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千鶴さんが博道さんのために作った記念館

2025.05.02 | 授業info | by Staff

6月7日(土)の授業「奈良の美を17万枚に収めた写真家 ~井上博道記念館のこれまでとこれから~」のご案内です。
今回の授業の教室は、中登美ヶ丘にある、写真家の井上博道さんが最晩年の10年間を過ごした自宅兼仕事場を改築し写真美術館として2022年6月に開館した「井上博道記念館」です。

千鶴さんが博道さんのために作った記念館

記念館は、ならやま大通り沿いにあり、車で走った時などに目にしたことがあるかもしれません。
すごくおしゃれな外観で、お家?カフェ?会社?と思っている方も多いのではないでしょうか。
私もその1人。(^-^;
授業案を考えていたら同僚から「井上博道記念館はどう?」と言われ、ホームページやInstagramを見てみたら、「あっ、ここって一体何の建物?と思っていたところだ!」と、ちょっと驚きました。

千鶴さんが博道さんのために作った記念館

同僚は、「すごく落ち着いた建物で、井上博道さんが撮った奈良県内の寺社・仏像や自然風景の写真がギャラリーに展示されていて、カフェスペースでランチもできて、すごくいい場所だったと!」大絶賛。
そこで、「当たって砕けろ!」と、電話をしてみることにしました。

井上博道さんの妻である千鶴さんに、まずお電話で奈良ひとまち大学について話をさせていただき、授業の先生をお引き受けいただけないかお願いしてみると、とても優しく話を聞いていただき、先生を快諾くださいました。

そして、打合せにお邪魔すると、千鶴さんと、井上博道記念館館長の西村寿美雄さんが出迎えてくださり、千鶴さんと西村館長のそれぞれが感じる亡き博道さんの写真への思いや、博道さんの人としての魅力、記念館を作ろうと思ったきっかけなどを伺いました。
千鶴さんが博道さんのために作った記念館

おふたりとも本当に丁寧にお話をしてくださり、授業の構想が膨らみました。
特に、おふたりとも、奈良に住む人が奈良の魅力を感じ、奈良の歴史を後世に伝えていくということが大切だと痛感していて、記念館をとおして何か自分たちにできることはないかと日々考えているというお話がとても印象的でした。
授業では、このあたりのお話も、ぜひしていただこうと思っています。

そして、館内を隈なく案内してくださいました。
一言、本当に、「こだわっていないところが何ひとつない記念館」というのが私の印象です。
ありとあらゆるところに千鶴さんのこだわりが散りばめられているんです。
博道さんの写真をたくさんの人に見てもらいたいという千鶴さんの思いが込められている記念館で、博道さんは本当に幸せな人だなぁと感じた時間でした。

千鶴さんが博道さんのために作った記念館

後日、ランチにもお邪魔させていただきました。
お料理は本当に美味しくて、何とも言えずゆったりとリラックスできる、心地よい時間を過ごすことができました(^^♪
そして器も素敵で、終始、感嘆の声が止まりませんでした・・・。

千鶴さんが博道さんのために作った記念館

この記念館を、そしておふたりのお話をみなさんに提供する機会を作ることができて、本当にほっとしています(*^^*)
みなさん、ぜひお申込ください♪
お申込はコチラ↓
https://nhmu.jp/class/42536

(おーちゃん)

いつまでも食べていたいジェラート

2025.04.25 | 授業info | by Staff

5月24日(土)の授業「おいしい奈良をジェラートに ~『GELATERIA nonna』人気の理由~」の教室はこちら、「奈良のジェラート専門店 GELATERIA nonna(ジェラテリア ノンナ)」です!

いつまでも食べていたいジェラート

2019年に宇陀市でオープンした後、2022年に奈良市内に移転されました。
場所は西木辻町。
奈良交通バス・市内循環の「綿町」バス停を降りてすぐの道路沿いにあります。
店の前の牛さんたちがカワイイですね。

いつまでも食べていたいジェラート

店名・GELATERIA nonnaの「nonna」は、イタリア語で「おばあちゃん」という意味で、おばあちゃんの手作りのような、毎日食べても飽きない優しい味わいを大切にされています。
優しい味わい・・・どんな味なのでしょうか。
これはもう食べるしかない!
というわけで、行ってきました!

