奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

薬膳ってご存知??

2013.01.01 | 授業info | by Staff

みなさん、あけましておめでとうございます!
2013年も、奈良ひとまち大学をよろしくお願いいたします!!

さて、近鉄京都線高の原駅をイオン側に出て、南の方にある北部会館を越えてすぐのところ、昔ながらの駅前商店街に、今回の授業「カフェで楽しむ、あたらしい薬膳~身体と心を食事でリセット!~」の教室となる、「薬食カフェ ならやま茶館」があります。

薬膳ってご存知??_1

※詳しい地図は、「ならやま茶館」のHPをご確認ください。
http://narayamasakan.com/info.html

私が初めて「ならやま茶館」に行ったのは、同僚に案内されてのこと。
レトロな商店街にマッチする、シックでおしゃれな店構え。
中に入ると、物静かな感じで優しく、気配りの細やかなオーナー・谷山鹿郎さんが出迎えてくれます。
そう、今回の先生です。

薬膳ってご存知??_2

突然ですが、みなさんがカフェに行く時って、どういう時でしょうか?
*一息つきたいとき、ゆったりしたいとき。
*そこにしかない、特別なものがある。
(メニューや音楽・インテリア・お店の人・・・)
などでしょうか?
このお店には、つい行きたくなってしまうそんな魅力を感じました。

さて、前置きが長くなりましたが、今回の授業のテーマ「薬膳」ってご存知でしょうか?
簡単に説明しすぎると先生に指摘されそうですが、薬膳とは、病気を日頃の食事によって改善する食養生法のひとつです。
西洋医学では、錠剤などの薬を飲んで病気を治しますが、東洋医学では、医食同源の考え方に基づいて、季節(その時期にその場所で採れたもの)や体調に合わせた食材を食し、体内の氣のバランスを調えることによって、体の調子を改善していくという予防医学の考え方をとっています。
だるさや疲労・消化不良・精神的な疲れなど、現代社会ではいろいろなストレスが多いので、心の中も体の中もリセットして体調を整えてくれるのが、この「薬膳」というわけです。

薬膳ってご存知??_3

今回の授業では、薬膳の体験ということで、薬膳の考え方の元となっている氣の流れについてお話を伺いながら、実際に先生が考えられた薬膳の創作料理の試食と薬膳茶の試飲をします。
そして、先生が脱サラをされ、なぜこのような道に進まれたかについてや、あたらしい薬膳(先生のこれからの目標)についてもお話を伺っていく予定です。

薬膳ってご存知??_4

みなさんも、ぜひ一度この機会に薬膳について体験してみましょう。
きっと、日々の生活におけるそれぞれの癒しを発見できるはず。
それでは、たくさんのご参加をお待ちしております。

授業の申込はコチラ↓
http://nhmu.jp/class/12611

(もじゅ)

授業「五感を研ぎ澄ます、お茶バトル!!」の誕生秘話!?

2012.12.28 | 授業info | by Staff

お酒の種類を当てる「利き酒」があるように、お茶にも、お茶の種類を当てる「闘茶」という文化があります!
ご存知ですか?
きっと、ご存知ない方が多いはず!

私も、全国お茶まつり奈良県大会(2010年11月開催)のイベント「大闘茶会」に参加して、初めて知りました。
実は、その時から「奈良ひとまち大学の授業でやりたいなぁ~!」って思っていたのです。
だって、奈良は日本に初めてお茶が伝来した地です。
茶道が生まれたのも奈良。
美味しい大和茶が、今もたくさん生産されています。
お茶とともに広がった文化を、ぜひみなさんと一緒に学びたいと思ったからです。
なんて、カッコつけではなく、本当は・・・単純におもしろかったからです!
では、「闘茶」がどんなものかを「大闘茶会」の写真からご紹介します。
ほんのちょこっとだけ・・・

これは、「闘茶」で使った資料です。

授業「五感を研ぎ澄ます、お茶バトル!!」の誕生秘話!?_1

5つのお茶の種類を当てます。
今回の授業でも、お茶の産地ではなく茶種を当てる予定です。

緑の法被(はっぴ)を着た人は、大和茶の生産者関係のみなさんです。
このなかに、今回の授業の先生・日本茶インストラクター協会奈良県支部のメンバーさんもいます。

授業「五感を研ぎ澄ます、お茶バトル!!」の誕生秘話!?_2

先ほどの資料にもあった、木札とこの木箱。
どのように使うのかはお楽しみに!

授業「五感を研ぎ澄ます、お茶バトル!!」の誕生秘話!?_3

この「大闘茶会」には、500人近い人が参加。
得点をつけて、順位を決めました。

授業「五感を研ぎ澄ます、お茶バトル!!」の誕生秘話!?_4

私の成績は・・・・?
なかなか当たらないからおもしろいのです!(言い訳?)

