奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

森本さんのお米

2012.11.02 | 打合せ | by Staff

先日、針インターから5分ほどのところにある、11月期授業「奈良で生まれた自慢のお米 ~おいしい米を作る、ということ~」の先生・森本さんのお宅へ、打合せに行ってきました。
10月も中頃に差し掛かり、ようやく昼間でも過ごしやすい時期になってきた頃です。
大和高原では、少し色づき始めた山の景色と茶畑、そして収穫後の田んぼの風景がひろがっていました。

森本さんのお米_1

「奈良=おいしいお米」とは、あんまり聞かないですよね?
でも実は、2008年度には全国で品質が良いとされている一等米の比率が全国5位になるなど、全国でも有数の質の良いお米を作る県なんですよ。
ご存知でしたでしょうか。

森本さんのお米_2

そこで今回は、奈良で作るこだわりのお米をテーマに、森本さんに先生をしていただくことに。

今回の先生、若手農家の森本浩匡さんは、ほんとに気さくなお兄さんっていう感じの方。
突然、奈良ひとまち大学の先生を依頼したのですが、
「え~、そんな僕なんかが取り上げてもらっていいんですか?」
と、明るく受けてくださいました。

打合せのしょっぱな、
「僕の話は、玄人向けにはかなりおもしろいんですけどね。」
と、いきなりスタッフ泣かせの一言。
「うーん、そこをなんとか。」

森本さん曰く、お米の良さはほとんど見えない部分(地中)で決まるそうです。
とにかくその辺にすごくこだわっているので、どうしても専門的な話になるのだそう・・・。

森本さんのお米_3

めちゃくちゃこだわって米作りをしている森本さんですが、もともとはサラリーマンだったとのこと!
父親の他界により、32歳で米作りというゼロからのスタートを切り、失敗もしながら現在のスタイルにたどり着いたそうです。
農業を志すみなさん!
ぜひ、そのあたりの話を聴いてみたいとは思いませんか?

また、実は森本さんのお米って、その辺のお米屋さんには置いていないそうです。
ほぼ、欲しい方と直にやり取りをして販売されているとのこと。
その理由を教えていただきました。

森本さんのお米_4

普段、みなさんはどのようなお米を食べたいでしょうか??
私はそんなには気にしない方なんですが、できれば安心でおいしいお米を食べたいかなと思います。

森本さんは、
「少し前までは、日本の食品は安心というイメージがありましたが、最近は食に関する事件や事故が増えて、食べ物へ信頼性や安心を求めている消費者が増えてきている気がします。」
と、お話されていました。
「誰がどうやって作っているかわかるところで買いたい」という、食の安全に対する意識の高い方が、森本さんのお米を購入されているそうです。
今、「産直」「お取り寄せ」という販売方法が流行しています。
これからのお米の買い方について、参考になるお話も聞けるかと思います。

さらに授業では、お店にはなかなか出回らない森本さんのお米をおにぎりにして、おいしくいただきたいと思います。
お米がおいしくなる秘密のポイントについても、少しお話していただきます。

森本さんのお米_5

この機会にぜひ、奈良で生産されている日本の主食「お米」について、お話を聴いてみませんか。
たくさんのお申込みをお待ちしています。

お申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/11832

(もじゅ)

初めての司会

2012.10.28 | 授業 | by Staff

授業「昔ながらの職人技、鯛焼き ~一丁焼きに熱き思いを込めて~」に、スタッフとして従事しました。
奈良ひとまち大学では初めて授業で司会進行することになり、緊張しました。
その他、準備物なども全部私が段取りすることになっていて、久々に仕事をし始めた頃の気持ちを思い出して新鮮な気持ちになりました。

初めての司会_1

当日は、ひとまち事務局からイスを運び込んだのですが、そんな時に限って猛烈に雨が降ってきました。
猛烈な雨のなか、椅子を運んでくれたLeniraさんと かっぱさんに感謝です。

初めての司会_2

足元が悪いなかでも参加者のみなさんが次第に集まり、だんだんと緊張感が高まってきました。
「こたろう」代表の井上研一さんと数日前にも打合せしたので大丈夫!と自分に言い聞かせて、司会をしました。

授業内容については、授業レポート「アツアツの一丁焼き」をご覧ください。

参加者のみなさんの温かい拍手で、スムーズに授業を進めることができました。
ありがとうございました。

初めての司会_3

ちなみに、さすが「こたろう」の鯛焼き!
「美味しい!」と好評で、授業の後にお土産で買っていく方もいらっしゃいました。

初めての司会_4

(まさまさ)

正暦寺の魅力を体験♪

2012.10.27 | 授業 | by Staff

天気予報では午後から下り坂とのことで心配しましたが、なんとか天気にも恵まれ、授業「紅葉の名所『錦の里』探訪」の当日を迎えることができました。

正暦寺の魅力を体験_9

先日、大原住職と打合せをさせていただき、歴史文化に関して初心者の私にも丁寧に、奈良の歴史の1ページがしっかり刻みこまれている正暦寺のお話をお聞かせいただき、そのお話の魅力に惹きこまれました。
大原住職は本当にひょうきんでおもしろくて、お寺の歴史を語っておられるときの真剣さとはまた違った顔ももっておられる素敵な方だなぁという印象を受けました。

正暦寺の魅力を体験_11

さて、正暦寺への交通手段は、バスで来られて「柳茶屋」というバス停から30分ほど徒歩で向かう場合と、車で向かう場合とがあります。
歩いて正暦寺に行く道の景色はとてものどかで、晩秋の温かい日差しのなか、徒歩の方は気持ちよく歩いて来られたのではないでしょうか。
(私は、車でですが(汗)、ちょっと様子を見に行きました。)

正暦寺の魅力を体験_3

私は、受付や誘導などを担当していましたが、そろそろ授業が始まるので教室へ・・・と思い、中へ入ると、あれっ??なんか人がたくさん???

正暦寺の魅力を体験_6

今日の参加者は20人のはずなのに、40人ぐらいの方がご講話を聴いていました。
後で聞きましたが、東京からのツアー客の方々が来られていたとのこと。
このようにひっそりとした山寺の正暦寺も、東京でも名所として知られていたんですね。

授業内容については、授業レポート「秋の山寺で歴史探訪」も併せてご覧ください。

そして、ツアー客の方々と別れ、今回、特別に宝物殿へと場所を変え、引き続きご住職にお話していただきました。
仏像にも一つひとつ歴史があり、どのような経緯で今に至るのか、いきいきとしたお話に、みなさん聴き入っておられる様子。
とても貴重な宝物を拝見した後は、いよいよ日本清酒発祥の地についてのお話を聞くために、本堂へ。

正暦寺の魅力を体験_7

本堂にもたくさんの仏様がいらっしゃって、身が締まるような気持ちになります。

日本清酒発祥の地としてお寺に残る古文書などから、歴史や経緯をお話していただきました。
当時の人々の思いが伝わってくるような、迫力のあるお話を聞かせていただきました。

授業タイトルには「紅葉の名所」とありましたが、残念ながら今回は紅葉には少し早かったみたいで・・・。
司会のスタッフも「ぜひ、紅葉の良い時期にもう一度」と案内していましたが、このブログをご覧のみなさんも、紅葉の良い時期にぜひ正暦寺へ行ってみはいかがでしょうか?

正暦寺の魅力を体験_10

(もじゅ)