奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

ヤトガの音色が奈良公園に響く

2014.05.24 | 授業 | by Staff

5月24日(土)、授業「モンゴル、その音楽と文化と。 ~ヤトガが奏でる草原の音色~」へ、スタッフとして行ってきました。
教室は、奈良公園の中にある「夢風ひろば」の「夢風ホール」。
朝から準備しましたが、天気が良く空気もきれいで、とてもすがすがしい気分です。
さあ、ヤトガの音色が楽しみです。

ヤトガの音色が奈良公園に響く_1

いよいよ、授業の始まりです。
授業の様子は「ひとまちレポート」も併せてご覧ください。
「ヤトガの音色に癒されて」
http://nhmu.jp/report/18566

モンゴルの民族衣装で登場された中西先生は日本人唯一のヤトガ奏者で、モンゴルの文化や生活、ヤトガと琴の違いなどをお話いただき、みなさん熱心に耳を傾けていました。

ヤトガの音色が奈良公園に響く_2

これがヤトガです。
日本の琴は弦が6本なのに対し、ヤトガは12本も有り、音域が広いそうです。
琴は床に置いて演奏しますが、ヤトガは片方を膝に載せて演奏します。

ヤトガの音色が奈良公園に響く_7

「(ただいま授業中)」ツイート作成中のスタッフです。

ヤトガの音色が奈良公園に響く_4

演奏の始まりです。
初めてのヤトガの音色が聞けます。
しかも、生演奏です。
わくわく♪♪♪

ヤトガの音色が奈良公園に響く_3

モンゴルの草原を思い浮かべながら(?)みなさん聞き入っていました。
部屋がこじんまりしていたこともあり、教室内に響き、かなりの迫力です。

ヤトガの音色が奈良公園に響く_5

授業終了後、先生のまわりは人だかり。

ヤトガの音色が奈良公園に響く_6

「このヤトガ、何処で買ったの?いくらしたの?」
「ヤトガって、教えてもらえるの?」
「モンゴルの生活は?食べ物は?」
「コンサートの予定は?」
・・・質問攻め!

中西史子先生のホームページです。
http://www.east-asia-koto.com/
プロフィールやコンサート情報などが掲載されています。

(まあー)

人と同じものを食べる豚?!

2014.05.17 | 授業info | by Staff

6月28日(土)の授業「奈良ブランド、郷ポークの挑戦 ~若き3代目が挑む、畜産とは?~」のご紹介です。
今回は、奈良市東鳴川町の養豚場で生産されている豚肉「郷ポーク」をテーマにした授業です。
奈良県産の豚肉と言えば、「ヤマトポーク」が有名ですね。

「ヤマトポーク」は無知キャラの“もじゅ”でも聞いたことがあります。
最近は、「大和肉鶏」や「大和牛」など、奈良県内にある畜産業のブランド化やPRが相次いでいます。

そんななか、今回の授業は、「人が食べるもの」を餌とする豚「郷ポーク」について取り上げていきます。
う~ん・・・粉状にした穀物とかを食べるイメージがありますが・・・「『人が食べるもの』を餌とする」ってどういうこと?

まぁそのまんまなんでしょうけど・・・。
インターネットの記事によれば、売れ残った野菜や食べ残しを集めて餌にするのだとか?
そんなん食べて大丈夫?お腹壊したりしないんかなぁ!?とか、いらん心配をしてしまいますが・・・。

考えているより見に行く方が早いかっ!てことで、豚舎見学に行ってきました。

人と同じものを食べる豚?!_1

「郷ポーク」を生産されている村田商店の養豚場は、奈良県庁のあたりから車で15分ほどの京都府との県境の山間に位置し、自然豊かな環境のなかで生後3~7ヵ月の子豚を飼育されておられます。

さっそく、かわいい子ブタたちに会いに豚舎へGO・・・!
と、動物園に行く感覚で、ついつい当初の目的を忘れるところでした。
「郷ポーク」の謎に迫らなければ・・・。

まず、訪れてびっくりしたのが大量の食べ物の山。
レタス・かぼちゃ・人参・サツマイモ・チンゲン菜・うどん・らーめん・・・数え切れない種類の食べ物が、建物内にびっしり積まれていました。

人と同じものを食べる豚?!_2

「売れ残りや食べ残し」と聞いた印象ではもっと時間が経ったものってイメージでしたが、ほぼ人間が食べる状態と変わらないですね。

人と同じものを食べる豚?!_3

このような野菜や穀類を、豚が食べやすいように小さくしたり、食感や食べやすさを考えて、餌として与えているとのこと。

人と同じものを食べる豚?!_4

これらの豚が食べる餌は1日60品目はあるとのことで、人以上に健康的な食事をしているということがわかりました。
餌やりだけでなく、餌の仕分けやブレンドなども、あえて手作業でやっているとのこと。
健康でおいしい豚に育て上げるためには、餌や品種も重要だけど、飼育員の方の真心が大切ということでしょうか?

