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心惹かれるお店と店主と松の木と

2021.02.07 | 授業info | by Staff

どうも、“どすこい”です。
今回は、2月28日(日)の授業「松の木と古民家と奈良の食材と ~樹齢300年の松に導かれて~」のご案内です。
近鉄奈良駅から北へ・・・奈良女子大学をちょっと過ぎたところ、きたまちの奥の方にある「松籟 ~まつのおと~」。
そう、ここが今回の授業の教室!
めっちゃ雰囲気ありませんか?

心惹かれるお店と店主と松の木と_1

ゴメンナサイ、写真のセンス無さすぎで・・・。
という訳で、夜の写真をお店のFacebookから拝借(笑)。

心惹かれるお店と店主と松の木と_3

そして、このお方が今回の授業の先生・松本剛さんです。

心惹かれるお店と店主と松の木と_4

実はこのお店、松本先生が古民家を自らリノベーションしたんです。
「奈良でお店を開きたい」と思い、物件探しの末、築80年のこの古民家を選んだそうです。
そう!この樹齢300年の松の木に魅せられて。。。

心惹かれるお店と店主と松の木と_5

松本先生、学生時代に建築学を学んでいたそうで、その経験を活かして各部屋をリノベーションしたそうです。
店内は大正から昭和を漂わせる和モダンな造りになっていて、そのひと部屋ひと部屋に松本さんのこだわりが(ちょっと、大人の隠れ家的な雰囲気なお部屋も)!!
夜になるとライトアップされるこの松の木!!!
部屋から眺めながら食べる料理・・・松の木との相性が抜群なんです。

心惹かれるお店と店主と松の木と_6

そして料理にもこだわりが。
松本先生が手掛ける料理は、一品一品が地産地消を意識した奈良の食材をふんだんに使っています。
そのお味が絶品!!!!

心惹かれるお店と店主と松の木と_8

ずいぶん昔のものなのに、手入れがされていて味わい深い、自然と醸し出される風情のある店内。
しっとりと落ち着いて、心惹かれます。
そして、お会いする度に、その魅力を発見させてもらえる、芸術家であり、料理研究家であり、様々な実験好き?!な店主!!に、みなさんもきっと心惹かれることでしょう。。。
ぜひお申込みを☆彡

心惹かれるお店と店主と松の木と_7

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、授業中の飲食ができなくなりましたが、店主こだわりの手作りの1品をお持ち帰りしていただきます。
どうぞお楽しみに♪
お申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/35175

(どすこい)

素敵な魅力の異空間「でなり」を体感!

2021.01.31 | 授業 | by Staff

2020年2月に予定していたものの、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止なっていました、「でなり」での授業。
2021年1月31日に「『でなり』から奈良の魅力発信! ~『DE-NA-LI』と『角角鹿鹿』の関係~」として実施することができました。
授業の様子は「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「素敵空間」
http://nhmu.jp/report/35416
「Made in NARAの可能性を追い求めて」
http://nhmu.jp/report/35433

「でなり」・・・英語表記もあります→「DE-NA-LI」。
これ、マッキンリー山のことを指すんですって。
意味は「偉大なもの、偉大なはじまり」。
店主の田上さんがこの意味を込めてお店・ブランドに名付けたとのこと。
そしてロゴの周りにある鳥の足跡は、デナリ山脈で最初に見つかったとされる渡り鳥の足跡の化石の形です。

素敵な魅力の異空間「でなり」を体感

そうそう、平仮名の「でなり」はお店の名前、英語の「DE-NA-LI」は洋服のブランドの名前です。
なんで?って思いますよね。
ブランド名が英語なのは、先ほどの由来から。

素敵な魅力の異空間「でなり」を体感

店名は、子どもからお年寄りまでがパッと見て分かりやすく記憶に残るように、平仮名にしたんですって。
田上さんの優しい心がすごく表れていますよね。

素敵な魅力の異空間「でなり」を体感

田上さんはデニムメーカーに勤めた後、自ら起業しました。
私のずーっと思っていた疑問は、なんで食事も?
実は大家さんから、食事もやってくれるならこの場所を貸してあげるよと言われたそう・・・。
このお店、前はうどん屋だったみたいです。
そんなことから服と食事のコラボ店となったそうですよ。
おもしろい!

さてさて、そんなこのお店は現在、奈良テレビ放送「加藤雅也の角角鹿鹿」の奈良研究所としても有名。
収録で目の前に加藤雅也さんが居るなんて、すごいですよね!
さらにさらに、衣装提供もしているんですよ!
加藤さんの白い服に赤のパンツ、なんとあれは巫女さんをイメージしてるんですって!
テレビで乗っている自転車も、田上さんのものなんです!

