奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

最強・最好!

2024.03.23 | 授業 | by Staff

「カレー」と「唐揚げ」は、「鉄板メニュー」と言われるほど、世代を問わず、多くの方が好きなメニューではないでしょうか。
その最強・最好(最高)な組み合わせの魅力に触れたのが、3月23日の授業「笑顔を届けるスパイスカレー店 ~体も喜ぶカレーと麹唐揚げ~」です。

今回の教室「スパイスカレーと麹からあげのお店 ニコト」は、以前住んでいた校区にありますが、当時はなかった飲食店です(2023年7月に開店)。
周辺の雰囲気への懐かしさと、数年ぶりに奈良ひとまち大学の授業に従事すること、そして何よりスパイスと発酵という食いしん坊が王道のわたしには興味津々のテーマで、従事が楽しみな授業でした。

授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください。
「近所の人に寄り添うお店を目指して」
https://nhmu.jp/report/40820

最強・最好

今回の授業は、オーナーのチカちゃんと店長のちーちゃんの語りの前に、まずは実食から!
何とも異例(?!)の魅力的な幕開けですが、論より証拠!!
授業のタイトルどおり、学生のみなさんは、みんな笑顔になっていました♪
味わい深く、美味しかったですものね~。
満たされます、癒されます。
ごちそうさまです☆

最強・最好

ニコトのめざすカレーは、誰でも知っていて、ホッとするメニューとのこと。
子どもや、辛いものが苦手な人でも食べやすいよう、豆乳でまろやかに仕上げているそうです。
身体に効くスパイスで滋味深いカレーと、塩麹のおかげでホロっと柔らかくサックリした唐揚げで、学生のみなさんもにっこりでした。
そして食後には、チカちゃんの鹿児島の友人から取り寄せているという枕崎産の無農薬緑茶を冷茶でいただきました。
口の中がスッキリする感じで、カレーや唐揚げの後にお勧めですね。

最強・最好

東京でミュージシャンとしてバンド活動をしていたチカちゃんのライブ、ちーちゃんの出身地である奈良に生活の拠点を移し開業に至るまでの紆余曲折、カレーと唐揚げのお話など、あっという間に時間が過ぎました。

最強・最好

そうした魅力的な時間もさることながら、わたしが最も印象に残ったのは、壁一面に描かれた絵♪
これは、芸術大学出身のちーちゃんが自ら描いたもの。
美味しそうで、かわいくて、これもにっこりになる感じで、まさに店名の「ニコト」に通じるなぁと思いました。

最強・最好

チカちゃんとちーちゃんは、将来的には、カレー屋さんを営みながら、ギター教室と絵画教室を開きたいとの夢も語ってくれました。

最強・最好

そうそう、近くには大学や短大など学校がいくつもあることから、学生カレーと唐揚げ丼は、なんとワンコインの500円!
お客さんへの愛情が伝わる「ニコト」は、タイトル通り「笑顔を届ける」お店でした。

最強・最好

シルクロードを渡ってきた各種の香辛料は、始まりの地・奈良に届き、その記録は正倉院に保管されています。
奈良にスパイスカレー店が多いのは、きっとそれが理由ではないですかね~!
ちょっと掘り下げて調べてみたくなっている食いしん坊でした♪

(ミーシャ)

瞑想のススメ

2024.03.22 | 授業info | by Staff

突然ですが、疲れていませんか?
仕事や人間関係、思うようにいかないアレコレ・・・。
日常生活はストレスフルな出来事のオンパレード!
特に春は、別れと出会いの季節。
忙しい毎日に心も身体も疲労困憊・・・。
そんな現代人を心配して、奈良ひとまち大学は「心身をととのえる瞑想時間」を提供する授業を開催します。
4月20日(土)の授業「心と身体がととのう瞑想を体験! ~ならまちで話題の薬膳料理処へ~」です。

教室は、ならまちにある「大和薬食処 ならやま茶館」。

瞑想のススメ

1階は薬膳料理を楽しむことができるお店ですが、2階にこのようなスペースがあります。

瞑想のススメ

授業では、ここで「瞑想」と「氣功」を体験します。
氣功とは?!
イメージはこんな感じ。

瞑想のススメ

氣功は、中国発祥四千年の歴史をもつ養生法。
中国最古の医学書には、氣は病気と深い関わりがあり、氣功は病気の予防・治療、寿命を伸ばす効果があるとされています。
つまり、心と身体の関係が健康を左右しているということだと思うのですが、私は上手く説明できませんので、詳しくは授業で先生にお聞きしましょう!

