梅干しの可能性
2012.08.25 | 授業 | by Staff
祝・奈良ひとまち大学開校2周年!おめでたい!!
ということで、8月25日(日)は「奈良ひとまち大学開校2年記念特別授業」と題して、な、なんと、1日に6つの授業を行いました!
そのうち、僕がスタッフとして授業に入ったのは、「梅干しがアートになった!? ~梅干しで楽しむ現代美術入門~」でした。
実は、堀江先生にお会いするのは、この日が初めて。
どんな方なのかドキドキしていましたが、現れた堀江先生は爽やかな笑顔がステキな方でした!
授業の下準備として、和紙の原料を水に溶かしている最中にいろいろとインタビュー!
「先生のプロフィール写真に写っているドデカ梅干し、中身とかはどうなってるんですか??」
「あれは現在制作中で、製造過程は企業秘密です(笑)」などとお話しながら、
ふと、先生の耳を見ると・・・なにやら変わったピアスをしてはりました。
「にぼし」・・・。
いや、「こしぼ」?
これはナニ??
「実はコレ、芸術家同士の集まりで知り合った人から譲ってもらったんです。左耳から【うめぼしこ】って読むんですよ。」
なるほど!学生のみなさんは気づいていました??
そんな話をしているうちに、授業開始のお時間となりました。
開始早々、久々の司会進行だった私は、緊張のあまり、先生のプロフィールの「キングストン大学大学院European Arts Practiceコース」の「プラクティス」のところを「プラスチック」と紹介してしまい、先生に指摘されてしまいました!失礼いたしました!(汗)
授業の内容は授業レポートをご覧ください♪
「梅干しアート入門」
先生のお話の後、さっそく作業開始。
みなさん、持ち寄った梅干しの種を取り出します。梅干しの種もいろんな色があるんですね。
真っ赤なものや、淡いピンク、白い斑のもの・・・。
んん?白い斑・・・?
あ、それティッシュついてますよ!朝、慌てて食べて来はったんですね。わかります!
準備ができたら、種を割る作業へ!
割れた中身はコチラ。初めて見ました。種の中身ってこんなカンジなんですね。
ちなみに、割る道具はコレ!
「う~ん、ハンマーよりも使いやすいそうなクルミ割り器の方がいいやろーなぁ」と思っていたら、案の定、先生が「今まで何回かハンマーを持ってきましたが、誰も使った方がいませんでした!」と。なるほど、やっぱりね。
しかし、こ、これは・・・!関西人には前ふりにしか聞こえません!
その後、数十分間ハンマーの音が止むことはありませんでした。
割れた種がお手伝いに来ていた「まちくさマン」に当たるなどのハプニングがありつつも、みなさんある程度、種を砕き終わって次の作業に入ろうかというなか、ハンマーで種を砕き続けている方がいました。
彼は、無言で一心不乱にハンマーで梅干しの種を砕いていました。
何が彼をそうさせているのかはわかりませんでしたが、彼に心の平安が訪れることを願わずにはいられませんでした!がんばってくださいね!
梅干しの種が割れたところで、思い思いの形に配置して、オリジナルの梅干し和紙を作成。
梅干しを乗せて
紙を漉いて
窓にはりつけて、しばし乾燥。
いやー、毎度ながら、学生のみなさんの発想力には脱帽です。
この後、先生が工房に持ち帰り、完全乾燥させてみなさんの所へ発送します。できあがりをお楽しみに!
担当と言いながら、どんなことをするのか全く想像ができてなかったのですが、実際にやっているのを見ると、めっちゃおもしろそうでした!
種の割れ具合と発想力があればいろんなものが作れるってゆーのが、楽しそうでした。図工の成績は「2」の僕ですが、機会があったらぜひやってみたいなぁ。
最後に、恒例の授業終わりの先生シリーズ。
みなさんの作品をバックにパシャリ☆
堀江先生、楽しい授業ありがとうございました!
(よっしー)