素敵な魅力の異空間「でなり」を体感

さて、店内。
おしゃれな洋服が所狭しと並んでいます。
そして、あちこちにいろんなレトロなものが飾ってあります。
大きな時計・・・あれは静岡駅のものを譲ってもらったようで、そこからお店の看板やメニュー表の中身などを駅の看板デザインにしていったそうです。
他にも多くの時計がありますが、全て時間はバラバラ。
お客さんに時間を気にせずゆっくり過ごしてもらいたいという、田上さんの気持ちの表れです。

素敵な魅力の異空間「でなり」を体感!

そんななか、私がとても気に入ったもの!
それは・・・マトリョーシカ!!
めちゃくちゃかわいくておもしろいですよね!
ワタクシ、昔からマトリョーシカが大好きで、ましてやここにあるパンダとゴルバチョフ大統領なんて!最高です(笑)。

素敵な魅力の異空間「でなり」を体感!

そろそろ授業のまとめを。
田上さんは今まで、人とのつながりをとても大事にしていて、店の飾りや小物、服の材料、お酒や食材など、今あるほぼ全てのものはつながりから得ているそうです。
つながりを大事にして今後も続けていきたいとのことです。
このお猪口もお酒つながりから作ったんですって。

素敵な魅力の異空間「でなり」を体感!

また、常に何かをやっていることが非常に大事であり、そしてやっていることを発信していくこと、これを大事にしてくださいとおっしゃっていました。
結果を残すのは自分であり、人に惑わされずに続けることで、自分が正解者となることの大切さを語っていただきました。
田上さん、ゆくゆくはキャンプ場をやりたいそうです。
そしてそこには育児施設も設けて、家族みんなが楽しめる場所にしたいそうです。
初めにも書きましたが、子どもからお年寄りまで、みんなに優しい田上さんそのものですね。
みなさんから愛される「でなり」&「DE-NA-LI」。
みなさんも一度訪れてみてはいかがでしょうか。

素敵な魅力の異空間「でなり」を体感!

(つて)

未来へつなぐ情熱

2021.01.30 | 授業 | by Staff

今回の授業は、「映画館『尾花座』を知っていますか ~『なら国際映画祭』で未来へつなぐ~」です。
株式会社尾花の代表取締役社長・中野聖子さんにお話を伺いました。

未来へつなぐ情熱

授業の様子は「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「『尾花』という名前」
http://nhmu.jp/report/35356
「『尾花座』が人と人の架け橋に」
http://nhmu.jp/report/35401

ホテル尾花は、明治42年に座主・山田猪三郎さんが建てた芝居小屋の「尾花座」が始まりです。
明治・大正に歌舞伎・浄瑠璃・浪曲・落語などの諸芸能が上演され、大正9年に奈良初の常設映画館「尾花劇場」が開館。
「愛染かつら」は大ヒットして客の行列が猿沢池まで続いたそうです。
その後、テレビの普及など時代の流れとともに映画の衰退により劇場は昭和55年に閉館しました。
そして現在まで続くホテル事業を始められたそうです。

未来へつなぐ情熱

現在、ホテル前には「われらが尾花座ここにありき」と、映画館に象徴される芸能の復活を熱望する狼煙の様な桂米朝筆の石碑があります。
2010年の三条通りのシネマデプト友楽の閉館により、奈良市には映画館が無くなりました。
そこで、奈良での映画の火を消さないようにと、奈良出身の河瀨直美監督を中心として「なら国際映画祭」が隔年開催されるようになりました。
その開催にあたって、元々映画館を経営していて映画に縁のある今回の授業の先生・中野さんに、なら国際映画祭を手伝ってほしいと白羽の矢が立ち、現在まで尽力されています。

未来へつなぐ情熱

なら国際映画祭は、世界遺産の東大寺・興福寺・春日大社などの協力を得て大々的に世界に発信している事業です。
中野さんの夢は、大規模映画館ではなくても奈良駅近辺に地域に根差した映画館を作る、またはネット配信も視野に映画監督の育成・活動の場を広げ、未来に繋げることだそうです。

今回の授業には50人近くの申込があり、新型コロナウイルスの感染拡大予防の観点から20人のみの参加とさせていただきました。
当日は欠席者もなく、質問タイムには多くの方が質問され、学生のみなさんも奈良発の芸能が復活するのを熱望されているのが伝わるひと時でした。

未来へつなぐ情熱

今回の授業で中野さんからこれからの奈良の映画館復活にかける情熱を伺うことができ、映画発展の分野で頑張っている人の熱意に触れ、元気をいただきました。

(谷)