今回の授業の先生は、2013年1月に授業「カフェで楽しむ、あたらしい薬膳 ~身体と心を食事でリセット!~」で先生をしていただいた、谷山鹿郎さん。

瞑想のススメ

この時は、薬膳について授業をしていただきました。
薬膳で体の健康をととのえるとともに、心の健康をととのえることの大切さを伝えていきたいと、氣功の実践を広めることに力を入れています。
忙しいあなたに、自分を労わる時間を作ってほしい!!
奈良はそれをするのにとても良い場所だ・・・という話もあるかもですよ。

瞑想のススメ

ならまち散策のひとときに、瞑想時間でほっと一息ついてみませんか?
お申込み、お待ちしています。
申込はコチラ↓
https://nhmu.jp/class/40731

(もりぞー)

麻の最上は南都なり

2024.03.16 | 授業 | by Staff

奈良ひとまち大学の授業「高級麻布、奈良晒ができるまで ~苧績(おう)みと機織りを実演~」に従事してきました。
教室は、帝塚山大学東生駒キャンパス。
近くを通ることはよくありましたが、大学構内に入るのは初めてです。

麻の最上は南都なり

矢田丘陵の一部に広がるキャンパスは緑が豊かで、高台にあるので見晴らしもよく、東の若草山までよく見通せました。

この日は春休みで土曜日でもあり、大学生の姿はほとんどなく、学生食堂も開かない様子でした。
しかし、立派な校舎がいくつもあり、テニスコートもあって、ちょうど体育館の辺りではバレーボールのユニフォーム姿の学生さんがいて、部活動を行っている声などが聞こえてきて、「平日にはもっと賑やかで活気のあるキャンパスだろうな」と思い浮かべながら、準備にかかりました。

広いキャンパスの中で、どの位置に奈良ひとまち大学ののぼり旗を立てたら分かりやすいかと考えながら、バス停からの進路を歩いてみました。

帝塚山大学で社会人向けに織物の講座をしていることは、以前に大学の広報誌を読んで知って興味を持っていましたので、授業に従事することになり楽しみにしていました。

教室では、講座修了生のみなさんの作品も展示されていて、大切な作品に触れてしまわないよう気を付けました。
大教室の段々の机を上手く活かして大きな作品も広げてあるので、大変見ごたえがあります。

麻の最上は南都なり

教壇の辺りにも作品が並べられています。
授業では、糸と糸をつなぐ「苧績(おう)み」という作業にも機織りにも大変な時間がかかると聞きましたので、これだけの作品を完成させるには、膨大な手間と時間がかかったことでしょう。

授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「麻は日本人のこころ、その最上は南都なり」
https://nhmu.jp/report/40780
「現在に受け継ぐ奈良晒」
https://nhmu.jp/report/41003

奈良の『名所図会』を見ながら、真っ白な奈良晒にするさらし場の作業の工程を聞きます。
東大寺近くの依水園の一部も、さらし場だったそうです。

麻の最上は南都なり

最盛期、奈良晒が武士の裃や僧侶の袈裟に多く使用された頃には、佐保山に白雪が積もったようだと歌に詠まれたほどですので、奈良晒が盛んに作られていた様子が思い浮かびます。

その頃の書物に、「麻の最上は南都なり」と記されているそうです。
奈良の晒は染めても美しく、着てもさらっとしているなど、とても高級品だったので、偽物の流通を防ぐために「南都改」と御朱印を押すようにと、なんと徳川家康が厳しく申し付けたとか。
また、ハンコの偽物まで出回り、偽ハンコを押した偽物の布は、今の橋本町辺りで焼き払われ、犯人は額に「悪人」の焼き鏝(こて)を当てられ、ならまち引き回しの上、追放されたそうです。
大変な重罪だったのですね。
それ程、奈良晒は大切にされていたのですね。

麻の最上は南都なり

今回、授業に従事できて、長く住んでいても知らなかった奈良の特産物について教えていただく機会となり、とても勉強になり良かったです。

(ぼちぼち)