奈良ひとまち大学

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老舗・イゲタ醤油のこだわり&これから

2022.09.08 | 授業info | by Staff

イゲタ醤油で知られる井上本店は、奈良市で約160年続いている老舗。
9月24日(土)の授業「持続可能な醤油づくりを ~イゲタ醤油のこれから~」は、その井上本店を教室に、代表取締役の吉川修さんを先生にお迎えする授業です。

実は、奈良ひとまち大学が井上本店で授業を開催するのは2回目です。
前回は、2015年7月に開催しました。
そのときの様子は、↓をご覧ください。
ひとまちレポート
「毎日食べるものだから」
http://nhmu.jp/report/23004
ひとまちブログ
「ものづくりへの熱い思いに感動」
https://nhmu.jp/blog/class/8997

前回の授業から7年を経て今回、授業をお願いすることになったきっかけは、「京終ニュース30号」(2022年5月)に掲載されていた井上本店の記事を読んだこと。
スゴイ!めっちゃ進化してる!!って思ったんです。

老舗・イゲタ醤油のこだわり

何がスゴイのかって?
まず、国産の厳選素材、蔵付き酵母、無添加で時間と手間を掛けて醤油を作っているというだけでもスゴイんですよ。
詳しくは、前回の授業を担当した“かっぱ”のブログをご覧ください♪
「知れば知るほど、すごい!小さな蔵から生まれる醤油」
https://nhmu.jp/blog/info/8796

それだけでもスゴイのに、なんと、現在仕込みに使っているコンクリート槽から吉野杉の木桶に、徐々に移行させていくんですって!
それも、木桶は「吉野杉を使って木桶を作る職人を育てるプロジェクトに取り組む香川県小豆島のヤマロク醤油から」購入しているんですって!!

老舗・イゲタ醤油のこだわり

コンクリート槽の寿命は約50年。
一方で、木桶は100~150年も使えて、廃棄物としての処理も困らない。
でも、酒造用の木桶が作られなくなって、木桶は存続の危機に。
そこで、職人を育てるプロジェクトに参加。
まさに「持続可能な醤油づくり」を考えた取り組みですよね。

さて今回の授業は、井上本店のレンガ蔵で行います。
大正後期に建てられたとされるこの蔵は、もともと貯氷庫だったそうで、夏場でもひんやり。
木桶が並ぶレンガ蔵で、醤油の香りに包まれながら、吉川さんのお話を伺います^^
また、麹を作ったり醤油を搾ったりする場所にもお邪魔して、井上本店の醤油づくりの工程を解説いただきます。

老舗・イゲタ醤油のこだわり

老舗醤油店のこだわりと将来に向けた取り組みをじっくり伺うことができる授業です。
木桶で作った醤油のお土産付き☆彡
みなさん、ぜひお申込みください。

申込はこちら↓↓
http://nhmu.jp/class/38131

(まりりん)

人とつながり、まちを元気にする存在

2022.09.03 | 授業info | by Staff

10月1日(土)の授業「私、百姓コミュニティナースです ~農業を営む看護師の暮らし~」の紹介ブログ、第2弾です。
先日“もりぞー”が執筆したブログも、ぜひご覧くださいね。
「農×看護=百姓コミュニティナース」
https://nhmu.jp/blog/info/16772

みなさん、「コミュニティナース」という言葉を聞いたことがありますか?
私が初めて知ったのは、2022年3月13日に開催した特別授業「仕事って楽しい! ~奈良で働く、その醍醐味について~」の先生・福野博昭さんの著書『ライク・ア・ローリング公務員』で、でした。

仕事が楽しくなるヒント

コミュニティナースは、職業や資格ではなく実践のあり方であり、「コミュニティナーシング(地域看護)」という看護の実践からヒントを得たコンセプトだそう。
既存の医療や福祉の枠組みにとらわれず、その人の得意なことや関心のあることを活かしながら、人やまちを元気にしていくコミュニティナース。

人とつながり、まちを元気にする存在

その活動は多岐に渡り、日本全国に広がっています。
福野さんは奈良県庁在籍時に、地域に根ざした健康づくりを推進するための新たな仕組みづくりを目的として「コミュニティナース・プロジェクト」を立ち上げました。
これは、都道府県がコミュニティナースを導入する初めての事例だったそうです。

今回の授業の先生である百姓コミュニティナースの福島明子さんは、奈良県庁主催の「奥大和コミュニティナース養成講座」を受講し、その働き方に魅了されたそう。
受講後、奈良市に移住し、ふくふくファームで農作物を育てながら、週1回、奈良健康ランドで健康相談を担当しています。

