奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

奈良に生まれ育って

2011.03.27 | 授業 | by Staff

3月の終わりとはいえまだまだ寒い日、桜の便りも聞こえません。
授業「ついに出た!?鹿のホンネ本! ~作家が自ら語る、あの本の裏話~」の教室内もちょっと寒くて、足元はひえひえ・・・。
そんななか、先生の語りは熱く熱く、鹿への愛があふれておりました。

奈良に生まれ育って_1

授業の内容は、「ひとまちレポート」をご覧ください。
http://nhmu.jp/report/4005

奈良に生まれ育って_3  奈良に生まれ育って_2

参加者は奈良にお住まいの方がほとんではありますが奈良出身の方は少ないようで、観光客目線のご意見が多く・・・。
奈良にはおいしいものがない お土産がない
掃除が行き届いていない 朝は遅い 夜は早い と、
ならまちに住んでいるものには耳が痛く、穴があったら入りたい。

でも!人力車を鹿に引かせてみてはとの意見には私もびっくり!!
先生が今、奈良の鹿は神様のお使いだと話されていたではありませんか!
おそれおおくも かしこくも・・・。

(つしねこ)

モノクロな奈良は奥深い

2011.03.12 | 授業 | by Staff

東日本大震災で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りし、被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げます。

3月12日の奈良ひとまち大学特別授業は、11日に発生した大地震から、様々なことがありました。
開催するか否かの検討を重ね、「開催」で動きだした特別授業。
ここで問題になったのが、特別授業の先生・みうらじゅんさんは、来ることができるのか?
「もし、新幹線が動かなかったら?」「遅れて来られたら?」等、みうらじゅんさんと電話が通じないなか、様々な事態が考えられました。

みうらじゅんさんが来ることができなかった場合、一番の悩みは石川住職との対談者でした。この状況下で、急に誰かお願いできるのか?ひとまち大学のことを理解していただき、奈良への思い・奈良の魅力を語れる人・・・。どなたかいないのか・・・。
そのとき、ふと頭に浮かびました。「そうだ!奈良では平城遷都1300年祭が行われたんだ!!このとき一緒に仕事をし、奈良の社寺を巡り、多くの特別講話を実現してきたあの人にお願いするしかない。」
ということで、平城遷都1300年記念事業協会の露口さんへ現在の東京の状況を伝え、一肌も二肌も脱いでいただけることが決定しました。
そして、ナビゲーターであり奈良を発信している人となれば、ならどっとFMの羽原さんにお願いするしかないと、夜遅くに連絡をし、了承を得ることができました。

もしもに備えて、シナリオ等を変更する準備をしていた11日深夜、みうらじゅんさんご本人からお電話が・・・。
今の東京の状況、みうらじゅんさんの心境をお伝えいただき、とてもお話をできる状況ではないということでした。
それを受け、授業当日の12日未明に、みうらじゅんさんが来られないということで司会原稿の変更等を行い、朝を迎えました。

モノクロな奈良は奥深い_1 モノクロな奈良は奥深い_2
迎えた当日の朝、学生のみなさんが続々とやって来られました。
そのころ控え室では、石川住職・露口さん・羽原さんが集合し、打合せ。
初めて出会う3人・・・。
と思いきや、そうではなかった!どこかで3人がつながっているんですね(奈良は人のつながりがしっかりしている!)。
今までは、それぞれお互いは知っていたのですが、3人が顔を合わせたのは初めて。
今日はトライアングルで話すんだね!という感じで、打合せも盛り上がっていきました。

「みうらじゅんさんの火付けで仏像ブームになりましたよね、そのみうらじゅんさんと言えば、なぜイケ住と呼ばれるようになったところから聞いていきましょう」「あそこの仏像をはずしては語れない」「奈良県北部だけではなく、南部にもいいところがたくさんある。このことは伝えていきたいですね。」など、授業開始までの1時間余りで、多くのことが語られました。

モノクロな奈良は奥深い_3

特別授業の始まりを告げるチャイムが鳴り、いよいよスタート!
手に汗を握り震えていたのに、鼓動も静まり、落ち着いた様子で照明のなかに進んでいく姿にプロを感じました。

90分の授業は3人のトークで瞬く間に過ぎていき、いつもの講演会では聞くことのできない奈良の深さを感じることができました。
京都・大阪は写真で言えばカラーで、奈良はモノクロだ。カラーには勝てないけど、モノクロには深みがあり、奈良は四次元的である。
奈良に来ると言葉で語れないが魂を揺さぶられる、DNAが揺さぶられる・・・などなど、とても興味深い内容でした。

