奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

幻の秋篠窯

2014.04.26 | 授業 | by Staff

今回は、授業「秋篠の美しい陶磁器の世界 ~豊かな自然の中の窯を訪ねて~」にスタッフとして参加しました。
秋篠町といえば秋篠寺が有名ですが、なんと他にも秋篠窯というのがあって、秋篠焼というものまであるというではないですか!
いやー、恥ずかしながら全く知りませんでした。

幻の秋篠窯_1

今回は、磁器染付作家の今西先生のお話が聞けて、自然のなかにある窯の見学もできるというので、1週間前から朝・晩にかまぼこを食べて体調を整えました。
教室の秋篠町公民館は自然に囲まれた場所にあり、普段落ち着きのない私でも自然と落ち着いていたのでビックリです。
そんな雰囲気の教室で授業が始まりました。

幻の秋篠窯_2

授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください。
「奥深い!秋篠焼」
http://nhmu.jp/report/18538

今西先生のお話は想像以上に素晴らしく、なかでも「商売ではない、人生をかけて制作を行う」という言葉には衝撃を受けました。
危うく、撮影のために持っていたカメラを落とすところでした。
こんな衝撃は約1年ぶりです。

幻の秋篠窯_5

そして、先生の素晴らしいお話も終わり、いよいよ窯の見学に行くので教室を出ようとしたときに、再び衝撃的な言葉を耳にしたのです。
「今から教室の片付けやっといてくれる?」
なんてことを他のスタッフに言われてしまいました。

幻の秋篠窯_3

今回はどうしても窯が見たかったので、
「窯が見たいんです、構わないでください」
と言い返したかったのですが、先生の素晴らしいお話を聞けただけでも満足しなくてはいけないと自分に言い聞かせ、その場に留まりました。

幻の秋篠窯_6

私にとって今回の秋篠窯は幻になってしまいましたが、いつか必ず訪れてみたいと思います!
先生、ありがとうございました!

幻の秋篠窯_4

(じーあん)

窓から感じる四季のうつろい

2014.04.26 | 授業 | by Staff

春うららかで良い天気、新緑に包まれ、これからすばらしい季節に入ります。
茶畑と水田が広がる自然のなか、田原公民館から10分程で、本日の授業「田舎暮らしと、ギャラリーと。 ~丘の上に佇むギャラリーへ~」の教室、ギャラリー・ファブリルに着きました。

窓から感じる四季のうつろい_1

スタッフは、先生と打合せをしています。
陶芸家など、いろんな作家さんの作品が並んでいます。
窓からの景色は、花桃が咲き誇り素晴らしいです。

窓から感じる四季のうつろい_2

授業が始まりました。
授業の内容は、「ひとまちレポート」をご覧ください★
「小旅行気分 茶畑の中のステキな空間」
http://nhmu.jp/report/18839

安達先生は、大阪からやって来て27年になるそうです。
11月の小春日和の日に知り合いに田原地区を紹介してもらい、いっぺんで気に入ったそうです。
独りで家の管理は大変、特に冬は薪の調達が大変とのことです。
昼食には、かきたまに野みつばを入れただしの効いた味噌汁を、すてきな器でいただきました。

窓から感じる四季のうつろい_3

料理教室を始めたきっかけは、ギャラリーを訪れるお客さんの要望で「食事もできれば」と言われ、始めたそうです。
8年前には、『殯(もがり)の森』のスタッフさんの料理も45日間作られたそうです。
映画撮影の秘話で、尾野真千子さんの写真を見せてもらい急に話が盛り上がりました。
私、映画を見ましたが女優さんが尾野真千子さんだったとは初めて知りました。

窓から感じる四季のうつろい_5

ギャラリー・ファブリルは、時間がゆったり流れる癒しの空間でした。

窓から感じる四季のうつろい_4

(トトロ)

裏では、てんやわんや~!?

2014.03.22 | 授業 | by Staff

学生のみなさんが、「闘茶ってなんだろう?」と楽しみにして授業「お茶バトル、闘茶ってなんだ? ~奈良のお茶文化、再発見~」に来られる前、実は、今回の先生「日本茶インストラクター奈良県支部」のみなさん(男女5人組)は、てんやわんやだったのです。
お湯を沸かしたり、闘茶に使う道具を出したり、お席に番号をつけてお湯呑みを置いたり・・・
段取りよくお茶を淹れるための急須やキッチンタイマーのセッティングと、動線の確認や学生のみなさんに見られてはいけない問題用紙の置き場とか・・・。

裏では、てんやわんや~!?_1

この「闘茶」、公家や武家のセレブたちが楽しんだお茶の種類を当てるお遊びなので、さぞ優雅に・・・と思っていたら大間違い!
私たちスタッフもお手伝いできるところはお手伝いしていたのですが、茶葉の種類を間違ってはいけないし、お茶を出す順番などは私たちにもわからないように打合せと段取りをされていたりと、受付が始まる直線までドタバタしていたんですよ!
早く来られた方のなかには、ドタバタしている様子に気づかれた方もいらっしゃったかも?

裏では、てんやわんや~!?_2

そんなこんなで、授業はスタート。
授業の内容については、「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「もう一つのお茶文化」
http://nhmu.jp/report/18409

はじめに、奈良県のお茶について、生産量や栽培されている地域のことなどのお話を聞かせていただいてから、いよいよ闘茶の体験。
再び、裏方はざわつきます。
5種類の茶葉を順番に急須で淹れていくのですが、優雅な雰囲気はまったくありません。

用意する急須は3つ。
まずひとつの急須に茶葉を入れ「いっせ~の~で!」とお湯を注ぎます。
そのタイミングでキッチンタイマーのスイッチを押します。

裏では、てんやわんや~!?_3

90秒経ってタイマーが鳴ったら、残りのふたつの急須に今淹れたお茶を移します。その急須を持って、二手に分かれて参加者のお湯呑みに注いで回ります。

↓お茶をどの順番で出すのか再確認中
裏では、てんやわんや~!?_4

↓お湯を注いで90秒計っているところ
裏では、てんやわんや~!?_5

↓お茶を移しているところ
裏では、てんやわんや~!?_6

↓順番に出したお茶を容器に入れておきます。
裏では、てんやわんや~!?_7

学生のみなさんが五感を働かせて集中している間に、お茶を淹れた後の茶葉を捨て、急須を洗って、次のお茶を淹れる段取りをしていきます。
前のお茶の香りなどが残っていてはいけないし、次に出すお茶を間違ってもいけないので、丁寧に慎重にかつ素早く黙々と・・・
これを、5回×2で1体験。
今回は2回体験をしたので、合計20回、繰り返されました。

↓洗って次の用意
裏では、てんやわんや~!?_8

お茶を淹れていくタイミングなど、会場の進行と裏方で、お揃いのエプロンを身に付けた先生方のチームワーク力を感じました。

最後に、関西茶品評会入賞のお茶を、本来の煎茶の淹れ方で美味しく淹れていただきました。
この時ばかりは流石におだやかで、ちょっぴり優雅でしたよ!
ありがとうございました。

<おまけ>
授業で使用した生菓子は、2013年2月の授業「和菓子は芸術作品である! ~奈良の四季を菓子で表現~」でお世話になった、「和洋御菓子司とらや」の「五色椿」。
名前の由来となった白毫寺の五色椿の写真も用意していただき、大和茶の美味しいさに花を添えていただきました!

裏では、てんやわんや~!?_9

(HANA)