奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

弦楽器製作者ってどんな人?

2018.10.06 | 授業info | by Staff

とりみ通りにあるお店と言えば、みなさんは何を思い浮かべますか?
カレー屋さん?鰻屋さん?それともラーメン屋さん?
なんだか食べ物屋さんばっかりですね(笑)。
ちなみに、僕が思い浮かべるのは鰻屋さんです!
あそこの鰻は美味しかったなぁ。
僕の鰻部門でのランキングでは第2位です!
あ、少し話が逸れてしまいました。

弦楽器製作者ってどんな人_1

とりみ通りにはいろいろな種類のお店がありますが、とりみ通りで唯一、いや!奈良で唯一のお店があります!
それは、11月4日(日)の授業「奈良で唯一の弦楽器工房へようこそ ~弦楽器の製作・修理という仕事~」の教室、岸野弦楽器工房です!

弦楽器製作者ってどんな人_2

通りに面した窓から中の作業場が見えて、街行く人が足を止めているのを見かけます。
そりゃあ、弦楽器を作っているのを見ることができたら、足を止めますよね!
お店の奥で作業をしているのは、授業でお話をしてくれる岸野弦楽器工房の岸野大さん!

弦楽器製作者ってどんな人_3

岸野さんは、幼少の頃からピアノなどの楽器には親しんでいたものの、大学のオーケストラ部に入部するまでは弦楽器に触ったこともなかったそうです。
ちなみに、大学ではまったく音楽とは関係のない学科を専攻していたそうです。
そんな人がなぜ弦楽器の製作を!?

弦楽器製作者ってどんな人_4

それは在学中に、ある教授に言われたひと言がきっかけだったそうです。
そのひと言ってなに!?

そして、弦楽器職人をめざすことになり、大阪にある有名なお店で修業中、3年に一度イタリアのクレモナで開催される国際的な弦楽器製作のコンペディションに自身の製作物を出品し、ディプロマ(業績証明書)を取得したそうです。
え、もしかして天才!?

弦楽器製作者ってどんな人_5

いろんな疑問が湧いてきますが、答えは、授業でお話ししていただきます!
お話の合間には、工房の見学もします!
みなさん、ぜひお申込くださいね!
申込はコチラ↓
http://nhmu.jp/class/30734

(よっしー)

おいしいものは、素敵な人からできている。

2018.10.04 | 授業 | by Staff

9月1日、「ぼくらのつくる、おいしいもの ~奈良の野菜作りと味わい方~」を開催しました。
教室は、奈良ひとまち大学としては珍しい奈良市西部地域の学園前!
しかも公民館!!
そう、私が普段働いている西部公民館です。
みなさん、ようこそようこそ~~♪♪

おいしいものは、素敵な人からできている_10

「おいしいもの」をテーマにする、しかも「大和丸なすバーガー」を作ると聞き、速攻で「スタッフやりたい!」と手を挙げた私“matsuo”。
学生のみなさんと同じくワクワクした気持ちで、授業スタートです。
授業の様子は、「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「発見!大和丸なすの魅力」
http://nhmu.jp/report/30691

まずは学生のみなさんからおひとりずつ、自己紹介と、参加した動機などをお話しいただきました。
「なすが好き!」という方や「『おいしいもの』というキャッチフレーズにひかれて」という方、「なすを作ったけど、失敗したから栽培のコツを聞きたい」「将来は農業関係の仕事につきたいと思っている」という方・・・とにかく多様な動機で参加してくださった学生さんたち。
なかには、「奈良に来て大和丸なすを初めて見て、形にびっくりして買えなかった・・・」という方も。
確かに、初めてあの形を見たらちょっとびっくりしますよね~。
今日の授業で、大和丸なすとお友達になって帰ってくださいね!

おいしいものは、素敵な人からできている_2

さて、授業はどんどん進んでいきます。
先生は大和丸なす農家の松本大介さんと、くまちゃん農園の熊木雅代さんのおふたり。
初めに松本さんから大和丸なすの基礎知識を教えていただき、後半に熊木さんから大和丸なすを使った料理を教えていただきます。

おいしいものは、素敵な人からできている_3

前半の講義。
松本さんに対して、学生のみなさんから積極的に質問が飛びます。
「収穫するときに斜めに切るのは理由があるのですか?」
「丸々1個じゃなくて、ちょっとだけ料理して食べたい時、残りの丸なすはどのように保存すればいいですか?」
想定外の質問にクールな松本さんも少々タジタジしておられましたが、誠実に応答していただきました!
お人柄が表れます。

おいしいものは、素敵な人からできている_7

そして待ちに待った調理実習!
熊木さんが初めにみなさんの前でデモンストレーション。
本当に丁寧に教えていただきました。
ほんと、お人柄が表れます。

おいしいものは、素敵な人からできている_4

その後、班ごとに分かれて楽しく調理実習。
みなさん、手際が素晴らしいです!

