奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

1260年前に思いをはせる

2014.06.28 | 授業 | by Staff

6月28日(土)の授業「法華寺、新しい時代の新しい風。 ~1260年を超える尼寺の『現在』~」にスタッフとして行ってきました。

1260年前に思いをはせる_1

前の道は何度か通ったことがあったのですが、実際に中に入らせていただくのは初めてでした。
街中にあり、近くには国道も走っていますが、境内は周りの喧騒から切り離されているようにとっても静かで、厳かな空気が流れていました。
近所の方が吹いておられるのでしょうか、どこからともかく竹笛の音色が聞こえてきて、厳かなお寺の雰囲気にぴったりでした。

1260年前に思いをはせる_3

授業のお話のなかで、樋口住職がお仕事で大阪などの都会から戻って中門を入る道が、心休まるお気に入りの場所だとおっしゃっていました。
なるほど、その静けさや空気感がとっても素敵な所でした。

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授業の教室へ続く道です。
授業の前に、心静かに落ち着いた気持ちになれそうです。

授業の様子は、ひとまちレポートをご覧ください。
「1200年受け継がれてきたもの」
http://nhmu.jp/report/19173

樋口住職と渡邊執事、おふたりのお話に学生のみなさんが聞き入っておられます。

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授業の終わりには、「から風呂」を見学させていただきました。

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いつもは公開しておられないそうです。

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ちょうど数日前に行事で薬湯を焚いたばかりだそうで、ひのきの香りが少し残っていて、一瞬、時代を一気にタイムスリップして、病気の人たちのために「から風呂」を焚かれたという光明皇后の優しさを感じたような気がしました。

1260年前に思いをはせる_8

最後は月光亭に移動して、境内の松や蓮などについてのお話をお聞きし、終了となりました。

法華寺は四季折々のお花も美しいそうで、また近々訪れたいなと思いました。

(ぼちぼち)

合掌

2014.06.28 | 授業 | by Staff

6月の終わりということもあり、朝から曇り。
というか、今にも雨が降りだしそうなスゴ~くヤバ~い空模様で蒸し暑いなか、奈良市の一番ど真ん中の東向商店街。
行基さんの噴水から入ると、もうすぐそこ。
ふた呼吸(言い過ぎかな)ぐらいで着くお店「八寳」。

合掌_1

今回の授業「奈良ブランド、郷ポークの挑戦 ~若き3代目が挑む、畜産とは?~」の教室です。

店内に入ると、開店前の慌ただしい準備の真っ最中。
みなさん、お忙しそう~。

2階に上がると、そう!
今回の授業の先生、村田昌香さんがなにやら他の方と密談中…(笑)でした。
少ししてご挨拶しましたが、「とても粋な、パワーあふれる方だなぁ」と思いつつ、教室の準備をスタート。

合掌_2

いよいよ受付開始。
え!え!え!と、あっという間に受付の前に人の列ができ、「え~!教室に入れるのか?」と心配になるほど。
(学生のみなさん、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。)

合掌_3

授業は、少しギュウギュウぎみで始まりました。
授業では「ブランド」になるまでの苦労話や、郷ポークという名前の由来など、熱いお話を楽しく聞かせていただきました。
印象に残ったお話は、飼育に至っては365日休むことができないこと、ストレスを与えないよう場所を区分されていることなど。
畜農家として働く楽しさ・魅力を、たっぷり語っていただきました。

合掌_4

そして、楽しみにしていた「豚丼」をいただきました。
「この・・・このお肉が村田商店のお肉・・・」と思ったら、合掌・・・なしではいられません。
「いただきます」という言葉の本当の意味を感じることができた一瞬でした。
今回の授業は、いろんなハプニング続出でしたが、よい思い出になりました。

(たまりば) 

トーク トーク トーク

2014.05.25 | 授業 | by Staff

初夏を思わせるような暑い日となりました。
商店街に面した狭い階段を上がったところにある、別世界のようなカフェ「藝育カフェ Sankaku」が、今日の教室です。

トーク トーク トーク_2

日が傾き風が心地よくなった頃、町内の方から遠くは大阪や西宮の方まで、老若男さまざまな学生さんが三々五々お集まりくださいました。

今日の授業は、「あそぶ、たのしむ、商店街!! ~下御門商店街の今日と明日~」。
授業の様子は、「ひとまちレポート」も併せてご覧ください♪
「たからものがいっぱいの商店街 下御門商店街」
http://nhmu.jp/report/18600

授業の前半は、下御門商店街協同組合代表理事 臼井基雄さんと、藝育カフェSankakuプロデューサーの山本あつしさんの対談でした。
題して、「下御門商店街物語」。
昔の商店街のお話や、今までやってこられた取組みなどを語ってくださいました。
奈良に住んでおられる方にとっても時々奈良を訪れるという方にとっても興味深い内容で、みなさんメモを取りながら熱心に聞いておられました。

トーク トーク トーク_4

後半は、5人ずつくらいのグループに分かれ、ワールドカフェ形式で、10分程度話し合ってメンバーを入れ替えてまた10分程度話し合う・・・という方法です。
テーマは、「2020年の下御門商店街」。
初対面の方同士なので、初めはお互い少し恥ずかしそうにされていましたが、あっという間にどんどん知識・経験・意見を交換し合って、積極的な熱いトーク・トーク・トークタイムとなりました。
みなさんがキラキラと目を輝かせて話し合っておられるのが印象的でした。

トーク トーク トーク_5

不思議なもので、どのグループにも自然にそれぞれのグループをひっぱっていく方が出てきていました。
発表も堂々となさっていて、一生懸命みなさんの意見をまとめよう・伝えようとする気持ちがすばらしかったです。

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最後に、下御門商店街をともに作っていってくださるサポーターの募集があり、何人かご応募いただいたのではないでしょうか。
授業が終わってからも、時間の許す限りお話されていたり、連絡先を交換されていたり、いい時間を過ごしていただけたように思います。

トーク トーク トーク_8

下御門商店街の方も、「とても貴重な消費者サイドの意見をたくさんいただきました」とおっしゃっていました。
奈良ならではの歴史ある商店街が元気であるように、これからもこのような有意義な授業を開催していけたらと思います。
熱い熱いトークの余韻に浸りながら夜の街へ・・・。
あれれ?どこも閉まっています。
これも課題のひとつですね。

(つしねこ)