奈良ひとまち大学

menu

ひとまちブログ

念願の授業開催!

2021.01.23 | 授業 | by Staff

企画の提案から5年!?
1月23日に授業「インドの伝統医学と奈良の関係 ~アーユルヴェーダで免疫力アップ~」を開催しました。
スタッフ“じーあん”のブログはご覧いただけましたか?
今回の授業は、昨年度に急きょ中止となった授業の内容をパワーアップしたリベンジ開催です。
実は、私もこの講座にはひとかたならぬ思いがあり、ぜひぜひ企画を実現させていただきたいと、担当スタッフにお願いをしていました。
それがいよいよ実現し、無事開催することができて、ホッコリした気分に浸っています。

授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「不安の中でできること」
http://nhmu.jp/report/35295

さて、授業を終えて、先生の野村さんに質問してみました。

念願の授業開催!

Q:野村さんがアーユルヴェーダと出会ったきっかけは?
A:アーユルヴェーダとの出会いは、雑誌の記事です。
たった3行程の短い記事でしたが、それがインドの先生との出会いでした。
今もこうしてアーユルヴェーダライフを送り続けているのは、それだけアーユルヴェーダには生きる力と心の喜びを感じることができる魅力的な哲学があるからだと感じています。
今後もみなさんの健康と幸福のお手伝いができるように精進していきたいと思います。

Q:この講座を引き受けた時のお気持ちは?
A:アーユルヴェーダについて伝えるというご縁をいただいたことを嬉しく思いました。
どのような年代にどのようなお話をすれば聞いていただけるのか?と考えていましたが、みなさん最後まで真剣に聞いていただけて、コロナ禍においてご自身やご家族の健康を願うお気持ちが伝わってきました。

Q:準備を進める中での出来事や思いなど、何かありましたか?
A:みなさんに喜んでいただけるようにスパイスの準備をしました。
少しでも身近に感じて健康のために取入れていただけるとありがたいです。
今回は試飲はできませんでしたが、持ち帰りできるのも嬉しいですよね。

念願の授業開催!

Q:この授業で伝えきれなかったことがあればお願いします。
A:アーユルヴェーダは古代より伝統的に受け継がれており、古典書に基づいてお伝えしております。
季節によって、年齢によって、時間によって、お伝えする内容は違います。
それらは5000年前から現代にも変わることなく活かされています。
それがアーユルヴェーダの医学なのです。

さてさてみなさんいかがでしたか?
授業の様子はというと、インドのアーユルヴェーダ病院で必ず行うドーシャ体質診断から始まり、自分自身の体質を知ったうえでの受講となりました。
体質とは、バータ/ピッタ/カパの3つに分かれます。
チェックリストとにらめっこしながらどのタイプに当てはまるのかを調べ、それぞれの特徴と注意すべきポイントや対象法などを聞き、一生懸命メモを取っておられました。

念願の授業開催!

このほか、基礎的なお話に加え、奈良との関係、そして誰にでもできるカンタン免疫力アップの方法、ハーブやスパイスを使った日々の生活に取り入れられる体の改善法などを学びました。
アーユルヴェーダは、知れば知るほど奈良との関係も深く、私たちの暮らしのなかに簡単に取り入れられます。
この授業をキッカケに学生のみなさんがアーユルヴェーダライフを楽しんでくださることを願っています。

(rain-d)

パンのない人生なんて

2021.01.22 | 授業info | by Staff

2月21日(日)の授業「開校10周年記念!リクエスト大会Vol.17 みんなが元気になるパンづくり ~MIA’S BREADのパワーのひみつ~」のお知らせです。

パンのない人生なんて_4

この授業は、2016年10月に開催した「おいしいパンで街をハッピーに ~MIA’S BREADの2つめのお店~」のリバイバル授業です。
前回の授業には申込が殺到して倍率がすご~く高かったので、参加できた方はむちゃくちゃラッキーだったのではないかと思います。

前回の授業の様子を知りたい方は以下のレポートとブログをご覧ください☆彡
ひとまちレポート「エネルギッシュな店主、MIA’S BREAD」
http://nhmu.jp/report/26848
ひとまちブログ「名言の洪水!」
https://nhmu.jp/blog/class/11123

