奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

ビーナス誕生

2014.10.25 | 授業 | by Staff

楽しみに待っていた授業「たのしい!コウモリ入門 ~日本で唯一、こうもり博物館~」の手伝いに行ってきました。

教室となる「こうもり博物館」の最寄である笠置駅には、謎のモニュメントが。。。
ちょっと恐怖を感じるたたずまい。
初めて見たので記憶に残そうと1枚、ばしゃり。

ビーナス誕生_1

そして、こうもり博物館に着いてそうそうショッキングな出来事が。

なんと・・・
靴下に穴が開いていたのです(ー_ー)!!!

ビーナス誕生_2

お見苦しい写真でスミマセン。
しかもよくあるパターンのつま先ではなく、土踏まずあたり。
救いは、教室が靴を脱がなくても良い教室だったこと。
もし靴を脱ぐところだったら、みなさんにバレないように終始もじもじしていなければなりませんでした。

授業については、「ひとまちレポート」をご覧ください。
「ぎょえぇ~!!コウモリだっ!(笑)」
http://nhmu.jp/report/21090

後半のフィールドワークでも一瞬ヒヤッとする出来事が。
足元に違和感を感じた直後、目線を上に上げると、「犬のフン禁止」の看板が・・・。

ビーナス誕生_3

もしかして・・・「運(うん)」が付いた・・・???
でも今回は大丈夫だったようです。
夜道は要注意ですネ。

そんなこんなでプチハプニングもありましたが、楽しい楽しい授業はおしまい。

ビーナス誕生_6

NPO法人東洋蝙蝠研究所の理事の方からみなさんへのプレゼント、採れたての立派なナスビもいただいて、なんとも盛りだくさんな授業となりました。

ビーナス誕生_4

そして私も微力ながらコウモリの保護・研究活動の応援をしようと、コウモリのでっかいクリップを購入しましたよ(・o・)

ビーナス誕生_5

他にも可愛いコウモリグッズがあったので、興味のある方はぜひ、こうもり博物館へ~。
奈良ひとまち大学の学生特典もありますよ♪
http://nhmu.jp/special/18760

(Mochi)

奈良ひとまち大学もイノベーション

2014.09.28 | 授業 | by Staff

時が過ぎるのは早いもので、奈良ひとまち大学が開校して、はや4年。
本日9月28日は、奈良ひとまち大学の開校4周年記念特別授業「奈良ってぶっちゃけ、どんなとこ!? ~みんなで語ろう、奈良の本音~」の日です。

教室は昨年と同じで、もちいどのセンター街にある「きらっ都・奈良」で開催しました。
今年は午後からの授業なので、朝からゆっくりと準備をすることができました。
昨年と同じ教室ということもあり、準備はあっという間に完了。

奈良ひとまち大学もイノベーション_1

少し時間があった僕が1階にある「ロビン」というお店に足を運んだ時、目に飛び込んできたのは、白と黒のぬいぐるみとポストカード。
よくよく見てみると、8月の授業で行われるはずだった、ぬいぐるみ作家の野原レンゲさんの作品展が開催されていました。
図らずも同じ場所で、かたや特別授業かたや作品展が行われるとは。
乙女座の私にはセンチメンタリズムな運命を感じずにはいられませんでした。
それにしても、レンゲさんが撮った写真とはまた違ったきゃわいいキャラたち・・・。
抱きしめたいな!鹿パンダ!!

奈良ひとまち大学もイノベーション_2

さて、興奮さめやらぬ間に特別授業がスタート。
帝塚山大学の岩井学長をコーディネーターに、関西ウォーカーの玉置さん、FM COCOLOの小谷さん、放送作家の吉村さんを迎えて、「イケテル!ぶっちゃけトーーーーーーーーーーーク!!」をしていただきました。

奈良ひとまち大学もイノベーション_3

どの方のお話もおもしろかったのですが、特に印象に残っているのが、参加者から「元・落語家の方ですか?」という質問が出るほど教室を爆笑の渦にまきこんでいた、放送作家の吉村さん。
奈良で起こっている様々な「イノベーション」を撮影して、プロジェクターで紹介してくださいました。
一番笑えて感心したものが、古い定食屋さんのショーケースに並んでいるうどんやカツ丼といった食品サンプルの隙間に、美少女フィギュアが所せましと埋め尽くされている写真。
吉村さんは、「店主が世代交代をしてこのような形になったのだろう。奈良は古いものをただ残していくのではなく、そこに新しい何かを付け加えて革新を起こしていく気質があるように感じる」のだそうです。

奈良ひとまち大学もイノベーション_4

明日から奈良ひとまち大学の5年目が始まります。
僕も何かイノベーションを起こして、奈良ひとまち大学の進化の一翼を担いたい!
何をどうしたらイノベーションが起こるのかわからないので、とりあえず、今までのシュッとしたキャラから、美少女フィギュアを集めるようなイロモノキャラにシフトしてみようと心に誓いました!
男の誓いに訂正はない!!たぶん。

奈良ひとまち大学もイノベーション_5
  
ひとまちスタッフにはなかなか居ないイロモノキャラになる僕と、他のマトモなスタッフがどう化学反応を起こしてイノベーションが起こるのか。
これから、ひとまち大学やそのスタッフがどう変化していくのかを、みなさんの目で確かめていってください。
これからも奈良ひとまち大学をよろしくお願いいたします!  

