしませんよ!

ほんの入り口は船橋商店街にある書店の名前。
ユニークな店名が、前職が書店員だった“ask”のアンテナに「ピンッ!」と来たのです。
関西の情報雑誌『SAVVY』2023年12月号にも掲載されています!!

ほんの入り口へ入らずんば

開店は2023年5月20日。
まだ新しい!
書店が年々減少しているという厳しい時代に新たに書店をオープンさせたのは、店主の服部健太郎さん。

ほんの入り口へ入らずんば

服部さんは大阪の書店で店員として長年働かれ、昨年からこの書店をオープンさせるために動き出しました。
小さな書店のため、大型の書店と比べ品数は少ないですが・・・

ほんの入り口へ入らずんば

選び抜かれた本のなかから自分好みの本を選ぶ楽しみがあります。

ほんの入り口へ入らずんば

また、小さいからこそ、気軽にゆっくりと店主と話すことができます。
実はこの書店では、本を売るだけでなく、ユニークなイベントがたびたび開催されています。

こんなエピソードがあります。
授業の打合せに行こうと、ほんの入り口のSNSのカレンダーを見ると、10月8日に「ひとり」と書かれています。

ほんの入り口へ入らずんば

これは独りでお店に居るということ?
ならば、打合せの時間を取ってもらえるかな?と連絡をすると、「これは『ひとりの入り口』という名前のイベントのこと。打合せは改めて他の日に」というお返事。
「ひとりの入り口」って!(笑)
ひとりの入り口については以下のホームページをご覧ください♪
https://hon-iriguchi.com/2023/10/01/578/

他にも、「美優」「作文」「読書会」といったおもしろそうなイベントの名前が!
これらの中身については授業でお伺いしましょう!

ほんの入り口へ入らずんば

これらのイベントを考えているのは、もちろん店主の服部さん!
実は、ある劇団に所属していたという経歴の持ち主。
そんな店主が考え出すイベント、おもしろくない訳がない!

こんな本があるのもおもしろい(笑)。

ほんの入り口へ入らずんば

こんな新聞が貼り出されている!

ほんの入り口へ入らずんば

本だけでない、ほんの入り口。
どんな入り口なのか?
出口はあるのか?
お店のこと、イベントのこと、そして楽しい店主を含め、本屋をまるっと楽しんでいただくこの授業!
みなさんのご参加をお待ちしております!

ほんの入り口へ入らずんば

まずはお申し込みをしていただかなければ始まりません。

あの方もこう申しております。
「本は人の叡智の集合体。
古今東西すべての本を読みあさるのが、
私の叶わぬ夢よん」
真希波・マリ・イラストリアス

申込はコチラ↓
http://nhmu.jp/class/40138

(ask)