奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

努力すれば夢は叶うもの

2018.12.22 | 授業 | by Staff

奈良におしゃれな綿菓子のお店ができたと知り、以前、訪れたことのあったお店「Pamba pipi」。
そのお店のオーナーさんが、美容師さんだったなんてホントにビックリ!
この日の授業「こだわり満載のポップな綿菓子 ~美容師が綿菓子店を開いたわけ~」でどんなお話をお伺いできるのか・・・と、私“うしお”も興味津々で従事させていただきました。

お店では授業ができないため、先に教室の準備を整えてからお店に移動し、学生のみなさんを待ちます。

努力すれば夢は叶うもの_1

授業開始5分前、学生のみなさんはお揃いになりましたが、肝心の小林先生の姿が見えません。
担当スタッフが小林先生の経営している美容室を見に行くと、先生はまだお客さんの髪をセット中とのこと!
授業直前まで美容師のお仕事とは、なんともお忙しい小林先生。
「間に合うの?」「直前打ち合わせはなし?」と、内心ヒヤヒヤ・ドキドキ!でしたが、授業開始直前、小林先生が小走りで到着。
Pamba pipiについてご紹介いただいた後、お店のスタッフの方が、あの巨大な綿菓子づくりを目の前で披露してくださいました。

努力すれば夢は叶うもの_2 努力すれば夢は叶うもの_3

みなさん、ご存じでしたか?
顔も隠れてしまうほどのあの大きな綿菓子を、どうして作ることができるのかを・・・。

まずひとつめは、ザラメの種類。
Pamba pipiで使用されているザラメは、普通のザラメより粒の大きい「鬼ザラメ」。
この鬼ザラメを使うことにより、長時間、あの綿が出てくるのだそうです。
なお、綿菓子づくりに鬼ザラメを使っているところは、全国でもPamba pipiだけなんだそうですよ。

そしてふたつめは、作り方。
棒に綿菓子をある程度まで巻き付けた後、出てきた綿の帯を片手で引き上げ、丸い綿菓子の上にどんどん巻き付けていくのです。
こうすることで、あのまんまるで大きな綿菓子ができあがるというわけなんです。

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学生のみなさんは、それぞれ好みの味のカップ入り綿菓子を購入した後、授業会場へ移動し、授業開始です。

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小林先生は、2017年4月、美容室のお客さまとのふとした会話がきっかけで、綿菓子店を開きたいと思い立ったとのこと。
すぐに「事業計画書」をしたため、奥様に相談。
OKサインが出たところで、食品衛生責任者の資格を取得。
その年の7月にはPamba pipi1号店をオープンするという超スピード!
その裏には、小林先生の努力もさることながら、美容師としての先生の厚い人脈とつながりがあったからこそ、この短時間でのオープンにこぎつけたとのお話。

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そしてさらに2018年7月には2号店をオープン。
お話をお伺いしていると、小林先生はとっても勉強熱心な努力家でいらっしゃる上に、すごい強運の持ち主では?と思わざるを得ないですよね~。
やはり努力を惜しまない人は、自然と運気もアップするものなんですね!

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授業の様子は、ひとまちレポートもご覧くださいね。
「可愛い綿菓子の花が咲くお店見学」
http://nhmu.jp/report/31210
「行動力が凄い!」
http://nhmu.jp/report/31288

綿菓子店を始めてから、小林先生はもてなす喜びをよりいっそう感じるようになったとのこと。
そして、美容師の時には考えもしなかった「奈良の観光に貢献したい」「地域の活性化に繋げていきたい」という思いを強く持つようになったそうです。
気温と湿度の高い夏季はまだまだ課題も多いそうで、その対策について日々スタッフのみなさんと検討しながら模索しているとのこと。
現状に満足せず常に研究心を持ち続けておられる小林先生のこれからのご活躍をお祈りいたしております。

努力すれば夢は叶うもの_9

(うしお)

コーフン、古墳クッション

2018.12.22 | 授業 | by Staff

初めて古墳クッションを見たのは・・・もう5~6年前でしょうか・・・。
奈良ひとまち大学のスタッフになる何年も前に、きたまちの「フルコト」で見て、「かわいい!こんなのあるなんて、さすが奈良~~~!!」と大変興奮したことを思い出しました。

コーフン、古墳クッション_7

その古墳クッションを作っている「宇宙椅子 cosmic re-chair」フクトククニヲさんの授業「空前の古墳ブーム、到来!? ~ブームを牽引する古墳クッション~」の様子をお届けしたいと思います!

授業の様子は「ひとまちレポート」もご覧ください。
「古墳の近くで古墳クッション」
http://nhmu.jp/report/31419

準備のために早めに教室の「日+月+星」に着くと、奈良県立図書情報館で行われていた展示「クリスマスノ星」で使われていた星たちが吊るされていました!
この星も、フクトクさんが製作されたんです!かわいいよ~~。

コーフン、古墳クッション_1

本日の教室「日+月+星」は、普段は宇宙椅子 cosmic re-chairの作業場となっています。
聖武天皇陵のすぐ隣、森の空気が気持ちいい場所でした。
フクトクさん、たかはしみちよさん、今日はよろしくお願いしまーす。

コーフン、古墳クッション_2

さっそくたくさんの古墳クッション~~~。

コーフン、古墳クッション_4

フクトクさんは「宇宙椅子」という名前からも分かるとおり、椅子張り職人。
ときめく椅子もたくさん並んでいます!
学生さんが集まる前にじっくり見させてもらいました・・・。
ステキな家具を見ると、自分もステキ生活ができるんじゃないかという妄想が捗ります。