また、石川住職からの「みうらじゅんさんの直筆絵馬プレゼント!」の超サプライズ発表もあり、会場にはどよめきが・・・。

モノクロな奈良は奥深い_4

終了後の控え室では、3人が一様に緊張から解き放たれた安堵の表情を見せ、「このトライアングルは良かったね」「これから3人であちらこちらで話しに行こうか」「売り出していこうか」とも相談されていました。

みうらじゅんさんが来られなかったことで、残念だった方も多かったと思います。アンケートにも多く感想が寄せられていました。
みうらじゅんさんのトークショーは、いつか実現したいと考えています。そのときまで・・・、どうか待っていてくださいね。

急遽、先生をお引き受けいただきました、平城遷都1300年記念事業協会の露口様、ならどっとFMの羽原様、本当にありがとうございました。

(かっぱ)

後日、「みうらじゅんさんの直筆絵馬プレゼント!」の抽選を行い、その模様をユーストリームで中継しました(↓で見ることができます)。
http://www.ustream.tv/recorded/13573027
これまでに実施した授業の紹介や、これからの授業予定などもお話しました。ぜひご覧ください♪

いやぁ~、奈良って本当にいいところですね♪

2011.02.27 | 授業 | by Staff

2月とは思えないぽかぽか陽気の日曜日の午後、授業「映画『夕暮れ』に見る、奈良」を行いました。
今回の教室になったのは、「スタジオ ワルハラ」。
「こんなところで、奈良ひとまち大学の授業があるの?」と、
ビックリした方もいらっしゃったのではないでしょうか?
それもそのはず、住宅街のなかに一見「ガレージ!?倉庫!?」と思ってしまうような建物。

いやぁ~、奈良って本当にいいところですね♪_1

普通に歩いていては、きっと見過ごしていた可能性が・・・。
みなさんが迷わないように、ひとまちスタッフはのぼりを掲げてお待ちしていましたよ~♪

いやぁ~、奈良って本当にいいところですね♪_2   いやぁ~、奈良って本当にいいところですね♪_3

この「スタジオ ワルハラ」、営業しながらもまだ建築中だそうです。完成は5年後の予定とか・・・。
そんな建築途中の建物に入れるなんて、ある意味で貴重な体験でした。

いやぁ~、奈良って本当にいいところですね♪_4

教室がスタジオだけあって音響設備もよく、臨場感が増して、映画の世界にどっぷり浸れた120分間だったのではないでしょうか。
お恥ずかしながら初めてこの映画を鑑賞させていただいた私も、「家族」や「命」という普段当たり前にそこにあるものを見つめなおし、素直に受け止めることができた素敵な時間でした。きっと、学生のみなさんもそれぞれに感じるものがあったと思います。

映画鑑賞後には、戸田監督に直接質問できる時間があり、私も手を挙げていろいろお聞きしたかったのですが、そこはグッとこらえました(笑)。
しかし、私の知りたかったことは、学生のみなさんが聞いてくださいました。
映画を観た直後に監督に裏話を聞けるなんて、なかなかないですよね。贅沢な上映会です。

いやぁ~、奈良って本当にいいところですね♪_5

『夕暮れ』は、1ヶ所を除いて、その他は全て奈良市内で撮影されているそうです。
映画に登場した場所やお店など、撮影ポイントを探しながら奈良散策っていうのも、またおもしろいかもしれません。
私は、すでに何ヶ所か発見しました!身近な場所が撮影に使われるって、ちょっと周りに自慢したくなりませんか?私だけかな・・・(笑)。

戸田監督にとっての「奈良」が『夕暮れ』の中にあるように、みなさんも自分だけの「奈良」を見つけてください。
奈良って本当に良いところなんだと、再認識するはずです♪

ちょっと早い「春」を心の中に感じた、そんな日曜日の昼下がりでした。
戸田監督、あたたかい感動をありがとうございました!

裏話その1
授業終了後には、戸田監督にサインを求める方が大勢いらっしゃいました。
ひとまちスタッフもちゃっかりいただきました♪
新進気鋭の戸田監督。これからがますます楽しみです!

裏話その2
実は・・・今回の授業には、『夕暮れ』の出演者が参加されていたんですよ~。
お気づきになられましたか?主要キャストのあの方です!
しかも、もっとビックリすることに、戸田監督の次回作に出演される方も来られていました。
お二人ともとてもお綺麗で、まさに「女優さん」って感じで眩しかったです!
しばし見とれてしまいました(ポッ)。
というわけで、次回作も乞うご期待!?

(くすきち)