奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

今回は奈良女子大学記念館!!

2016.03.03 | 授業info | by Staff

「奈良の地はわが国美術の粋とも称すべき古建築の淵叢(えんそう)たり。
 世人すでに似而非(えせ)西洋風建築に嫌厭(けんえん)す。
 宜しく本邦建築の優点を採るべし」
※『奈良国立博物館 仏教美術資料研究センター ~重要文化財 旧奈良県物産陳列場~』より一部抜粋

この文言は、1894年(明治27年)竣工で奈良初の近代建築とされる、旧帝国奈良博物館本館(現:奈良国立博物館なら仏像館)のネオバロック風の外観が、奈良公園に似合わないとして一般には好評ではなかったことから、次に予定されていた旧奈良県庁舎(現在は解体保存中)の建設にあたり、当時の県議会が設計者への要望として伝えられた際のもの・・・だそうです。

えっ?
いきなり何??
なにやら堅苦しい文章を冒頭からぶっこんでいますが・・・
実は、南都銀行本店、奈良ホテル、奈良仏教美術資料研究センターと、これまで3回にわたって開催してきた奈良の近代(レトロ)建築シリーズ第4弾となる授業「奈良が誇る美しい近代建築 ~奈良女子大学記念館をディープに探索~」についての案内をさせていただきたいのです♪

冒頭の文章は近代(レトロ)建築シリーズ第3弾の授業「奈良で生まれた近代和風建築 ~探訪、仏教美術資料研究センター~」でお話いただいた内容の一部です。

今回は奈良女子大学記念館!!_1

明らかにモダンな西洋建築である「なら仏像館」のそばにありながら、対照的な近代和風建築である仏教美術資料研究センター。
当時、奈良県の技師だった関野貞さんは、旧奈良県庁舎を模範とし、それに続く県の施設として設計したと言っています。

明治期の奈良に住んでいたみなさんの思いや当時の風景がイメージできますね☆
そこで、やはり気になるのが、奈良仏教美術資料研究センターの7年後となる1909年(明治42年)に建てられた奈良女子大学記念館(旧奈良女子高等師範学校本館)です。
奈良の近代建築と言えばやはり、この奈良女子大学記念館を思いつく方も多いのではないでしょうか?
この話の流れでいけば、この建物も近代和風建築になっていてもおかしくないですが、ご覧のとおり、和風建築からは程遠い異国情緒たっぷりの建築ですよね!!

今回は奈良女子大学記念館!!_2

このことについて今回の授業の先生・上野邦一奈良女子大学名誉教授にお伺いしたところ・・・一言。
「奈良公園からは少し離れているからじゃないかな?」
「・・・・。」
たしかに(納得)。
奈良の中心地全域に規制があったわけではなさそうですね。
それとも、別の事情があったからなのか?
ともかく、そこまで詳しい資料は残っていないようです。

さて、今回の授業では、アンケートでも要望が多く挙がっていました、奈良女子大学記念館の中をディープに探索していきましょう☆★☆

今回は奈良女子大学記念館!!_6

奈良女子大学記念館の見学と言えば、毎年春と秋に一般公開をしていますので、このブログをご覧の方のなかにも、館内に入ったことのあるよ~って方がいらっしゃると思います。
2015年は改修工事のため一般公開はなかったのですが、その工事が2016年3月に終了するとのことで・・・
なんとこの度、どこよりも早く奈良ひとまち大学の授業で!リニューアル後の館内を見学していただけることとなりました!!!
奈良女子大学の関係者の方に感謝、感謝です☆

そこで、今回、みなさんに授業のご案内をするべく、改修工事中の館内に特別に入れていただきました。
こちらは玄関から入ってすぐ左手(南側)、応接室や宿直室があったところだそうです!
改修工事と聞いていたので、あちこちビニールが貼られてあるのかと想像しましたが・・・
意外とさっぱり☆

今回は奈良女子大学記念館!!_3

こちらは講堂です。
おそらく、授業当日は、創立当初からあるとされる長椅子が並べられているはず・・・。

今回は奈良女子大学記念館!!_4

階段もめっちゃレトロですねぇ・・・
こういうのを見るとワクワクしてしまうのは私だけでしょうか?

今回は奈良女子大学記念館!!_5

ほとんどが当時のままだとのことで、なるべく近代建築の良さをそのままに、現在に遺していることがわかりました。

授業では・・・
建築秘話や建物の特徴、改修についてやその思いについて、1994年(平成6年)の重要文化財指定前に行われた改修工事にも関わられた上野教授にお話いただくとともに、館内をディープにご案内いただきます。
このブログの写真を見るだけではなく、ぜひ実際に歩いてレトロな雰囲気を味わってみてください。
たくさんのお申込をお待ちしています!!

