奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

2時間じゃ足りないよ・・・

2023.09.08 | 授業info | by Staff

今年2023年は、「古都奈良の文化財」が世界遺産に登録されて25周年の年!
25年前のワタクシと言えば、世界遺産という言葉に全く興味がなく、遊び呆けていたのを覚えています。
しかし、今、まさかそんな記念すべき年に東大寺の授業をワタクシが担当できるなんて、ほんと嬉しく思います!

2時間じゃ足りないよ

担当するのは、10月1日(日)の授業「東大寺のこと、知っていますか ~若き僧侶が語り尽くします!~」です。
先生はこの方!
奈良ひとまち大学には2回目の登場となります、東大寺福祉事業団常任理事の平岡慎紹(しんじょう)さんです。
2018年11月の授業「大仏殿だけじゃない!東大寺再発見 ~二月堂で護摩焚にチャレンジ~」にも先生として登場していただきました。

2時間じゃ足りないよ

さて今回の授業はと言うと、授業タイトルのとおり、東大寺のことをもっと知ってもらおうという授業です。
平岡先生曰く・・・
「2時間に東大寺の歴史・魅力をギュッと詰め込みますが、2時間で足りるわけがない!!本来なら1年を通してゆっくり、みなさんに理解していただきながらお話ししたいんですよ!」
・・・とのことです。
そう、それはやはり東大寺ですから!
東大寺の歴史をたった2時で・・・なんてムリがありますよね!?
しかし!授業では少しでもみなさんに知っていただくことができるよう、平岡先生に頑張ってもらいマス!
(すみません(´;ω;`)ウッ…)

2時間じゃ足りないよ

教室は勧学院!
実はワタクシ初めて入らせていただきました。
勧学院は仏教や歴史などの様々な講座が年間を通して開催されている場所。
中に入ると、ちょっと「おっ!なんか懐かしい・・・」って感じになってしまいました。
当日みなさんもきっとそう感じるはず!

2時間じゃ足りないよ

授業では、「東大寺はなぜ建立されたのか!?」という建立に至るまでの経緯などの話や、華厳経についての話をしていただきます。
また、大仏殿では廬舎那仏の説明を、さらに二月堂までお付き合いいただき、それぞれの歴史・魅力を語っていただきます!
徒歩移動がありますので、歩きやすい靴でご参加くださいね。

しかも今回は、なんと!大仏さまが鎮座しておられる台座へ、特別に登壇させていただきます。
こんな機会、めったにありませんよ!!

2時間じゃ足りないよ

きっと一生の思い出になるはず。
実はワタクシ過去に1~2度上がらせていただきましたが、あの感動は言葉では言い表せません。

打合せの帰り際「ほんと2時間じゃ足りないから、第2弾・3弾もやりますよ」と言ってくださった平岡先生!
ありがとうございます。
ぜひお願いします!!

授業の申込はコチラ↓
http://nhmu.jp/class/39899

(どすこい)

かわいいだけじゃない!知ってほしい鹿のこと

2023.09.07 | 授業info | by Staff

どうも、こんにちは!“たかねぇ”です。
「奈良」と言えば、「奈良公園」そして「鹿」ですよね!
奈良公園に居る鹿って、「奈良のシカ」という国の天然記念物だって知っていましたか?
私は少し前まで知らなくて・・・。
初めて聞いた時、「こんなに当たり前にいる動物が天然記念物なんだ!」と驚いたのを覚えています。

かわいいだけじゃない

奈良のシカは1000年以上前に祖先から分岐し、他の紀伊半島に生息する鹿と違う遺伝子を持つということが分かったと、今年の春、福島大学・山形大学・奈良教育大学の合同研究チームによる研究結果がニュースになりましたね。
奈良公園周辺の鹿は、古くから神の遣いとして大切に保護されてきたので、この独自の進化につながっているのではないかということでした。
奈良に暮らす者にとって、鹿たちは私たちの生活のなかに自然に存在していますが、県外から遊びに来た友達が堂々と道を渡る鹿を見て驚いていたことに逆に衝撃を受けたのを思い出しました。

さて、先頭をきって鹿たちを守ってきた団体があります。
「奈良の鹿愛護会」です。

かわいいだけじゃない

愛護会の仕事は、なんと24時間365日体制!
鹿たちにいつ何があっても対応できるような体制を組んでいます。
「何があっても」とは、どんなこと?
病気になったり、交通事故にあったり、そんな鹿が見つかると何時(なんじ)でも現地に急行!
他にも、出産を控える母鹿を保護したり、頭数を数えて調査をしたりと、いろいろなことをしています。

かわいいだけじゃない

10月1日(日)の授業では、そんな奈良の鹿愛護会の石川さんに、鹿の気持ちを代弁していただこうと思っています。
題して、「愛したいし愛されたい!!WE LOVE 鹿! ~『奈良のシカ』をもっと知ろう~」です!