ふくふくファームinstagram
https://www.instagram.com/ak_ko.fuku/
人とつながり、まちを元気にする存在

自分にとって欠かせないものである「農」と「看護」を活かし、自らを百姓コミュニティナースと名づけて活動されている福島さん。
自然農法での農業は、草刈りや外敵の防御などを地道に行う大変さもありますが、土に触れる、農作物が育つ様子を間近で見ることで、心が癒されるそう。

人とつながり、まちを元気にする存在

もともとコミュニティナースという働き方に興味があって福島さんにお会いしたのですが、福島さんの人柄や熱い思いに触れ、「こんな人が身近にいてくれたら、みんな安心して生活できるよね」「そんな福島さんのこと、もっとみんなに知ってもらいたい!」という気持ちが強くなりました。

授業では、福島さんの思いや大事にしていることをお話ししてもらうだけでなく、みなさんにも自然を体感してもらいたいと考えています。
打合せでお邪魔した際には、バッタやカマキリ・蝶など、いろんな虫が居心地よさげにいるのを見て、なんかいいなぁ・・・生きとし生けるもの全てが生かされてるってこういうことかなぁ・・・と思いました。

人とつながり、まちを元気にする存在

授業当日は、どんな農作物が育っているかな?
もしかしたら収穫体験なんかもできるかも・・・なんて、期待はふくらむばかりです。
普段、土いじりとは無縁の生活を送っている人にこそ、ぜひぜひ足を運んでいただきたい今回の授業。
お申込み、お待ちしています。

申込はこちら↓↓
http://nhmu.jp/class/38134

(なさ)

農×看護=百姓コミュニティナース

2022.08.28 | 授業info | by Staff

10月1日(土)の授業「私、百姓コミュニティナースです ~農業を営む看護師の暮らし~」の先生は、福島明子さんです。

百姓コミュニティナース

百姓コミュニティナース??
どんなことをしている方なのでしょう?

まず「コミュニティナース」とは、地域の人が元気なうちから「毎日の嬉しいや楽しい」を一緒に考え、「心と体の健康と安心」を作ることをコンセプトに活動している人のことを指します。
島根県の看護学生が地域で活動を始めたことがきっかけで、現在、全国に数百人の実践者がいるなか、福島さんは奈良市で唯一のコミュニティナースとして活動中です。

そして、コミュニティナースの上にある「百姓」という言葉・・・。
これはつまり・・・というわけで、行ってきました!
福島さんの活動拠点のひとつである「ふくふくファーム」です!

百姓コミュニティナース

福島さんは、看護師として勤務するなかで体調を崩した時に食べた野菜の美味しさが印象に残り、自然の持つ力や農への関心が高まったのだそうです。
その後、紆余曲折を経て奈良に移住し、土を耕し米や野菜を作って自然に関わることと、コミュニティナースの活動を通して、地域の健康づくりに関わるようになりました。
紆余曲折の部分が大変気になるところですが、詳しくは授業でお伺いするとして、ふくふくファームで実際に見てきたものをレポートします!

まず、一面の緑!
少し高台なので、向こうに生駒山が見える奈良の素晴らしい景色が味わえます。

百姓コミュニティナース

そして、稲田。
黒米や香米などを植えているとのこと。
周りには大豆も植えてありました。
トンボやスズメやツバメも、たくさん飛んでいました。

百姓コミュニティナース

そしてそして、蓮池まであります!
咲きかけの花がカワイイです。

百姓コミュニティナース

こんな近くで蓮を見たのが初めてだったのですが、葉の大きさが思った以上に大きい!
レンコンも採れるそうですよ。

百姓コミュニティナース

極め付けは、テントに張ったハンモックから見た景色!
「大人2人でもいけるから大丈夫!」と福島さんに励ましていただいて、思い切って全身を委ねると、空の青と田園の緑が目の前に・・・。
そしてハンモックに揺られ宙に浮く私に向かって心地よい風が優しく吹き抜けて・・・!
思わず「最高!!!」って叫びました。

百姓コミュニティナース

自然に思い切り触れて、とても良い時間が過ごせました。
今回の授業では、そんなふくふくファームで農作業も体験させていただく予定です!

場所は、奈良春日病院前バス停のすぐ近く。
車でお越しいただいても大丈夫です。
※駐車場の場所は参加者に別途案内します。

百姓コミュニティナース

自然に触れたい!
「農×看護」についての話を直接詳しく聞いてみたい!
そんな方は、ぜひともお申込を。
お申込みはコチラ↓
http://nhmu.jp/class/38134

(もりぞー)