パンのない人生なんて_2

先生は、MIA’S BREAD 店主の森田 三和さんです。
森田さんがパン作りを始めたのは学生時代。
デザイン専攻の学科での課題の作品づくりの息抜きに作るようになったそう。
美味しいパンを作ることに夢中になり、作ったパンを友達にあげると喜ばれて・・・の繰り返しが口コミで評判となり、注文を受けるようになったのがパン屋さんになるきっかけだそう。
独学で始めたパン作りは、絵を描くように、ごはんを作るように、食べたい味・かたち・イメージを表現しているのだそう。
この話を聞いて、初めて食べたレーズンの巻きパンの美味しさに衝撃を受けたことを思い出しました。
今まで食べたことのない味で、すごく美味しかったのを忘れられない・・・20年ぐらい前だったかなぁ~。
いわゆるマニュアルどおりに作られたパンじゃなくて、森田さんのイマジネーションがいっぱい詰まった既成概念にとらわれないパン。
「これはただものではない」という直感は正しかったんだ!と改めて思ったのでした。

パンのない人生なんて_3

お店は2017年に勝南院町へ移転し、観光客など地元の方以外も多く立ち寄るスポットになっています。
2・3階はカフェになっていて、焼きたてのトーストやあったかいスープなどもいただけますよ。

パンのない人生なんて_1

今回の授業は2階のカフェスペースが教室です。
授業では、パン作りのこと、お店のこと、1月に発行されたエッセイ集『サンドイッチブルース』についてなどなどの話を伺います。
今エッセイを読んでいる最中ですが、とてもおもしろい!
詳しくは次回のブログにて紹介させていただきますぞ。

パンのない人生なんて_5

お申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/35171

(なさ)

生涯に一度だけ挑戦できる「竪義(りゅうぎ)」

2021.01.21 | 授業info | by Staff

2月28日(日)の授業「開校10周年記念!リクエスト大会Vol.18 お坊さんの試験ってなに? ~薬師寺僧侶が語る『法相宗慈恩会』のリアル~」のご案内です。
この授業では、昨年11月に「竪義(りゅうぎ)」を満行された薬師寺の僧侶・高次喜勝さんから、竪義のあれこれをお話ししていただきます。

生涯に一度だけ挑戦できる_1

高次さんには、2016年12月の授業 「若手僧侶のスーパー・ポジティブ!仏教 ~喜光寺副住職のカジュアルトーク~」でも先生を務めていただきました。
その年の11月に村上定運さん(現・奈良薬師寺東関東別院潮音寺住職)が竪義を満行(合格)されたこともあり、授業の後の雑談で「高次さんが竪義を満行されたときには、また授業で竪義の話をしていただけたら嬉しいです」と話をしてから5年、遂に高次さんが竪義を満行されました。

みなさんは、竪義をご存じですか?
竪義は、法相宗の僧侶が生涯に一度だけ受けることができる口頭試問で、法相宗の教えや経典を覚え、年上の僧侶から出される問いに答えなければならない試験です。
覚えなければならないことも多く、とても難しい試験なのです。
また、竪義の前には21日間の「前加行(ぜんけぎょう)」という修行があり、これがまた厳しい。
例えば、「横になって寝ることが許されない」「食事は朝昼の2回だけ」「結界を張った部屋に籠り漢文で書かれた問答集を覚える」などなど・・・“かっぱ”にはとても耐えられません。
そして、満行しなかった時は寺を破門されるという、法相宗の僧侶にとっては死活問題の試験なのです。

生涯に一度だけ挑戦できる_3

そんな厳しい竪義については、あまり知られていません。
それもそのはず、僧侶になって十年あまりの経験がなければ受けることができないため、毎年行われるわけではないのです。
また、竪義を満行された僧侶からしか、その苦労ややりがいなどのリアルな話を聞くことができないのです。
薬師寺では、高次さんの後はしばらく行われないだろうと言われています。
と言うことは、今回の授業はめちゃくちゃ貴重な時間になること間違いなし!

生涯に一度だけ挑戦できる_4

打合せの際に高次さんは、前加行のこと・竪義のことをもっと知ってほしい、こんな修行のある法相宗のことも知ってほしいのだと話されていました。
そこで授業では、「どんな修行をしていたの?」「どんな感じで籠っていたの?」「竪義はどのように行われるの?」などの素朴な疑問の数々について、画像や実際使った道具などを間近に見せていただきながら、お答えいただきます。
実際に使ったものを間近で見せていただけるなんて、それだけで“かっぱ”はテンション上がっちゃいました。

最後にもう一度だけ言います。
法相宗の僧侶が生涯に一度だけ(くどいですが一度だけですよ)受けることができる竪義のリアルな話。
この機会を逃すことなかれ。

お申込お待ちしています。

http://nhmu.jp/class/35181

(かっぱ)