まずは、いつ生まれて、いつ恋の季節があって・・・と、鹿の生態を詳しくお聞きしますよ~。
そして、鹿の1日。
朝起きてから寝るまで、どんなことをしているか・・・知っているようで意外と知らないですよね!?
それから、鳴き声で聞き分けられる鹿の気持ちや、知っていると誰かに教えたくなるような鹿のアレコレ、鹿に好かれる人間になるためには・・・などなど。
人間が捨てるゴミを食べてしまって病気になる鹿のことなど、私たちが知っておかなければならないこともあります。

かわいいだけじゃない

さらに今回の授業では、鹿のストラップ作りもしますよ!!
本物の鹿の角を磨いて作る、この世にひとつしかないストラップです。
記念&お土産になること、間違いなし!

そしてなんと、普段は入場料が必要な「鹿苑」の見学もできちゃいます。
鹿苑には保護されている鹿たちが居ますよ~!

かわいいだけじゃない

さぁ、授業に参加して「奈良のシカマスター」になりましょう!
申込はコチラ↓
http://nhmu.jp/class/39902

(たかねぇ)

お菓子がもたらす幸せ時間

2023.09.02 | 授業 | by Staff

今回の授業のタイトルは「フランス伝統菓子を伝統のまちで ~フランスのお菓子と奈良のこと~」。
フランス伝統菓子・・・その言葉の響きだけで心がときめきます。
学生のみなさんと同じぐらいこの日を心待ちにしていました。

授業の前日、「MAISON WENIKO(メゾン ベニコ)」に立ち寄らせていただきました。
白壁に少し深めのフランボワーズ色の窓枠が印象的な外観。
窓枠の上に佇む裸電球にも目がとまります。

お菓子がもたらす幸せ時間

思わずドアを開ける手が期待感から小刻みに揺れてしまいました。
暑い日でしたが、窓辺に並ぶ焼き菓子たちや木棚のコンフィチュールたちが魅せるやさしい表情に、身体の空気が入れかわりました。

お菓子がもたらす幸せ時間

奥からオーナーパティシエールのWENIKOさんが姿を見せてくださり、フランス・アルザス地方の小さな村にTime Trip。
焼き菓子とコンフィチュールのお話を聞かせていただきながら、その手に見とれます。
このお菓子たちを作りだす魔法の手。
そして力強い瞳。
お菓子を大切に抱え、お店を後にしました。

そして、授業の日。
お店の窓枠の色より明るめのワンピース姿のWENIKOさん。

お菓子がもたらす幸せ時間

昨日のパティシエールの装いとは一転、軽やかな雰囲気がまた新鮮。
自転車で教室である生涯学習センターまで来ていただいたとのこと。
自転車に揺れながら運ばれた、みなさんにお出しする小さな羊たち(アニョーパスカル、フランス・アルザス地方でイースターに欠かせない伝統菓子)。
お皿に乗せながら、焼き型のことを質問。

お菓子がもたらす幸せ時間

たくさんの型があるというわけではないので、この授業のために5回に分けて焼き上げてくださったそう。
小さな陶器の羊型がオーブンの中に並んでいる・・・想像しただけで愛おしくなります。

授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「フランスと奈良」
https://nhmu.jp/report/39988

授業も終わりにさしかかる頃、このお菓子にコンフィチュールを添え、温かい紅茶とともにみなさんにお召し上がりいただきました。
殺風景な教室に小さな虹がかかったような、幸せな香りが広がります。
MAISON WENIKOのHPの中に、「この世でいちばんおいしいお菓子って、大切な人のためにつくるお菓子だと思うんです」とありました。
丁寧に想いをこめてつくられるからこそ深く記憶に刻まれる。
今日のアニョーパスカルたちも、学生のみなさんを想って作られたお菓子たちです。WENIKOさんの確かな手と瞳、フランス伝統菓子への想いがいっぱいつまった小さな羊たちが、幸せを運んでくれたんですよね。

お菓子がもたらす幸せ時間

引っ越し&旅好きのWENIKOさんですが、ご本人曰く、運命によって引き寄せられた奈良にできるだけ暮らそうと考えておられるそう。
農家さんとつながりながら、奈良の素材で奈良のお土産づくりにも力を注ぎたいと語ってくださいました。
美しい感性と行動力をあわせ持つWENIKOさん。
「おいしい記憶の、真ん中へ」を掲げながら歩くお菓子の道は、まだまだ旅の途中のようです。

(お菓子な世界)

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