(よっしー)

天高く空青し!そして茶畑は・・・♪

2014.09.27 | 授業 | by Staff

9月27日の授業「月ヶ瀬のお茶の舞台裏 ~お茶を栽培する、という仕事~」に、スタッフとして参加しました。
その週は台風16号がたくさん雨を降らし、さらに17号が発生したとのニュースで、間際まで天候が気がかりでしたが、当日は最高のお天気!
ひとまち日和です。

朝8:30、会場設営のために学生さんや他のスタッフより一足早く月ヶ瀬へと向かいました。
今日は16:00までの長丁場です。
そして、5ヶ月振りのひとまちスタッフ!
少々緊張気味な私でしたが、秋の空はより高く青く輝き、「今日はいいことありそう♪」そんなウキウキモードに変えてくれました(^O^☆♪

天高く空青し!そして茶畑は・・・_1

09:00
行政センターや農協、小学校が集まる一角に月ヶ瀬公民館があります。
「今日はよろしくお願いしま~す。」
荷物を降ろして、玄関に奈良ひとまち大学ののぼり旗を設置。
緑ののぼり旗が朝の光に輝きます。
「さぁ~頑張って設営するぞ!」
2階の教室の窓を開けると勢いよく風が流れ込んで、教室の空気を一掃してくれます。
もう少しすると、ここはお茶の香りでいっぱいになるのかなぁ~なんて思いながら作業を進めます。

天高く空青し!そして茶畑は・・・_2

プロジェクターを出し、机を並べ終えた頃、本日の先生、月ヶ瀬健康茶園の岩田さんとスタッフさんがお越しくださいました。
打合せの時にも増して礼儀正しいおふたりです。
岩田先生の黒いTシャツの背中には、緑の「大和茶」の文字!

天高く空青し!そして茶畑は・・・_3

今日の思いがここに込められているようです。
先生たちの荷物をセッティングした頃、近鉄奈良駅をマイクロバスで出発した一行が到着。

10:00
学生さん12人とひとまちスタッフ2人との対面。
みなさんは山道のくねくねドライブに少しお疲れのようでしたが、月ヶ瀬公民館の広々としたロビーで、ちょっと気恥ずかしい円陣で顔合わせです!

昨日摘んだ手もみ用の茶葉の萎れが進んでいるとのことで、茶葉のことを一番に考えた岩田さんの判断で、午後の予定だった紅茶の手もみ体験が午前中に変更になりました。
さっそく、みなさんは手洗いへ。
茶葉に匂いが移らないように、石鹸も消毒液も使わないでほしいとのこと。
なるほどなるほど!!

まずは先生のご挨拶。
そして、みなさんの自己紹介&この授業への参加のきっかけ。
「月ヶ瀬のお茶と他の産地のお茶との違いを知りたい」という方、
「ずーっと月ヶ瀬に来てみたかった」という方、
「美味しい飲み方を教えてほしい」という方、
「棚田100選があるのだから茶畑100選があってもいい」とおっしゃる方などなど、それぞれに目的は違えど、みなさんお茶の話に興味津々のご様子。

天高く空青し!そして茶畑は・・・_4

同じお茶の葉でも、製茶工程の違いで様々なお茶(緑茶や烏龍茶や紅茶)に加工できるそうです。
スクリーンの映像を見ながら、お茶の品種やお茶作りの工程など、岩田先生の丁寧で熱心な説明が続きます。

続いて、紅茶の手もみ体験が始まりました。

まず、摘みたての茶葉と一昼夜置いて萎れた茶葉の違いを確かめます。
萎れることが、紅茶を作る上で一番重要なことだそうです。
萎れる工程を萎凋(いちょう)と言います。
量が少ないと簡単だけど、100kg~200kgになると均一に萎れさせることが難しいそうです。
200kgの茶葉って、いったいどれくらいなんでしょう?

天高く空青し!そして茶畑は・・・_5

「紅光」という品種の葉っぱを、1人数枚ずつ手のひらで丸めます。
最初は優しく徐々に強く揉んでいきます。
触った感触は、「羊の革手袋のような感じ」と先生は表現されました。
それは、ふわっと柔らかな感じなのでしょうか?

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15分ほど揉み続け、それぞれの小さな透明のグラスに茶葉を入れます。
甘酸っぱい香りがしだしたようです。
そして、上から濡れたペーパーを被せてしばらく発酵を促します。
離れて見ると、それはまるで小さな小さな苔玉のようで、みなさん愛おしいように眺めておられます。
私もこの手でチャレンジしたかったなぁ~。

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数10分発酵が進み、本来なら乾燥の工程に入るのですが、お湯を注いで今日は生茶でいただきます。
緑茶でもない、紅茶でもない、爽やかな味!
ご自身の手で作られたお茶なので、味わいもひとしおでしょう!