おいしいものは、素敵な人からできている_5

そして実食~。
初めましての方同士とは思えないほど和気あいあいとした雰囲気のなか、いただきまーす!

おいしいものは、素敵な人からできている_8

実は私もちょっぴり試食をさせていただいたのですが、本ッ当に美味しいのですよ、みなさん!!
ほぼ丸1日調理実習室に立っていた疲れも一気に吹き飛びました!!
もう一度食べたい・・・と、このブログを書きながら、また思っています。

おいしいものは、素敵な人からできている_6

ご両親の家業を継ぎ、立派な大和丸なすを育てていらっしゃる松本さん。
野菜を育て、子どもたちに食育の大切さを教えたいとがんばっておられる熊木さん。
やっぱり、「おいしいもの」は素敵な人からできているんだな、と思いました。
松本さん、熊木さん、本当にありがとうございました!!

(matsuo)

二月堂で護摩焚を

2018.09.29 | 授業info | by Staff

11月4日(日)の授業「大仏殿だけじゃない!東大寺再発見 ~二月堂で護摩焚にチャレンジ~」のご案内です。
「奈良と言えば東大寺」「東大寺と言えば大仏」と、東大寺は誰もが知っている有名なお寺ですね。

二月堂で護摩焚を_1

その東大寺には、大仏殿・戒壇院・二月堂・三月堂・四月堂・・・と、いくつもの子院があり、時間帯や季節によって魅せる表情が違って、それぞれに趣きがあります。
なかでも大仏殿には、観光客や修学旅行生をはじめ多くの方が訪れ、常に賑わい、仏教の聖地みたいな感じがします。
でも、大仏殿だけで終わってしまう人が多いとか。
もったいない・・・。
大仏殿の周辺から一歩離れてみると、大仏殿の賑やかさが嘘のように、静かな空間が広がっているんです。

二月堂で護摩焚を_7

そこで奈良ひとまち大学の授業も大仏殿を離れ、今回は二月堂を教室にして行います。
「二月堂と言えばお水取り」「お水取りと言えばお松明」と連想できてしまうくらいなんですが、今回の授業はあまり知られていない二月堂の「護摩焚」に注目!
「東大寺で護摩焚」「二月堂で護摩焚」って、あまり想像できないですよね。
“かっぱ”も最近まで知らなかったのですが、毎日、午前中に二月堂で行われているんですって。

二月堂で護摩焚を_2

ところで「護摩焚」って?
一言で言って、仏さまの前で火を焚きあげながら祈祷を行い、願いを仏さまに届けるという意味があります。
そこで“かっぱ”も、護摩焚に挑戦してきました。
細長く四角い護摩木をいただき、なれない筆で、願い事を書きました。

二月堂で護摩焚を_6

何をお願いしたかはヒ・ミ・ツです。
それを、今回の授業の先生、東大寺大仏殿 副院主の平岡慎紹さんにお渡しして、二月堂の裏から二月堂の中へ!
二月堂の中を少しだけ観ることができました。

二月堂で護摩焚を_3

そして、護摩焚の部屋へ。
そこは二月堂の真裏。
お堂の一部は黒く煤(すす)で覆われていて、お堂の中に煤の独特な香りが立ち込めていました。

平岡さんの祈りから始まり、多くの方の願いが書かれた護摩木が順番に火にくべられ、炎となって屋根を焦がすかのように燃え上がる様には、とても驚きました。
その間、平岡さんは一心に祈祷をされていました。

二月堂で護摩焚を_4

一連の流れが終わり、火も鎮まったころ、“かっぱ”の心はすっきりした感じになりました。
そして少しの時間、日常とは離れた空間に身を置くことができました。

二月堂の、いつもと違った時間と空間で、護摩焚体験をしませんか?
お申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/30736

(かっぱ)