奈良ひとまち大学

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最古の染料「藍」を体感せよ!

2023.03.18 | 授業info | by Staff

どうも、“よっしー”です!
みなさんは「藍色の染め物」と聞いて何を想像しますか?
私は藍染めの日本手拭いですかね!
友人からプレゼントされた手拭いをお供に釣りへ行っているから、パッと思い浮かびました!

あとはジーンズですかね!
学生時代にジーンズが流行っていたので、私も例に漏れずにジーンズを買って色落ちに挑戦していました!

最古の染料「藍」を体感せよ

ところで、日本手拭いとジーンズは同じ藍色・紺色ですが、実は染織方法が違うのをご存じでしょうか。
簡単に言うと、藍染めは天然の染料を使うのに対して、ジーンズを染めているのは化学染料で、インディゴ染めと言うのだそうです。

インディゴ染めは使っていけば色落ちしていくのに対し、藍染めは色落ちがしにくく、使えば使うほど色が落ち着いていくのだそうです。

 最古の染料「藍」を体感せよ

また、化学染料を使っているインディゴ染めは安価で大量生産できるのに対して、藍染めは天然染料なので安定した染めが難しく、染織過程の手間もかかり、職人の技が必要となってきます。
大量生産・大量消費の時代に、時間と手間がかかり職人技が必要な藍染めよりインディゴ染めが主流となり、藍染め職人も減っていきました。

そんななか、なんと奈良市に藍染め職人が工房を構えているのです!
それが、4月30日(日)の授業「わたしが藍の色にこめる思い ~藍師、染師という仕事~」の先生、小田大空さんです!

最古の染料「藍」を体感せよ

小田さんは、19歳で初めて藍染めを体験し、その世界に魅了され、憧れの藍染師のいる徳島県に渡って2年半の修業をした後、2021年に奈良に帰郷して現在の工房を立ち上げました。
「藍色は染める人の心の状態が色として表れる」と考え、誠心誠意をもって染め上げることはもちろん、自身が藍染めの原料である蓼から染料を作るなど、「藍色」に対する強いこだわりを持って仕事をされています。

最古の染料「藍」を体感せよ

授業では、藍の魅力や小田さんの仕事について語っていただくほか、蓼を栽培している畑や工房を見学します!
ちなみに、工房の一部を教室として使用するため、雰囲気も抜群です!

最古の染料「藍」を体感せよ

もちろん、講義と見学だけではなく、小田さんが作った藍の染料を使った染め物体験もあります!
みなさん、ぜひお申込みください!!

申込はコチラ↓
http://nhmu.jp/class/39041

(よっしー)

それでもコンサートはいいものだ!

2023.03.11 | 授業 | by Staff

みなさんこんにちは!
授業企画スタッフの“ask”です。

奈良ひとまち大学では年に一度、特別授業と称し、普段とは違った大きな授業を行います。
講演会やトークセッション、シンポジウム。

それでもコンサートはいいものだ

なら瑠璃絵に参加というのもありました。

それでもコンサートはいいものだ

2023年3月11日に実施した特別授業「音楽LOVE×奈良LOVE ~コンサート&クロストーク~」は、久々の「コンサート」形式。
特別授業でコンサートの形を取るのは、覚えている限り、「『開校式』奈良のまちが大学になる。『奈良ひとまち大学』開校!」以来?!

それでもコンサートはいいものだ

授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「音楽が開けてくれた心の扉」
http://nhmu.jp/report/39161
「奈良から世界へ ~大好きな音楽の旅」
http://nhmu.jp/report/39180

大きなステージで生演奏を聴くのはいいものです。
ですが、従事するスタッフはなかなか忙しくなります。
そう、舞台転換。
プログラムと出演者に合わせて、ステージ上の道具やマイクなどを出し入れする必要があります。

それでもコンサートはいいものだ

もちろん、私もスタッフとして、その出し入れに携わります。
出演者の演奏を一番間近で見れるのは「役得」なのですが、舞台転換のわずかな時間に間違えないように素早く配置をするのは、いつでも「緊張」するものです。

それでもコンサートはいいものだ

しかも、特別授業は多くの学生がステージを見つめている中なので、「早く終わらせなくっちゃ」と焦るわけです。

今回、私は音響係になったため、マイクの出し入れの他に音響設備の操作などもします。
専門の業者でもありませんし、特殊スキルがある訳でもないので、ポカすることがまれにあります(大ポカもある)。

それでも励みになるのは、参加してくださった学生のみなさんがアンケートに「いいコンサートだった」と書いていただけるから。

それでもコンサートはいいものだ

もちろん、それは出演していただいた先生方への感想なのですが、そこにスタッフとして携われたことに大きな喜びを感じます。

舞台転換や音響以外にも、当日の進行、段取り、準備、受付、片付け、講師対応・・・。
授業に携わるスタッフは多くのことをこなします。
これもみんな、参加していただいた学生のみなさんに「いい特別授業だった」と満足していただきたいから。

それでもコンサートはいいものだ

そんなスタッフが、毎月の授業、そして年に一度の特別授業にて、みなさんのお申込&ご参加をお待ちしておりますよ!!
まずはお申込をいただかなければ、授業にご参加いただけません。
すぐに、こちらのページからお申し込みください!
http://nhmu.jp/category/class

(ask)

あなたの曲はどっちから!?

