先日、授業「東京からやってきたお坊さん ～行基さんのお寺で本音トーク～」の教室になる、喜光寺に行ってきました。

近鉄尼ヶ辻駅から西へ歩くこと約12分、右手にきれいな南大門が見えてきます。

ここが、喜光寺です。
訪れた日は、ちょうど行基菩薩御遠忌大祭が行われていて、たくさんの方がお参りに来られていました。

行基菩薩は、まだ仏教が国や貴族のためのものだった奈良時代に、民衆に向けて仏教を説き、民衆とともに治水や架橋といった社会事業を行い、東大寺大仏建立に大きな役割を果たしたことから、聖武天皇より、日本最初の大僧正の位を贈られました。

そんなすごい行基菩薩のことを、奈良の人々は今も「行基さん」と親しみをこめて呼んでいます。
近鉄奈良駅の待ち合わせ場所は、「行基さんの前！」と言うくらいです。
（現在は工事中でカバーされているため、見ることはできません。）
行基菩薩は、約1300年の時を経ても、なぜそんなに親しみをこめて「行基さん」と呼ばれているのでしょうか？
今回の授業で、1300年前の大スターに接近してみませんか?

この授業の先生は、喜光寺副住職の小林澤應さんです。

小林副住職は、東京の高校に通われていたときに、薬師寺の高田好胤(こういん)元管主(故人)の法話を聴いて「心が動かされ」、高校を卒業後、佛門を志して薬師寺に入山されたという経歴の持ち主です。
どんな言葉に心が動かされたのか、気になりませんか？
授業のなかで聞いてみましょう。
きっと、今の時代にも通じる言葉なんでしょうね。

行基さんのあたたかいまなざしの下で、小林副住職のやさしいお話に耳を傾けてみませんか。
ぜひお申込みください★

授業の申込みはコチラ↓
http://nhmu.jp/class/13155

（かっぱ）

いよいよやってきた授業当日。
私はこの日、
「和菓子は芸術作品である！ ～奈良の四季を菓子で表現～」
「絵本作家のかわいいお店 ～好きなことを仕事にしてみた～」の2本の授業を担当。

ＮＨＫさんは、1本目の「本、映画、そしてカフェ ～元祖文化系男子が語る奈良～」の様子から撮影されました。

そして、いよいよＮＨＫの撮影クルーのみなさんと合流。
小さな教室で撮影場所の確保も難しいなか、
協力してくださった学生のみなさんに感謝！です。

撮影の合間、学生の方に
「スタッフさんは大学生なんですか？」と尋ねられ
（まだ大学生でもイケる！？）とちょっと気力復活↑↑

私のグダグダな司会っぷりは置いてといて、
先生の西出さんご夫妻と学生のみなさんのお力で
とてもステキな授業になり、ホッ・・・としたのもつかの間。

ひとまち事務局に帰還し、夜の授業出発までの間に
Mochiへのインタビューが敢行されました。

頭もぼっさぼさだし、何をしゃべったか記憶にないのです。。。
1週間戦い続けたＴディレクターの顔を見ながらしゃべらないといけなかったしね。

インタビューにバシっと臨めるように用意した
手作りおにぎりも、ワンランクお高めの栄養ドリンクも、
口にする間もなくインタビューは終わりました・・・

夜の授業でもなんとかかんとか、
Ｔディレクターの妄想した構成通り「ヘロヘロになったMochi」が
あれやこれやしゃべって取材終了。

私にとって、とても長い長い10日間が終わりました。

数分の放送のために、一生懸命企画を通し、長時間にわたる取材や撮影、
編集をしてくださったＮＨＫ奈良放送局のみなさん、
取材に協力してくださった先生・学生のみなさん、
そして奈良ひとまち大学のために！
放送予定日をこそっと載せておきます。

個人的には、さら～っと通り過ぎたい放送予定日ですが、
私は主役ってガラではないので、きっとそんなに映ってないでしょう！

だから、み、見てもイイヨ・・・

2013年3月14日(木)7:45～8:00【総合・関西】
番組「おはよう関西」のどこかで放送されます。
※放送された動画はこちら↓
http://www.youtube.com/watch?v=QlEC4xO0sm4

ＮＨＫ奈良放送局ホームページはこちら↓
http://www.nhk.or.jp/nara/

※なお、この日に取材された内容は2013年3月12日18:10～19:00 放送の「ならナビ」（総合テレビ・奈良県域）でも放送されました。
動画はこちら→http://www.youtube.com/watch?v=n-y9lba6jwY

（Mochi）

忘れもしない2013年2月15日(金)。
昼過ぎに、ひとまち事務局から
「NHKさんがひとまちのこと取材したいって打合せに来てくださるので、事務局に来てほしい」
と電話を受け、
（ひとまちのこと取材してくれるなんて、なんてありがたいんだ！）
と出かけて行ったのが間違いでした・・・

このとき初めて「敏腕」ディレクターＴ氏とお会いし、
その日はひとまちの概要をお話して、翌日から細かく詰めていくことになりました。

次の日、鬼と化したＴディレクターから取材攻撃。
（打合せとは別人だぜっ）

メール取材→電話取材→電話取材→メール取材→さらに会って打合せ・・・
電話が鳴るたびに恐怖におびえる私。

ほっぺたが筋肉痛になるくらい、しゃべりました。
MochiのHP(ヒットポイント)は、限りなくゼロに近づいていきます。

知恵熱・腰痛・眼精疲労・・・と、体力の限界を迎えそうなとき。
さらに、Ｔディレクターから
「Mochiさんの会議の様子とか・・・
Mochiさんが先生に打合せに行くところとか・・・
Mochiさんが授業終わりでヘロヘロになっているところとか撮影したい」
と。

わたくし、今まで陰でこっそりひとまちを支えてきたつもりなのに、
そんなに前に出たくない！

「お面をつけて出てもいいですか？」
「声、変えてくれませんか？」
と要望するも、全部却下（当たり前か・・・）。

一応こんなんも作ってみたよー。

2月24日(日)の「ひとまちの日」を迎えるまで、
Ｔディレクターとの戦いは続くのです。
防戦一方だけどね。

その(2)へつづく・・・

(Mochi)