奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

月ヶ瀬発!世界で愛される大和茶

2022.01.08 | 授業info | by Staff

1月23日(日)の授業「世界へ羽ばたく月ヶ瀬のお茶 ~井ノ倉さんのお茶が愛されるわけ~」のご案内です。

近鉄奈良駅から東へ車で1時間ほど走ると、茶畑が広がる月ヶ瀬に到着します。
今回の授業は、その月ヶ瀬で11代、実に260年以上続く茶農家の井ノ倉光博さんを先生に迎えて開催します。

月ヶ瀬発!世界で愛される大和茶

高原で昼夜の寒暖差があり、朝霧がたち込める月ヶ瀬は、美味しいお茶を作るのに最適な場所とされてきました。
大和茶の美味しさの秘密は、ここにもあるのですね。
そんな月ヶ瀬で、井ノ倉さんの家は茶工場の隣にあり、常にお茶が身近にありました。
小さい頃からお茶の香りが好きだったそうです。

月ヶ瀬発!世界で愛される大和茶

井ノ倉さんのお茶作りは、有機肥料を主とした優しい土作りから始まり、月ヶ瀬の湧水を使って茶葉を蒸し、透明感のある水色(すいしょく)と「まろ味」をめざして、日々お茶と向き合っています。
まろ味って?
気になりますね。

井ノ倉さんが大切にしていることは、お茶を通して「人と人のつながり」を作ること。
お茶の香りは幸せを運ぶ。
その思いは人から人に伝わり、井ノ倉さんのお茶は月ヶ瀬から東京へ、そして世界へと広がっていきました。
今では、国内のハイグレードホテルはもとより、パリのTHEODOR、ブルガリ ホテル ミラノといった世界の一流の場所でも愛飲されています。

月ヶ瀬発!世界で愛される大和茶

授業では、世界一の茶作りをめざしている井ノ倉さんから、茶葉へのこだわり、大和高原ならではのお茶作りや美味しいお茶の淹れ方について伺います。
また併せて、世界へと広がっていったお茶の話も伺います。
「もっと美味しいお茶を作りたい」と日々ひたむきに茶葉に向き合っている茶農家・井ノ倉さんの姿を知ることで、奈良の食と農の魅力に触れてみませんか?

※授業ではお茶を淹れる体験は行いませんが、井ノ倉さんに淹れていただいたお茶の試飲を行います。

ぜひお申し込みください!
お待ちしています。
お申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/36756

Photo:kuraya eto shyuji

(かっぱ)

古代のロマン

2022.01.06 | 授業info | by Staff

1月29日(土)の授業「日本で一番ビッグ!な円墳 ~公園の中にある富雄丸山古墳~」では、なんと発掘調査を体験します。
先日、みなさんに先駆けて発掘体験をさせていただく機会がありましたので、行ってまいりました。

こちらが富雄丸山古墳です。

古代のロマン

発掘現場は墳頂部になります。
少し登るので頂上からの眺めがとても素晴らしいです。

古代のロマン

発掘体験は、このような道具を使って行います。

古代のロマン

約1m四方のスペースが割り振られ、決められた場所で発掘を行います。
何か出土した場合は、どこで発掘されたのかが重要とのことです。

古代のロマン

残念ながら私は何も見つけることができませんでしたが、埴輪の破片を発掘した方もいらっしゃいました。

古代のロマン

発掘体験では、全く何も出ないことは少なく、小さいものであれば鏡・埴輪・刀・管玉・鉄器などの破片がちょくちょく出土するみたいですので、ご安心ください!
古代のロマンに触れられる貴重な機会ですので、ぜひお申し込みください!

今回の授業の教室「西部生涯スポーツセンタークラブハウス」までの行き方を紹介します。
教室の最寄りのバス停「若草台中央」へは、近鉄学園前駅・近鉄富雄駅の両方からバスが出ていますが、
授業開始の10時にちょうどいいのが、近鉄学園前駅9時25分発・若草台中央9時38分着のバスになりますので、公共交通機関でお越しの方は、このバスをご利用ください。

「若草台中央」でバスを降車して、右手にテニスコートを見ながら西に約100m進むと・・・

古代のロマン

交差点があります。

古代のロマン

交差点を右折して北に約200mなだらかな下り坂を進んでいくと・・・

古代のロマン

右手にクラブハウスが見えてきます。

古代のロマン

これがクラブハウスです。

古代のロマン

みなさんのお申し込みをお待ちしております。
申込はこちらから→ http://nhmu.jp/class/36762

(じーあん)

ホッとする「菜園」で仏門のお話

2021.12.26 | 授業 | by Staff

雪がちらつく三条通りをやすらぎの道から東に向かって歩いていくと、テレビでよく観る高速餅つきのお店があります。
その角を曲がり、もちいどのセンター街に入ってしばらく歩いて、「え?この細い路地?」って感じの路地に入ると、目的のお店「ウエルト」があります。
今回の授業「取材を通して知った奈良のこと ~新聞記者、仏門に入る~」の教室です。

ホッとする菜園で仏門のお話

授業の詳しい内容は、「ひとまちレポート」をご覧くださいね♪
「奈良の『懐の深さ』とは」
http://nhmu.jp/report/37057
「奈良の魅力について」
http://nhmu.jp/report/37025

ウエルトはスペイン語で「菜園」という意味があるそうです。
パンが美味しいスペイン料理のお店です。
入口にはランチのメニューが・・・サンドイッチ食べてみたい!

ホッとする菜園で仏門のお話

ドアを開けると、お店のオーナーさんとお子さんがお出迎えしてくださいました。
しばらくすると花澤先生も来られ、和気あいあいとした雰囲気に。
ウエルトでの授業の開催は、先生からのご希望でした。
花澤先生の奈良での原点となるお店です。

お店の壁にかかっている大きな黒板には美味しいワインの説明が書いてあります。
カウンターの中にはワインのサーバーが・・・。
グラスの絵があるボタンを押すとワインが注がれます。
「授業中にこっそり呑んじゃいますか」なんて冗談が出れば、オーナーさんが「どうぞどうぞ、こっちには泡の美味しい飲み物のサーバーもありますよ」なんて返しがあり、緊張がほぐれます。

ホッとする菜園で仏門のお話

入口でのぼり旗を用意していると、小さな従業員さん(お子さん)が、箒と塵取りを持って学生のみなさんのお出迎えの準備を手伝ってくれました。

ホッとする菜園で仏門のお話

「いつも、パパが落ちてる葉っぱを掃除してるねん」とのこと。
しっかりお父さんやお母さんの姿を見ているのですね。
温かい気持ちになります。

授業が始まると、まずは新聞記者の仕事についてのお話。
そして、お店の白い壁に先生のいろいろな衣装を身につけた映像が。
先生曰く「コスプレ写真です」なんて。
山伏の衣装を着た写真や興福寺の追儺会(ついなえ)で青鬼をした時の写真、お水取りの松明の写真などです。

ホッとする菜園で仏門のお話

お話を聴いていると、記者となり凄惨な事件や事故に携わることもあり、そこに関わる人の悲しみのなかで情報を伝える大切さと、そこまでしなければならないのかという葛藤を持ちながら仕事をする大変さを感じました。
仏門に入られたことで、「生きる」ということの本質や、悲惨な現場でも一筋の光を見つけられたのだなと思いました。
そして、これからも自身に問い続けられる覚悟をもっておられるのだなと。

奈良にはたくさんの神社やお寺があります。
そこには、人が一生懸命に生きる姿や哲学が垣間見えるように思います。

(肉球ぷに×2)