奈良ひとまち大学

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ならまちがもっと好きになる

2015.12.05 | 授業info | by Staff

早いもので12月を迎えました。
「もういくつ寝ると・・・」というのは少し早い気もしますが、新しい年を迎えるにあたり、そろそろ準備しないとね。

そうそう、来年の干支はこれですよね。

ならまちがもっと好きになる_1

申年にちなみ、12月19日(土)の授業「ならまち、その歴史・文化・信仰 ~奈良町資料館から見るならまち~」の教室、奈良町資料館のことが、新聞で紹介されていましたよ!
授業の先生、奈良町資料館館長の南哲朗さんも載っています!!
2015年12月2日の『毎日新聞 夕刊』ですぞ。

ならまちがもっと好きになる_2
※画像をクリックするとpdfで拡大してご覧になれます。

申年つながりで来年は今まで以上に注目されることまちがいなし!の場所で行う授業の中身について、少し紹介します。
☆ひとまちブログ「ならまちを守るもの」も見てね☆彡
https://nhmu.jp/blog/info/9745

まずは館内にて施設紹介。
美しい吉祥天女さまのそばでお話を伺います。
それから外へ。
夕闇迫るならまちを散策します。
どこへ行くかは、当日までのお楽しみ。
ならまちゆかりの、ある御方にまつわる場所にも訪れるかも!

ならまちがもっと好きになる_6

ならまちの歴史や文化を感じつつお話を伺いながら歩いてみると、普段何気なく見える景色が違って見えてきて、俄然おもしろくなりますよ。
ならまちで生まれ育った南さんだからこその、とっておきのならまちにふれる機会になるのでは!!と、私も今から楽しみにしています。

ならまち散策終了後、再び奈良町資料館へ。
この資料館、実は3階まであるんですよ。
オープンスペースではない3階の若草の間にて、南さんにならまちへの思いなどをお話してもらいます。
ここからの眺望はかなり広けていて、若草山もばっちり見えます。
こんなに高い建物だったなんて、外から見るだけではわからないもんですね。

ならまちがもっと好きになる_4

ならまちの町並みやお店の魅力は、それまで培われてきたならまちの歴史や文化が土壌にあって成り立つものだと思います。
この授業を通して、ならまちのことをもっと知ると、ならまちがもっと好きになるのではないでしょうか。

授業へのご参加、お待ちしております。
申込みはこちら→ http://nhmu.jp/class/24341

ちなみにこれは、2013年10月26日の授業「『ダンボール』と『アート』の可能性 ~動くダンボールアートって!?~」の先生、千光士義和さんがワークショップで作った、ある御方。
奈良町資料館に飾られていますよ。

ならまちがもっと好きになる_3

(なさ)

花鳥風月を刻む薬剤師 ~幻想的切り絵世界への誘い~

2015.12.04 | 授業info | by Staff

「切り絵」
たった1枚の紙から生まれいづる白と黒の世界。
こんな薄い紙から驚くような世界が広がる。
非常に繊細であり、一目見ただけで心を奪われてしまう。
そんな美しい切り絵を作る作家さんが、この奈良市に住んでいます。

その方の名は、石賀 直之(いしが なおゆき)さん。
プロフィールはこちら↓
http://nhmu.jp/people/24380

花鳥風月を刻む薬剤師_1

既にテレビなどのメディアに出演されているので、知っている方も大勢おられると思います。
2015年10月には、フランスパリにてルーブル美術館アートフェアに参加。
同年11月にはイタリアにてExhibition in Lugano Fund Forumに参加されるなど、既に世界的に活動されています!

石賀さんは普段は町の「薬剤師」としてお仕事されています。
(薬局で見かけたことのある方がいるかも!?)
ですので、作品制作は仕事以外の時間でされています。
しかもデザインは全てオリジナル!
主に花鳥風月をモチーフにした作品は、全て石賀さんの手で切っているんです!!

先日、大阪心斎橋で初の個展を開催された石賀さん。
“ask”は、ぜひともこの目で作品の実物を見たくて行ってまいりやした!

花鳥風月を刻む薬剤師_3
 
石賀さんの作品を少しご紹介。
※注※
作品が額入りのため、上手く写真撮影できませんでした。
また、ブログのデータ容量の都合上、鮮明な写真を挙げられないので見にくいかもしれません。
すいませんです。
・・・ということで雰囲気だけお伝えしますね。

「菊花開く」
菊の花弁の重なり
子どもの頃に気になりよく見ていた自然は
不思議でそれでいて美しいものを
いつも見せてくれる。

花鳥風月を刻む薬剤師_4

もっと見たぁ~い!という方は、石賀さんのホームページ内の「ギャラリー」をぜひご覧ください。

切り絵日和<石賀直之オフィシャルウェブサイト>
http://www.naoyuki-ishiga.com/

花鳥風月を刻む薬剤師_5

拡大したものがこちら。
こ、細か過ぎる。
こんなに細かく紙を切ることができるんだ(驚愕)!!!!!

花鳥風月を刻む薬剤師_6

平面なものだけでなく、立体的なものもあります。

花鳥風月を刻む薬剤師_7

下書き段階の作品も展示されていました。
デザインの段階で既に凄いの一言。
ホントこれをどうやって切っているのでしょう?