いつまでも食べていたいジェラート

お店では、フタなしのレギュラーサイズで、最大3種類のジェラートを盛り付けてくれます。
メニューは随時更新されているとのこと。
写真のメニュー表は2025年2月時点のものです。

いつまでも食べていたいジェラート

どれも美味しそうでとても悩んだため、3種類を選びました。
・大和郡山市産のいちご「アスカルビー」
・山添村産の抹茶を使った「やまとみどり」
・宇陀市の酒粕を使用した「甘酒」

いつまでも食べていたいジェラート

美味しいのはもちろんなのですが、すっきりとしていて、ずっと食べていたくなる味でした。
訪問して数日経ってからも、「またあのジェラート食べたいなあ・・・」と思う味。

ちなみに、打合せのために再度訪問した際にも、しっかりいただきました。
・桜井市産「キウイ」
・「アーモンドミルクチョコレート」
・京終イゲダ醤油を使った「みたらしもち」(求肥入り)

いつまでも食べていたいジェラート

食べながら、「もう食べ終わってしまう・・・なんて名残惜しいんだ・・・」と思うくらい美味しかったです。

そんなとても美味しいジェラートの生みの親であり、今回の授業の先生は、GELATERIA nonnaの代表 栢森 康晴(かやもり やすはる)さん。
ジェラートの本場イタリアのジェラート大学での経験や、百貨店の贈呈用としてメディアでも取りあげられた「あんぽ柿ジェラート」をはじめ奈良産のものを活かしたジェラートへのこだわりや思いなどを、存分に語っていただきます。

いつまでも食べていたいジェラート

ジェラートの魅力を存分に味わっていただくことで「来るべき夏を美味しく乗り切ろう!!」という願いをこめて、授業を開催します。
何度も食べたくなるジェラートと栢森さんのお話を、ぜひお楽しみください。

お申込お待ちしています。
申込はコチラ↓
https://nhmu.jp/class/42531

(もりぞー)

再々注目!東洋民俗博物館!!

2025.04.22 | 授業info | by Staff

奈良市内にはいろいろな博物館が存在します。
そのなかでもひときわ異彩を放つのが、東洋民俗博物館。

再々注目!東洋民俗博物館

東洋民俗博物館は、近鉄菖蒲池駅から歩いて5分のところにある私設博物館。
5月31日(土)の授業「もっと知りたい、黄人(エローマン) ~東洋民俗博物館・創設者の濃厚な生涯~」の教室です。

再々注目!東洋民俗博物館

実はこの東洋民俗博物館、知る人ぞ知るすごい博物館!
先日も、BS-TBS「伊集院光の偏愛博物館(ミュージアム)」の取材を受け、放送があったばかり!
本日4月22日(火)の23時~23時30分に再放送されます。
BSが見れる方には、ぜひご覧いただきたい!

館には初代館長が民俗学の名のもとに集めた展示物が所狭しと並べられています。

再々注目!東洋民俗博物館

初代館長はおもしろいと思ったものは何でも集めたそうで、特に「性」の研究と蒐集に力を入れられました。

再々注目!東洋民俗博物館

珍妙なものも多いのですが、なかには学術的価値が高く、研究機関に貸し出したりするものもあるそうです。

そして、中身だけでない!
建物にも価値があるッ!

再々注目!東洋民俗博物館

1928年(昭和3年)、かつて存在したあやめ池遊園地の一角に、この博物館は建てられました。
昭和初期の建物ですが、外観が非常にオシャレ!
なんと2022年(令和4年)に奈良県の有形文化財に指定されています!

しかし、なんと言っても一番衝撃的なのが、初代館長・九十九黄人(おうじん)(本名は九十九豊勝(とよかつ))さん。

再々注目!東洋民俗博物館

「黄人」=「イエローマン」≒「エロ―マン」。
ダジャレを利かせた名前なんです!

九十九黄人さんについては2024年8月に本が出版されました。
驫木雪乃 著
『奇人・変人・九十九黄人:東洋民俗博物館 初代館長 九十九黄人列伝』
興味のある方はぜひご一読ください(主にインターネット上で販売しています)。
授業の前に予習ができますよ!
その他にもインターネットで検索すれば、数多くの紹介記事をご覧いただくことができます。

再々注目!東洋民俗博物館

初代館長にまつわるお話(伝説)は数知れず。
とてもブログでは紹介しきれないですし、実際に博物館をその目で見ていただいた上で、その凄さを感じていただきましょう。

授業では、一般財団法人東洋民俗博物館理事長の九十九弓彦さん(黄人さんの四男)にお話ししていただきます。

まずはみなさまに授業へお申込みいただかないと。
お申込みはこちら!↓
https://nhmu.jp/class/42534

九十九黄人さんは、こう申しております。
「無限の宇宙を有限の人間が知ろうとしている」

https://nhmu.jp/class/42534

(ask)