奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

感じ、考え、行動に移す。

2016.03.26 | 授業 | by Staff

3月の最終週、ならまちセンターの一室をお借りして開催した授業「生きる力をつける、ということ ~私が南極・震災・農業で学んだこと~」に、わたくし“ジーニョ”は初めてスタッフとして従事しました。

感じ、考え、行動に移す。_1

ならまちセンターに到着し、慣れない手付きで奈良ひとまち大学ののぼり旗を設置していると・・・いらっしゃいました!!
本日の先生、岩野祥子さんが!
お写真は拝見していましたが、実際にお会いしてみるととてもホワッとした雰囲気、あまりにもナチュラル・・・。
南極越冬隊員!防災士!農業!とは、なかなか結びつかない感じでした。

感じ、考え、行動に移す。_2

机や椅子を移動し、プロジェクターなどの機器を設置し、慌ただしく受付・授業開始となりました。
学生のみなさんからの自己紹介、続いて先生の自己紹介・・・そしていよいよ南極のお話に。
みなさん、一気に話に引き込まれていきました。

*南極とはどんな場所か
*過酷で厳しい南極越冬について
*時に愉快で楽しい昭和基地での時間
*限られた空間・限られたメンバーで生活することの難しさ
*南極大陸の不思議や魅力について  
などなど、たくさんお話してくださいました。
授業の様子はひとまちレポートをご覧くださいね。
「辺境でも中心でも、人は生きなければならない。」
http://nhmu.jp/report/25496

感じ、考え、行動に移す。_3

ここで、授業の後半にお話しくださった被災地でのボランティア活動を通しての内容を少し。
フリーな立場、しがらみのない状態で行ったので、現地の人と人を繋ぐパイプ役ができたという側面がある一方で、自分の実生活を考えてみた時に・・・
自分の足元で何かが起こった時はどうか?
自分が実生活をしている場所での繋がりは?
遠くでネットワークを築いていても「普段の活動地域での繋がりが、災害時にはモノをいう」
と考えるようになったとのこと。

自分が暮らす街で自分の足元を固めるべく地域の劇団に飛び込み、演劇などを通して繋がりを築き、また防災士としての活動にも取り組むようになったそうです。

感じ、考え、行動に移す。_4

そして、生きる力・サバイバル能力について考えた時に、「自分で食べるものを作れるようにしておきたい。生き方を少し変えてみよう。」と思い、農業の世界に飛び込んだのだそうです。
このように、その時その時の自分が置かれている状況において、感じ、考え、行動に移すこと。
その繰り返しが、岩野先生のこれまでの足跡を作ってきたんですね。

「食が命、食べることが命」と日々実感していて、各自が自分で食べ物を確保できるように農業体験や農業について学べる場を作ったり、技術指導などもできるようになれたらいいな・・・と考えているとのこと。
農業についてはまだ手探りの状態だとおっしゃっていましたが、感じ、考え、行動に移す・・・岩野先生は着実に一歩一歩進んでおられます。

ところで、南極についてお話を聞きながら、ひとつ思い出したことがありました。
もう、かれこれウン十年も前の話になりますが、私がこの世に生まれてから初めて映画館で観た映画は、『南極物語』だったということです。
が、しかーし、まだ小さかった私は、座面がはね上がる式の、いわゆる「ザ・映画館の椅子」にうまく座ることができず、何度も何度も座面と背もたれの間にお尻から吸い込まれ、難儀をした・・・という記憶が・・・。
もっと言うと、その「ザ・映画館の椅子」の恐怖(@_@;)だけが、鮮明に残っています。
・・・ドンマイ、私(-“-)。

感じ、考え、行動に移す。_7

そんなこんなで、そのウン十年前に逃してしまった「南極と出会うチャンス」を取り戻すために、私は今回、南極の授業に従事することになったのか!?
・・・と、ちょっと無理矢理なストーリーを思い描いてみたり。
おまけに先日は、何気なくテレビ番組表を見ている時に、『南極料理人』という映画のタイトルが目に飛び込んできた(もちろん録画した)りもして、「なんだか最近、やけに南極づいてるなぁ~( ̄-+ ̄)」 と思ったりしているわけなのですが・・・。
もしや・・・・・・南極が私を呼んでいる!? 

(ジーニョ)

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