花鳥風月を刻む薬剤師_8

今回の授業では、石賀さんご自身のお話をた~っぷりと伺います。
そして学生のみなさんには、簡単な切り絵体験をしていただきますよ!

このような美しい作品を直に見るだけでなく!!!
そんな美しい切り絵の世界に足を踏み込むことができる!!!!
こんな機会なかなかありませんよ!

まずは授業に申込をしていただかなくては始まりません。
授業のお申込みはこちら↓
http://nhmu.jp/class/24345

花鳥風月を刻む薬剤師_9

今回は花鳥風月ということで、私の好きな歌詞で締めさせていただきます。
 
「花よ 咲き誇り土へと戻り
 鳥よ 羽ばたく命ははかなく
 風よ 吹き抜けるどこまでもゆける
 月よ 月照らす心奥深く根差す
 永久に空に消えるまで 月の光を・・・」
             ケツメイシ 花鳥風月より

(ask)

ならまちを守るもの

2015.11.27 | 授業info | by Staff

生まれてこのかた、ずっと奈良在住なわたくし。
とはいえ学生時代はずっと京都通いだったもので、若かりし頃は何の迷いもなく「京都志向」でした・・・。
奈良で暮らし、奈良で働くことが日常となった今、「奈良ってほんと、いいとこだよね(*^_^*)」って思えることが多々あります。

“なさ”が思う奈良のいいとこ、それは、近鉄奈良駅まで来ちゃえば歩ける範囲内にみどころがたっくさんあるところ。
奈良公園・春日大社・東大寺・興福寺などなど、隅から隅まで、その気になればけっこう回れるのよ、その気になればね・・・。
なかでもお気に入りは「ならまち」界隈。

ならまちを守るもの_1

街全体のノスタルジックな雰囲気も好きだし、美味しいもの・かわいいものなど、いろんなお店が点在してるのも楽しいし。
細い路地が多いから車がびゅんびゅん走ってこなくて、歩きやすいってのもポイントかも。

さて、多くの人でにぎわう観光スポット・ならまちのこと、あなたはどれくらいご存知でしょうか??
この街の歴史や文化について、実はあまり知らないことに、はたと気づいたのです、わたくし。
例えばならまちの家の軒先にぶら下がってる、これ。

ならまちを守るもの_2

これは「庚申(こうしん)さん」の「身代わり申(さる)」です。
「赤いから魔除け?」
「身代わりって言うんだから・・・悪いこと代わりに引き受けてくれるとか??」
⇒ほぼ正解。
庚申さんのお使いの申をかたどったお守りで、魔除けを意味し、家の中に災難が入って来ないように吊るしているそうです。

12月19日(土)の授業「ならまち、その歴史・文化・信仰 ~奈良町資料館から見るならまち~」の教室、「奈良町資料館」には、身代わり申がいっぱい!
これでもか~というほど、あちらこちらに吊るされています。

ならまちを守るもの_3

あらっ、こんなところにまで。

ならまちを守るもの_5

大小全て数えてみたら、何体のお猿さんがいるのやら。
チャレンジしがいがありそう・・・と、じっと見ていたら、なんか白い紙がっ!
あれは何?

ならまちを守るもの_6

これは、青面(しょうめん)金剛像のお札だそうです。
奈良町資料館には青面金剛像が祀られていて、庚申信仰が受け継がれています。
現在も、地元の人によって守られているそうですよ。
あー、てっきり、おみくじ的なものかと思ってた・・・だなんて恥ずかしくて言えない。。。

ならまちを守るもの_7

ならまちの家々に軒並みぶら下がっている紅白模様の身代わり申がならまちを守るものだとしたら、今回の授業の先生、奈良町資料館館長の南哲朗さんは、ならまちの文化を伝え、将来に引き継いでいく、いうなれば守り主です。

ならまちを守るもの_8

奈良町資料館には、奈良町の歴史を感じさせる昔のものがいっぱい。
奈良町資料館では、それらを展示するだけでなく、「昔人体験」で実際に触りながら、当時の歴史文化をクイズ形式で楽しく学べるようにしています。
ときには資料館から飛び出して、ならまちのいろんなところを散策することもあるそうですよ。
観光客をはじめ、地元の子どもたちや奈良で学ぶ学生、そして外国人まで、さまざまな方々が、散策するだけではわからないならまちの奥深さを体感されています。

奈良町資料館ホームページの「館長挨拶」に、このような言葉が掲載されています。

町と言うのは人が造るものです。
先人たちが培ってきたその「奈良町らしさ」を、今この奈良町に住む人々はしっかりと受け継ぎ、後世に伝えていこうとする努力を怠ってはいません。
守り伝えていきたい事を大切にする心が、奈良町の今を支えているのです。

*****

ならまちで暮らし、ならまちの素晴らしさを未来へつなげていこうと日々頑張っている南館長のお話、聞いてみたいと思いませんか?
お話だけでなく、夕方のならまちそぞろ歩きもあり☆彡
ディープなならまちを知る絶好の機会ですぞ!!
お申込お待ちしています♪

ならまちを守るもの_4

参加申し込みはこちらへ
↓↓
http://nhmu.jp/class/24341

(なさ)