奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

ワインと素敵なひととき

2014.01.25 | 授業 | by Staff

奈良ひとまち大学広報課の“もりぞー”です!

本日は、近鉄奈良駅最寄りのきたまち界隈にある「ワインの王子様」で開催する授業「ブドウとワインと奈良のこと ~ワインがつなぐ街と人~」のスタッフとして行って来ました!

ワインと素敵なひととき_1

以前プライベートできたまちを散策中にお店の前を通りかかったとき、
「こんなオシャレなお店ができたんだ!」と興味津々ながら、
「ワインか・・・私には敷居が高いかなぁ・・・」と思いつつも、
思いきってお店に入ったことがありました。

ワインと素敵なひととき_2

店員の方がとてもにこやかに迎えてくださったのですが、
ワインを日常的に飲むようなステキな習慣がない私は、
店内を少し見学した後、そそくさとお店を後にしたのでした・・・。

ワインと素敵なひととき_10

そんな申し訳ない通りがかりだった私ですが、
今回授業のお手伝いをさせていただけることになり、
「今日はワインについてしっかり学ぶぞ!」と、気合を入れて向かったのでした。

一緒に授業を担当するスタッフは(私よりずっと)ワインに親しみがあるそうで、店内を見る目が輝いています・・・!!

お店を入ってすぐの手前側には、ワインがたくさん並べられています。
有名なボージョレヌーボーは、樽で置かれています!
奥側は、今日の教室として、机とクッションをご用意いただいています。

ワインと素敵なひととき_4

なんてステキな空間・・・こんな部屋に住みたい・・・と思いつつ、
サポーターさんと資料の準備をしながら、学生のみなさんを待ちます。

店内に入って来られた方に声をかけると、驚かれた表情・・・!
今日はお店が通常営業しながらの授業のため、来店されたお客さんでした。
「何かあるんですか?」
「今から奈良ひとまち大学の授業で、ワインのお話をしていただくんです!」

本日の先生は、株式会社シマヤ 代表取締役の粂 宏明さんです。
ソムリエの正装でしょうか、モノトーンの衣装がかっこいい・・・!
思わず「プロの方がいる!」と、内心テンションが上がります。

ワインと素敵なひととき_3

さてさて、受付も落ち着き、授業が始まりました。
最初に、粂さんが今のお店を開くまでのお話を伺いました。
もともと、日本酒の会社で働いていたことや、
昔は造酒屋だったお店を改装して今のお店にしたこと、
奈良とブドウにまつわる伝説の紹介など、
随所に奈良と仕事に対する思いが伝わってきました。

ソムリエの勉強を始めたのはそんなに早くないですが・・・と
言いつつ、世界のワイン事情についても話してくださいました。

「ボージョレヌーボー」が毎年話題になりますが、
ボージョレはフランスの地区の名前で、
店内にはボージョレ近隣であるブルゴーニュ地方の地図が貼ってありました。

ワインと素敵なひととき_5

ワインを選ぶ際は、ブドウの品種と採れた地域がポイントとのことでした!
ブドウの育った環境によって、同じ品種でも辛みや香り、味も違ってくるのですね。

それらを学んだ後、いよいよテイスティング(試飲)です!
今日は4種類のワインを飲み比べします。
それぞれについての印象を学生さんがメモし、粂さんが聞いていきます。
粂さんのコメントがありつつ、質問が飛び交いました。

ワインと素敵なひととき_6

「ワインの王子様」では、ポイントカードを購入すると、
そのポイント分、様々な種類のワインが試飲できるそうです。
(試飲できる時間帯が決まっているので、ご確認をお忘れなく!)
試飲に来られたお客さんも、店内で一緒に授業を伺っているような和やかな雰囲気のなか、ワインを楽しんでおられました。

ワインと素敵なひととき_7

ワインを囲みながら、学生のみなさん同士も、
話が盛り上がっておられる様子。
お酒は人と人とをつなぐ役割も果たしますね。

「ワインももちろんですが、ビールや日本酒も、
香りや第一印象まで味わって、楽しんでほしいと思います。」

ワインと素敵なひととき_9

ワインや相手に対する粂さんの真摯な人柄に触れ、
このような素敵なお店が奈良にますます増えて、
地域を盛り上げていっていただきたいと感じました。

(もりぞー)