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その後も岩田先生から、インドや中国雲南省へ視察行き、ダージリンやアッサム、プーアール茶に学んだことをお聞きします。
学生のみなさんは、一つひとつのお話に頷きながら、メモもさらさら進んでいます。
岩田さんに負けじと、とても熱心な質問が飛び出します。

ダージリンの生産高は、インドの紅茶のわずか1%。
そんな紅茶が世界3大茶のひとつに挙げられているとはすごいことです。
月ヶ瀬のお茶の生産高も日本の1%!
ダージリンに見習って月ヶ瀬の個性を活かしたお茶を作っていきたいとおっしゃる岩田さん。
月ヶ瀬健康茶園では、16箇所の茶山や茶畑で、環境や土壌にあったように作り方を変え、農薬・化学肥料は使わずに、野山の草や枯葉、椎茸の原木を循環させるこだわりの有機栽培で、安心安全、個性を活かしたお茶作りをされているそうです。

12:00
月ヶ瀬公民館を出てお山の麓まで車で移動し、月ヶ瀬で一番高いところにある茶山へピクニック。
山頂めざしていざ出発!
私はのぼり旗を担いで最後尾を行きます。

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最初は里道を足元も軽やかに・・・さらに進むと、徐々に坂道の傾斜が険しくなってきます。
いつの間にやら、担いでいたのぼり旗のポールは私の杖へと変わり、最後の頂上へと続く茶畑の脇道は、言葉も出ない心臓破りの坂道。
日頃の運動不足が本当に悔やまれます(//∇//)
こんな急斜面でされるお茶摘み作業を思うと気が遠くなるばかりです。

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12:30
やっとの思いで登りきると、そこには素晴らしい景色が・・・。
遠くには三重や滋賀の山並み、手前にはたくさんの茶畑が広がっています。
山下から吹き上がって来る心地よい風が、流れた汗を乾かしてくれました。
のぼり旗を茶園の中に立てると、風を受け、音を立ててひるがえります。
ここまで来れたのは、のぼり旗、あなたのおかげです。
感謝!感謝!

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そして尾根の山道にみんなで並んで座り、絶景をご馳走にお弁当タイム。
日々時間に追われる者にとっては、しばしのどかで贅沢な時間です。

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食事の後は、茶山を下りながら品種の違う茶葉をかじって味の違いを確かめたり、茶園の管理の仕方を教えていただいたり。
途中に大きな大きな岩があり、「岩の上でお茶を入れて楽しむこともあるんですよ」とのお話。
こんな緑いっぱいの中にカフェがあったら素敵だろうなぁ~。

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車に戻り、場所を変えて今度は茶畑へGo!
先ほどの茶山とは違い、傾斜はまったくありません。
平面に広がる茶畑は作業がしやすそうで、緑の絨毯のよう。

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14:00
2時間のピクニックを終え月ヶ瀬公民館に戻ると、館長さんの計らいで梅ジュースをご馳走になることができました。
甘酸っぱくて爽やかな味は、太陽をいっぱい浴びて少し疲れた体に元気を戻してくれるようでした。

さぁ~、午後の授業の始まりです。
知って得する豆知識。
寝る前に飲むお茶、眠い時に飲むお茶、甘いお菓子に合うお茶・・・様々なシーンに合う紅茶やお茶の入れ方。
それは、3つの成分:アミノ酸(甘味)・カテキン(渋み)・カフェイン(苦味)のバランスを考えて入れるお茶です。
お茶には、甘味や香りや渋み、いろんな美味しさがあるのですね。
試飲タイムもあり、岩田さんのお話を聞きながらスタッフさんが絶妙なタイミングでお茶の支度をしてくださいます。
お湯の程よい沸かし方、水のこと、急須のこと、学生のみなさんは学ぶこと満載です。

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一方、朝の10:00から喋り続けた岩田さん。
お話のペースは微塵も落ちていません。
まだまだ余裕さえ感じられ、お茶への熱い熱い思いに脱帽です。
自分で見聞したことをしっかり自身で消化して細やかに分析し、そして自分なりの目標を立ててまっしぐらに向かう!
そんな岩田さんがすごいなぁと思いました。
学生のみなさんも美しい風景と美味しいお茶、大量のお茶の知識に大きく心を動かされたようでした。

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16:00
こうして、6時間に及ぶ岩田さんの情熱の授業は無事終了しました。
学生のみなさん、岩田さんから受けたいっぱいの知識を活用して、ご自分の美味しいお茶を見つけてくださいね。
岩田さん、月ヶ瀬健康茶園のさらなる進化をお祈りしていま~す。
みなさん本当にお疲れ様でした!m(_ _)m

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(蕗)