2023.03.10 | 授業 | by Staff

どうも!
音楽は「聴くのが専門」の“よっしー”です!!
歌うのはちょっと・・・ね(照)。

と、小学校から音楽の成績が5段階評価でアヒル(=2)だった私が何言ってんだって話ですが、みなさんは不思議に思ったことはありませんか?
「作曲家ってどうやって音楽を作ってるんだろう」と。

その答えのひとつとして私が知っているのは、マクロスプラスやカウボーイビバップでお馴染みの菅野よう子さんが、雑誌かテレビのインタビューで「曲は作るんじゃなくて降ってくるもの」と言っていたことでした。
20歳になるかならないかの私は、その言葉に「だからベートーヴェンは耳が聞こえなくなりつつあっても月光とか作れたんや!天才ってやっぱちゃうなぁ!」と妙に納得したものでした。
しかし、あれから歳を取り、夢見る少年じゃいられなくなった私は思ったんです。
「あれはメディア用の言葉だったのではないか」と。

そんな時、2月5日の授業「歌声を奈良の風にのせて ~氷置晋のミュージックライフ~」の従事の話があったので、1も2もなく手を挙げました!

あなたの曲はどっちから

授業は、前半はシンガーソングライターの氷置晋さんのお話で、後半はみんなで曲づくりという構成。
氷置さんがみんなに意見を聞きながら、30秒ほどの曲を歌詞つきで完成させました!
このあたりの様子は、ひなよ ゆりあちさんのレポートにお任せします!!
「いかにして歌を作るか?シンガーソングライターが誕生するまで」
http://nhmu.jp/report/38927

あなたの曲はどっちから

授業と片付けが終わり、ひと休みの時。
ここがチャンス!と、氷置さんに「曲はどうやって作っているんですか?降ってきたりするんですか?」と質問をしてみました。
すると答えは、「コードをつなぎ合わせて作っているんです」とのこと。
「『コード』って、なんじゃいな?」と思いつつも、「定型のリズムのパターンがたくさんあって、それを作曲者?編曲者?が好みに合わせてくっつけて音楽を作っているってことですかね!?」と言ったら、「う~ん、まぁそんなカンジです」とのこと。
イマイチ理解できなくてすんません!

あなたの曲はどっちから

で、氷置さんのお話を聞いていると、最近の若い人の曲は、通常つなぐべきコードじゃないコードをつなげる曲が多いそうで、Official髭男dismの曲がまさにそれで、違和感アリアリの超難しい曲らしいです。
「違和感がハマるって、生ハムメロンみたいなモンですかね!!」と、音楽的なことはわからないので、なんとか身近な例えでこちらのフィールドに引き戻そうとした矢先。
「わかるーー!」とスタッフの“たかねぇ”が登場!
た「んっんー♪ってきて、んんー♪がくるのって違和感ありますよね!」
氷「そうそう!んっんー♪ってきて、んんー♪てくるとキーーーッ!ってなる!(笑)」
た「☆〇♪★◆(なんかの音符記号)がなんちゃら」
氷「☆〇♪★◆(なんかの音符記号)がこーたら」
嗚呼・・・2人の世界に・・・。
そういえば、“たかねぇ”は音楽が得意だったなぁ。

あなたの曲はどっちから

ふと横を見ると、同じく佇んでいる“もじゅ”が!
仲間やん!と思って声をかけてみました!
よ「なんの話かわかんないねー(笑)」
も「ですねー!音符記号とかもう忘れちゃいましたよ(笑)」
よ「あれあれー?もしかして“もじゅ”も音楽の成績はアヒルやった?」
も「いえ、僕は10段階評価で8か9でしたよ」
よ「そっか・・・」
も「いえ、なんかあの・・・すみません。」
その時、僕の頭の中に哀しげなメロディが流れると同時に、「あぁ、菅野さんの言うことを一瞬疑ったけど、もしかしたらホンマかもしらん」と、窓から夕日が差す講堂で思いました。

あなたの曲はどっちから

音楽を作るのって、いろんなパターンがあるっぽいようですが、んー、また謎が深まりましたね。
レポートを書いてくださった ひなよ ゆりあちさんも作曲に興味があるようですし、また機会がありましたら、氷置さん!
このあたりのことも、ぜひ授業でお話ください!!
楽しい授業をありがとうございました!

☆おまけ☆
授業で氷置さんが学生のみなさんと一緒に即興で制作した楽曲がYouTubeにアップされました!
氷置晋YouTubeチャンネル
「40分ぐらいで皆さんと作ってレコーディングした即興ソング」
https://www.youtube.com/watch?v=fqTw92PILs8

(よっしー)