上位5人が表彰。
一緒に参加した友人は、全問正解でみごと1位!
せんとくんも大喜びでした。 

授業「五感を研ぎ澄ます、お茶バトル!!」の誕生秘話!?_5

今回の授業では、どんなバトルが繰り広げられることやら・・・
さぁ~、違いがわかるアナタ!
そうじゃない貴方も・・・ 
五感を研ぎ澄まして、お茶バトルしましょう!

授業のお申込はコチラ↓
http://nhmu.jp/class/12594

(HANA)

巳さんと一緒で・・・みんないいなぁ~!!

2012.12.22 | 授業 | by Staff

この日は、今年最後の「ひとまちの日」です!
「2012年も終わりに近づいてきたなぁ~」としみじみ思いながら、授業「伝統工芸・一刀彫の魅力に迫る!」の準備・・・。
教室は、「なら工藝館」です。

「のぼりの文字、なぜかよく裏向くんだよなぁ・・・」

巳さんと一緒で・・・みんないいなぁ~!!_1

そして教室の準備。
大きなテーブルを端に寄せて、ぐるりと椅子を並べて準備完了!

巳さんと一緒で・・・みんないいなぁ~!!_2

さぁ授業が始まりました!
本日の先生は、一刀彫の若きエース前田浩幸さん。
まずは、一刀彫の実演からです。
教室内は先生の木を削っていく音のみ・・・
ザクッザクッ・・・
やはり刃物を扱うからでしょうか?
先生の真剣な目にピーンと張りつめた空気が漂っていました。

巳さんと一緒で・・・みんないいなぁ~!!_3

実演の次は、先生の魅力に迫ります。
先生は、ここ「なら工藝館」の「奈良工藝後継者育成制度」の研修生として、この世界に入ってこられました。
奈良の一刀彫は、面を大切にしながら作品が作られているそうです。
それでいて、鹿などの作品には躍動感もある。
静と動の魅力があることを教えていただきました。

「一刀彫」と言うくらいだから、平鑿1本で造り上げる・・・と思っていた方もおられましたが、たくさんの道具が要ることも先ほどの実演からわかりました。

ようやく参加者のみなさんから、いろいろな質問が飛び出し始めました。
怪我の話は、怖かったですね。
先生は、一刀彫を始めた頃に左手に鑿を突き刺して、全治6ヶ月だったそうです。
もっと大きな怪我をした方もおられるそうで、教室内にどよめきが起こりました。

巳さんと一緒で・・・みんないいなぁ~!!_9

その後、1階の展示室で、先生の作品をはじめ数々の伝統工芸の作品を拝見しました。
やっと、参加者のみなさんも先生も打ち解けてきた感じがしました。
それまでは、どちらも堅くて・・・司会役のスタッフまでも堅くて・・・実は密かに心配していました。
やれやれ・・・

巳さんと一緒で・・・みんないいなぁ~!!_10

お待ちかねの一刀彫の絵付け体験。
先生が彫ってくださった2013年の干支「巳」に、絵付けをします。
でも、すぐに絵付けに取り掛かれるわけではありません。
まずは先生の説明を聞いてから・・・。
絵付けに使う、岩絵の具。
貝殻や岩を削った粉と膠とを合わせて色を作っていくのですが、まるで理科の実験のようでした。

巳さんと一緒で・・・みんないいなぁ~!!_6

すり潰し方、分量、温度・・・ここでもすべてに技が必要です。
伝統工芸の美しさはこの技にあることを感じました。

ようやく絵付け体験。
3つのグループに分かれて・・・

巳さんと一緒で・・・みんないいなぁ~!!_7

みなさんとても楽しんでおられました。
私も体験したかったよぉ~!!!!

1つのテーブルに、皆さんの作品を並べてみました。
写真を撮って見せ合ったり、
「かわいい!」「ここんとこおもしろいね」
会話も弾んでいました。

そしてどの作品も個性が光ります!

巳さんと一緒で・・・みんないいなぁ~!!_8

最後に先生への質問タイム!
力の入った質問に、先生がふわっと応え、教室内に笑いがあふれる和やかな質問タイムとなりました。

先生にはギラギラした欲がなく、ただひたむきに奈良工藝「一刀彫」に向き合い打ち込んでいる。
そんな前田先生にとても魅力を感じた授業でした。

「良いお年を!」「また来年も奈良ひとまち大学をよろしくね!」と、一刀彫の巳さんと帰って行かれる参加者のみなさんをお見送りました。

みんないいなぁ~!!

(HANA)