授業申込はこちら↓↓
http://nhmu.jp/class/25172        

(もじゅ)

心と体に優しいお菓子を食する

2016.02.06 | 授業info | by Staff

じゃ~ん。
我が姪・あっちゃんの誕生日に先日オーダーしたお絵かきケーキですっ♪
「元気100倍~!」でおなじみの、子どもに不動の人気を誇るあのキャラクターのお友達を描いてもらったのです。
もらった当人はというと・・・そりゃぁ狂喜乱舞でしたよ。

心と体に優しいお菓子を食する_1

このケーキの作者は、2月28日(日)の授業「古墳・木簡がスイーツになった!? ~奈良らしいお菓子を発信するカフェ~」の先生、「プティ・マルシェ&ぷちまるカフェ~」店主の中島智加さん。

実は、私がプティ・マルシェ&ぷちまるカフェ~へお邪魔するようになったのは、このオーダーケーキがきっかけなのです。
我が甥・ゆきちゃんは、かつて食物アレルギーにより、乳製品と卵がNGでした。
お誕生日にケーキでお祝いできないのが不憫に思え、アレルギー対応のケーキを探し求めると、これがなかなかないんですよね。
やっと見つけたのが、某菓子チェーン店のお豆腐ベースのケーキ。
これはこれで喜んではくれたのですが、白一色でなんだかさみしい感じだな・・・と。

そんなとき、ふと目にしたのが、プティ・マルシェ&ぷちまるカフェ~の看板に貼っていたオーダーケーキの案内。
彩り鮮やかなかわいいケーキの写真にアレルギー対応のケーキもオーダーできる旨が添えられていて、「あっ、これだ!!」と。
「ゆきちゃんの3歳の誕生日にはこんな素敵なケーキでお祝いしてあげたい・・・」「このお店って、どんなお菓子置いてはるんやろ?」と思ったのが始まりなのでした。
あれから4年余りが経ち、焼菓子はほぼ全種類食べたかなって豪語しちゃうほどの結構なファンです。

心と体に優しいお菓子を食する_2

プティ・マルシェ&ぷちまるカフェ~のカフェは週末だけの営業なので、なかなか行けなかったりするのですが、寒波が到来した1月のある日、こちらをいただきました~。
これは大和茶ぜんざい。
大和茶を使ったぜんざいなんて初めて食べたけど、香ばしい玄米餅、甘すぎない小豆、泡立つ大和茶がいい塩梅で、ほんと美味しい~。
寒さに凍える身体の隅々に染み渡る、ほっとするお味でした。
冬が終わるまでにまた食べるよ(キッパリ)。

心と体に優しいお菓子を食する_4

「えっ、ケーキだけじゃないの?」って思ったあなた。
ケーキ以外にも季節限定メニューがあるのですぞ。
5月~10月の夏季限定かき氷も大人気なのです。
これはブルーベリー氷。
シロップは全て手作り。
しかもオリジナル。
まだ食べたことない人、絶対食べた方がいいと思います(力説)!!

心と体に優しいお菓子を食する_5

・・・なんか食レポみたくなってきたので、そろそろ本題に入りたいと思います。
お菓子のベースとなる小麦粉や砂糖、油脂にこだわって、素材を生かした味を追求した上で、奈良らしさ満載のお菓子のラインナップを広げている中島さん。
授業では、お店ができるまで、お店のこと、商品のことについて、語っていただきます。
古墳型ケーキのワークショップ(築造)&ティータイム(発掘&実食)もあります。
甘い匂いに包まれて、わいわいがやがや楽しい時間になること間違いなし。

心と体に優しいお菓子を食する_3

ひとまちブログ「『奈良と言えば』をお菓子にしたら」も見てね♪
↓↓
https://nhmu.jp/blog/info/10021

授業申込はこちら↓↓
http://nhmu.jp/class/24903

プティ・マルシェ&ぷちまるカフェ~ ホームページ
http://petitmarche-nara.jp/

心と体に優しいお菓子を食する_6

(なさ)

「奈良と言えば」をお菓子にしたら

2016.02.04 | 授業info | by Staff

「奈良」と言えば・・・
鹿。

「奈良と言えば」をお菓子にしたら_1

勾玉とか・・・

「奈良と言えば」をお菓子にしたら_2

木簡とか古代なモチーフ。

「奈良と言えば」をお菓子にしたら_3

そして・・・古墳。

「奈良と言えば」をお菓子にしたら_4

クッキーだったり、グリッシーニだったり、ケーキだったり、種類はいろいろございます。
こちら、見た目が可愛いとかユニークとかだけで終わらないのがいいところ。
どれもみんな美味しいんですよ。
なかでも古墳を模ったケーキは巷でも話題となり、テレビ・新聞・雑誌等でも多々紹介されているので、ご存じの方も多いのでは?

これらのお菓子を作っているのは、2月28日(日)の授業「古墳・木簡がスイーツになった!? ~奈良らしいお菓子を発信するカフェ~」の先生、プティ・マルシェ&ぷちまるカフェ~店主の中島智加さんです。
授業の教室はもちろんプティ・マルシェ&ぷちまるカフェ~
ならまちの北側にある、レトロな雰囲気たっぷりのかわいいお店です。
実は築80年の町家を自分たちで改装したそう。
提供される商品はもちろんのこと、ゆったりくつろげるカフェスペースも含めて愛情たっぷりなんですよ。

「奈良と言えば」をお菓子にしたら_5 「奈良と言えば」をお菓子にしたら_6

授業では、砂糖や油脂を極力減らした心と体に優しいお菓子への思いを伺います。
古墳型ケーキを作るワークショップもありますぞ!!!

「奈良と言えば」をお菓子にしたら_7

古墳にコーフン協会奈良支部長でもある中島さんの指導のもと、自ら築造した古墳を自ら発掘して食するという、こりゃ卑弥呼もびっくりですな(;゜Д゜)
プティ・マルシェ&ぷちまるカフェ~のお菓子を五感で味わうことができる、滅多とないチャンス到来ですよ☆彡

授業申込はこちら↓↓
http://nhmu.jp/class/24903

プティ・マルシェ&ぷちまるカフェ~ ホームページ
http://petitmarche-nara.jp/

(なさ)