コーフン、古墳クッション_5

今回の授業は、担当の“なさ”とフクトクさんとの対談形式で行いました。
サラリーマンから椅子張り職人になった経緯、そして古墳クッションを作るようになったきっかけ、古墳クッションの小ネタ話などなどお聞きし、とても楽しい時間を過ごすことができました。

コーフン、古墳クッション_8

インスタでさっそく探しましたよ、「#墳活」。
かの「古墳にコーフン協会」の一員でもあるフクトクさん。
そのお話も聞けて、隠れコーフン協会ファンのわたくしは嬉しかったです!
フクトクさんは、今でこそたくさんの古墳クッションを築造されていますがもともと歴史には全く興味がなく、古墳クッションも歴史好きの友人の影響で作り始めたそうです。

さて、お話もひと段落。
カフェタイムといきましょう。
本日のおやつはmoricoさんの特製、ガトーショコラとクッキー。
そして月ヶ瀬健康茶園のほうじ茶です。

コーフン、古墳クッション_6

かわいいし美味しい。
最高じゃないですか。
「もったいなくて食べられない!」という声もありました。

美味しいおやつと温かいお茶で、みなさんの心と表情もほっと一息。
授業も終盤になりましたよ。
フクトクさんは、最後に「古墳クッションを作るまでは歴史も全く興味がなかったですが、今いろんなご縁をいただいてます。そんな風に予想できないところが楽しい。これからも自分が興味のあることをやっていきたいですね」と語ってくださいました。

フクトクさん、たかはしさん、参加してくださった学生のみなさん、楽しい時間をありがとうございました。
フクトクさん、これからの活躍も楽しみにしております!

(せとやん)

春日の杜に、ひとまち大学の幟(のぼり)が良く映える

2018.12.22 | 授業 | by Staff

2018年が間もなく終わろうとしている12月22日。
今日は、台風で惜しくも中止になってしまった授業の待望の復活の日です。
何がなんでも、2018年中に復活させたかったこの授業。
そうです!春日大社は創建1250年。
その節目の年にギリギリ間に合わせることができたのです。

春日の杜に、ひとまち大学の幟(のぼり)が良く映える_1

小雨の降る寒いなかでの準備。
でもワクワク!心は弾みます。
春日大社での授業は過去に何度も行われていますが、そのたびにワクワク!
う~ん。
いつ見ても、春日の杜に奈良ひとまち大学の幟は、とてもいい感じに溶け込むなぁ~。

春日の杜に、ひとまち大学の幟(のぼり)が良く映える_2

今回の授業「創建1250年、もっともっと春日大社! ~記念イヤーに改めて学ぶ、縁起や信仰~」の教室は、まずは貴賓館。
お香のとてもいい薫りが立ち込めています。

春日の杜に、ひとまち大学の幟(のぼり)が良く映える_3

今日の先生・権禰宜の岡慎吾さんは、少し緊張された面持ちで廊下におられたかと思うと、学生のみなさんが受付を終えられると、とてもお優しい笑顔で教室に案内してくださり、授業開始前から先生のお人柄が伝わってきます。

授業の様子は、「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「『創建1250年、もっともっと春日大社!』に参加して」
http://nhmu.jp/report/31200

春日の杜に、ひとまち大学の幟(のぼり)が良く映える_10

まずは、春日創建1250年に関する話。
古社記によると神護景雲2年(768年)に春日社創建となっていますが、藤原京から平城京に都が移ってくる前から、この地は神域であったことを示す文献があることに、学生のみなさんは「そうなんだ~」と頷いておられました。
春日大社の神さまの話、そして行事の話と、時々笑い声があがるなど、とても和やかにお話が進みます。
春日若宮おんまつりの話は、おんまつりがつい先日終わったところなので、とても親しみやすかったです。
また、全くと言っていいほど知らなかった行事の話にも、みなさんとても熱心に聞き入っておられました。

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今まで知らなかったことを知ることができて、みなさん高揚したのか、頬を赤らめながらいざ境内へ!
今はあちこちで鹿も顔を出してくれるけど、昔は鹿に出会えると良い事があると信じられていたそうで、改めて鹿に視線を送っている方もいましたよ。
鹿ちゃん、ラッキー!

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最も古い石燈籠の見過ごしそうな下の部分に彫られている鹿のデザインに新しさを感じたり、先ほどの話に出てきた若宮社にも参拝して、おんまつりでの若宮さまのお出ましを想像したりしながら、いよいよ御本殿へ。
これも、あれも・・・歴史上の人物が寄進された燈籠が次々と現れ、凄い凄い!

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みんなで心をひとつにお詣りした後に、特別に御本殿を間近に拝観。
式年造替で美しくなった社殿はとても美しく、ありがたく、再び手を合わせておられるみなさんの姿も美しく感じました。

岡先生の丁寧で分かりやすく、それでいて茶目っ気のあるお話とご案内で、みなさんとてもご満悦でした。
本当に、ありがとうございました。

春日の杜に、ひとまち大学の幟(のぼり)が良く映える_8

それにしても、さすが創建1250年の歴史ある春日大社。
まだまだ知らないことがいっぱいです。
次はどんな授業となるでしょうか?
また、春日の杜に奈良ひとまち大学の幟がはためくときをお楽しみに!

(HANA)