人と同じものを食べる豚?!_5

そしてやはり、リサイクル型の畜産方法が画期的。
本来は廃棄される残り物を無駄にせず、逆に栄養価の高い食材を餌として活かすことで、高い品質の豚肉を生産されるスタイルに感心です。

ブログが長くなりそうなので、今回はこれぐらいにしておきますね☆
続きは、ついに豚舎の内部へ突入!
&授業で試食していただく豚丼のグルメレポートなどをお届けしたいと思います。
次回のブログもお楽しみに!!

お申込みはコチラ↓
http://nhmu.jp/class/18342

(もじゅ)

商店街の未来はみんなのアイデアで!

2014.04.30 | 授業info | by Staff

5月25日(日)の授業「あそぶ、たのしむ、商店街!! 」は下御門商店街が舞台。
下御門商店街ってどこにあるか、ご存知ですか?
近鉄奈良駅からならまちに向かって、東向商店街→もちいどのセンター街を通り抜けた先、少し登り坂のある約100m程が「下御門商店街」なのです。
決して、「もちいどのセンター街の続き」じゃないんですよ。

商店街の未来はみんなのアイデアで!_1

“かっぱ”的には、下御門商店街のウリはなんといっても「サ・カ・ミ・チ(坂道)」。
坂道がある商店街の特徴を活かし、1998年から月に1度、商店街の人たちが朝から道路清掃を欠かさずにやっています。
そう、坂道だから上から水を流していくととても効率がいいし、みんなで清掃することで一体感も。

商店街の未来はみんなのアイデアで!_4

そして、2012年から始まったイベント。
アーケードの端から端まで、みんなで全長約80m竹の台を組んだんです。
そこに何が流れたと思いますか?「そうめん」なんです!(そうきたか!)
坂道+そうめん=流しそうめん(そうきたか!!)
2回目の昨年は、なんと約2,000人もの方が参加され、商店街が笑顔で覆い尽くされたとか!
商店街の立地と奈良名産のそうめんが出会うと、素敵なイベントになるんですね。

商店街の未来はみんなのアイデアで!_3

このような素敵なイベントのアイデアを出されたのが、この授業の先生である下御門商店街協同組合代表理事の臼井基雄さん。
“かっぱ”も打合せで何回もお話をさせていただいているのですが、毎回、「なんて柔軟な方なんだろう」と思います。
「若い人の話を聞きたい」「あんなことしてみたい」「こんなことが商店街でできないか」と、常に思いを口に出し、エネルギッシュに動いている人なんです。

授業では・・・
第1部
臼井さんと、クリエイティブ・イントロデューサー山本あつしさんによるトーク。
下御門商店街の歴史や、流しそうめんのイベントのことなど、この商店街が持っている「ひと・もの・こと」というたくさんの宝物に触れていきます。
当日の聞き手である山本さんと話をしていたのですが、臼井さんと話をしていると、「話の続きが聞きたくなる」「次の話が気になる」「気がつくと惹きこまれちゃっていますね」と・・・。

商店街の未来はみんなのアイデアで!_2

第2部
トークの後は、「2020年の下御門商店街を考えよう ~商店街を楽しく魅せるアイデア~」を、ワールドカフェ形式で参加者同士で話していきます。
毎日行きたくなるような商店街、自分がお店を出すんだったらこんな商店街・・・など、みんなで商店街についての夢を話しませんか。
最後は、「2020年の下御門商店街はこんなんだったらいいな」と、みんなで共有します。

商店街の未来はみんなのアイデアで!_5

一緒に商店街について夢を語りたい方、将来自分でお店を開きたいな・・・なんて思っている方にもおすすめの授業ですよ。

お申込みはコチラ↓
http://nhmu.jp/class/18147

また下御門商店街では、今年の夏に開催する3回目の「流しそうめん」をサポートしていただく仲間を募集。
詳しくは、授業のなかでご案内します♪
“かっぱ”的には、「坂道の流しそうめん」が奈良の新しい夏の風物詩にならないかな・・・と思っています。

※撮影:山本あつし

*5月13日追記*
2014年5月2日(金)の産経新聞朝刊(奈良版)に、下御門商店街の取り組みが掲載されました。
詳しくはこちら
後継者問題に立ち向かう 下御門商店街、PR誌で魅力発信 奈良

(かっぱ)