奈良団扇の授業に行ってきましたー

2014.01.25 | 授業 | by Staff

実は、「奈良団扇」の存在を知ったのも、お恥ずかしながら「奈良ひとまち大学」のスタッフになってからです。
スイマセン~(=_=) いつも同じようなことを言っている“もじゅ”です。
今回、参加させていただく授業「23歳男子、150年の家業を継ぐ ~奈良団扇の魅力を発信!~」では、奈良団扇ってどういうものなのか知ることのできる最高の機会☆
役得です、いつもありがとうございマース!!

授業当日、予報では雨が降るかも?ということで心配しましたが、ひとつめの教室となっているやすらぎの道沿いの教室「SAVAS cafe」に着くと、真冬の朝にも関わらず上着が必要ないぐらい日差しが暖かく、「SAVAS cafe」の外で受付のお仕事をしながら・・・
「この寒~い季節には、なかなかできない外での日光浴がめっちゃいい感じやん」

奈良団扇の授業に行ってきましたー_1

・・・などと思っていると、そんな爽やかな朝に負けない、サワヤカな青年が受付前に登場!!
「池田です。」
ポスターで池田先生の写真は見ていたものの、やっぱり若い!!
23歳で、人前で家業のお話をされるなんて、ホントすごいなと改めて感心してしまいました。

受付が終わり、「SAVAS cafe」の2階に上がると、窓からは安らぎの道が朝日に照らされて、すごく眺めがいいんです。
朝の「SAVAS cafe」、ホントにお勧めです!!

奈良団扇の授業に行ってきましたー_2

先生がまず取り出された奈良団扇は、青・黄・赤・白・茶の5色に染色した和紙を使用しており、カラフルだけど、とても落ち着いた自然な風合いや色使い。
カラー印刷された紙を張り付けたプラスチック団扇とは、やはり全然違います。

奈良団扇の授業に行ってきましたー_3

奈良団扇をお借りして、少し使わせてもらいました。
「すごく軽くて、使いやすいっ!!」
・・・極度のCM下手ですみません。
でも、ホントに使いやすかったです!
過去に旅行に行ったときに、お土産で染色した布でできた団扇を買ったことはありましたが、重さが全然違います。
透かし彫りの模様もとても美しくてawesome!ですが、実用性を重視したとされる「奈良団扇」の使いやすさを実感できました。

前半の先生のお話では、奈良団扇の歴史・工程について説明していただきました。
工程については、“蕗”のブログでも紹介されていますので再☆チェックです!!
ひとまちブログ「冬の団扇(うちわ)の風は?」
https://nhmu.jp/blog/info/5547
後半は、ついに奈良団扇の作業場でのお話に移っていきます。

奈良団扇の授業に行ってきましたー_7

授業の内容は、「ひとまちレポート」をご覧ください。
「奈良団扇に奈良の良さを感じる」
http://nhmu.jp/report/17210
「奈良団扇の日常性」
http://nhmu.jp/report/17220

6代目である先生と先代の5代目であるお母様がどうやって団扇を作られているのか、この日は学生もスタッフも奈良団扇の魅力に虜でした。

先生のお話のなかで、奈良団扇の一つひとつの工程が、代々の職人の技術や知恵が詰まったものだということに感心させられました。

年間を通して、ほとんど全ての工程の作業をされているそうですが、和紙の染色だけは冬の工程だそうで、今回の授業で学生のみなさんに見ていただくために、美しくて目立つ赤色の染色作業を残しておいてくださったそうです。
お気遣い本当にありがとうございました。

奈良団扇の授業に行ってきましたー_4

奈良時代や室町時代から脈々と続く奈良団扇の伝統の技法を、一度途絶えそうになりながらも、引き継がれた団扇や道具を元に再興し、今に伝え、当時と変わらず、美術品ではなく普段使いできるような団扇を追求して創られているとのこと。

お話されている先生は、弱冠23歳にして、芸術家ではなく、自分の仕事に向き合う職人さんの姿勢そのものに見えました。

奈良団扇の授業に行ってきましたー_5

最後に先生が、「“南部鉄器”や“西陣織”にも負けないような伝統工芸として、“奈良団扇”を全国に発信していきたい」という強い思いを語っておられたのがとても印象的でした。

今日参加した学生のみなさんだけでなく、奈良の多くの方も、奈良団扇のサポーターとして支えていければいいなと思った“もじゅ”のレポートでした。

(もじゅ)

伝えるってむずかしい

2013.12.22 | 授業 | by Staff

12月22日は、1年で最も昼間が短い日「冬至」でしたね。
北風ピープー吹いているさなか、「一服のお茶がもたらすハピネス ~奈良のおいしい茶葉のこと~」の授業スタッフとして、今回の教室「はなや北川」へ馳せ参じました。

伝えるってむずかしい_1

今回はカメラ担当ってわけで、責任重大なのです。
なぜだって?う~ん、なんでだろう・・・。
普段、授業での割り当ては大概ツイッターな私。
授業の熱気や「これおもしろいっ!」をリアルタイムで発信するツイッターは、文章ときどき画像なんで自分のイメージで構成できるから、イキオイとノリでなんとかなってる感があるのだけど、写真になるとそうはいかないんだな、これが。
写真って、その場面・空間・瞬間を切り取る作業だと思うのですが、これがとっても難しい。
だって、「きらめきの一瞬」なんて、「あっ」っと言う間に終わっちゃうじゃないですか~。
「いい画が撮れた!」と思っても、実際見てみたら「あれっ!?」だったりするし、ほんと、腕がモノをいう世界だと思います。
毎回、授業の前に記録用・広報用として写真撮影の許可をいただいておりますが、特に広報用の写真を撮るのってほんと難しい。
学生のみなさんから寄せられた「ひとまちレポート」やスタッフが綴る「ひとまちブログ」の内容に「ビンゴ!!」な写真があると、魅力倍増、広報効果絶大なんだけどな・・・。
今回、私は授業の魅力が伝わる「いい写真」を撮るべく、一眼レフとデジカメの2段構えで張り切って「カチャカチャ」と撮りまくってみたのであります。

伝えるってむずかしい_4

とりあえず、腕がないなら数で勝負だ!のごとくに撮り始めてみたのですが・・・、一眼レフっていろんなモードに設定できるんですね。

伝えるってむずかしい_6

そのあたりの使い方、おさらいするの忘れてた・・・(汗)と焦りつつも、パシャパシャやってみました。
同じ構図にならないよう、あっち行ったりこっち行ったりと、遠慮しつつも近くに寄って、がっつりと。
学生のみなさんの邪魔にならないように・・・と心がけてはいたものの、大丈夫だったかな?気が散ったかな?けしからんかな?と内心びくついてましたが、授業終了後、そのようなお声はなかったので、ほっ。

それでは、じゃ~ん☆(写真にも注目!?)
授業の内容は「ひとまちレポート」をご覧ください。
「奈良のお茶を飲む」
http://nhmu.jp/report/16933

いかがでしたか?
授業が終わって、パソコンで全ての写真データ確認したときの私の第一声は、「えっ、なんで?」。
正直、もっとうまく撮れてたら嬉しかったんだけどなっ。
実際にお茶を入れて飲み比べたり、水出し茶歌舞伎したりしたときの様子、肉薄したはずやったのに。

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お茶の種類によって、お湯の温度変えたり時間変えたりして、美味しいお茶の味を嗅覚と味覚で堪能した後、水出ししたお茶の味を当てるっていう内容だったんだけど、そのときの緊張や高揚感が・・・伝わってる?伝わってない??

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デジカメで撮った写真は柔らかい印象だけど、動きに弱い(後半の茶歌舞伎のときブレっブレやった・・・)。

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一眼レフは、場合によっては無機質な感じだけど、焦点が合えば動きにも対応可能。
結論として、扱いが複雑でコンパクトさには欠けるが、一眼レフの方がいい写真が撮れる可能性が高いということを実感しました。

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次回、私が撮影担当のときは、必ずや一眼レフを首から提げて、あっちこっち動き回っていることでしょうが、これも奈良ひとまち大学の魅力を広めるために重要な使命なんで!!!大目に見てやってくださいね。

(なさ)