奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

凛として和やかに

2012.04.28 | 授業 | by Staff

4月28日(土)は、初夏の日差しを思わせるような晴天。
今日の相棒(HANA)が雨女との噂がありましたが、どうやら噂のようです(笑)。

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奈良町の風情を感じつつ、暑い日差しを受けながら「奈良ひとまち大学」の“のぼり”を立て、授業「ようこそ、茶の湯の世界へ! ~茶道のルーツは奈良にあり~」の教室、「喫茶去庵」の店内に。

お茶室を思わせる無駄な空間のない店内。
凛とした空気。
一輪一輪の花までが、背筋を伸ばしてキリリとしているよう。
一つひとつに行き届いた心遣い、先生のお人柄を感じました。

本日お点前を披露していただく御園棚(黒い漆塗りで、私の膝くらいの高さの机)をお借りして、受付の準備をイソイソ。

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しばらくすると、天理大学の留学生の方々が到着。
ロシアの女性の方がおひとり、フランスとドイツの男性の方々がおふたり。

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私、「話しかけられても、日本語しか話せないぞf(^^;」と、少し緊張しました。
相棒が「日本語話せますか?」と問うと、
みなさん、はにかんだ笑顔でうなずいてくださり、私、一安心いたしました。

参加者の方も、一人また一人と日差しの強い奈良町を歩いて来られました。

受付では、点茶体験で使うお茶碗を選んでいただきました。
すてきなお茶碗がたくさんあり、みなさん少し迷っておられました。
お茶菓子はおはぎ(あんこ・きなこ・黒ゴマ)が用意されていて、これも楽しい迷いの一つに(^-^)。

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「どれがいいだろう?」「私これかな。」なんてお声を聞きつつ、授業開始の時刻となりました。

まずは、平野宗重先生のお話を聴きました。
そして、御園棚を使って立礼式でのお点前を見せていただき、参加者のみなさんの体験へ。

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「これで大丈夫?」というお声や、「あ、結構きれいにできた」「美味しい!」なんて喜びのお声もあり、和気あいあいとした体験。

私も点茶体験をしたことがあるのですが、
これが結構難しいんです(;^^)_旦~。
なかなか泡立たないし、抹茶がうまく溶けなくて・・・。
しかし、参加者のみなさんはとてもきれいに泡立てておられて、「すごい!!」なんて感心しちゃいました。

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先生のご厚意で、私たちスタッフにもお茶とお菓子が・・・(T-T)嬉しかったです。

最後にお茶室見学を行い、2時間という短い時間でグッと濃縮されたお茶の世界を体感しました。
奈良から始まる「茶の湯の世界」のように、「奈良ひとまち大学」ももっと大きく広がっていくように頑張りたいと思います。

次回の授業も、素敵な時間を過ごしていただきますよ!

(肉球ぷに×2)

春日山巡拝、大社の聖域へ!

2012.04.28 | 授業 | by Staff

4月28日、授業「どきどき春日原始林さんぽ ~パワースポット、春日山を歩く~」を行いました。
ここしばらく天候に恵まれなかったひとまち大学ですが、この日は絶好の行楽日和でした!
ころころ変わる週間天気予報にずっと気を揉んでいたスタッフは、思わずガッツポーズ☆
早くも、今回の授業の最大の難関をクリアしたと言っても過言ではありません。

春日山巡拝、大社の聖域へ!_1

いやいや、晴れたからといって油断してはいけませんね。
なんといっても今回の教室は「山」です。
ひとまち大学史上、最もワイルドな教室です。
何かがあっては困りますが、事務局では万一に備えてちゃんと救急セットを用意しました(幸いにも出番はありませんでしたが)。
出発に向けて、スタッフはナイロン製「ひとまち大学ベスト」を装備し、救急セットを無理矢理ねじ込んでパンパンになったリュックを背負います。
まだ一歩も歩いてないのに、暑いです。

春日山巡拝、大社の聖域へ!_2

春日大社に到着し、まずは本日の先生を務めてくださる中野和正権禰宜にご挨拶します。
流石、神に仕える者としての厳しさがにじみ出ておられますね。
何しろ今日は俗人である私たち大勢を連れて神聖な山に入るわけですから、神様に失礼があってはいけないと、権禰宜は強い責任を感じていらっしゃったのかも知れません。
そう考えると、スタッフも責任重大。
どうか無事に授業を終えられますように・・・と、心の中で手を合わせます。

春日山巡拝、大社の聖域へ!_3

受付の準備を済ませて間もなく、続々と学生のみなさんがお見えに。
みなさんの笑顔を見れば、この授業をどれだけ楽しみにしてくださっていたのかが一目瞭然です。

さて、権禰宜から諸処の説明を受けた後、お祓いを受けて、作務衣を着て、杖を持って・・・。徐々にテンションが上がってきました↑↑↑
ガラス製のお洒落な手水鉢で手と口をすすいで・・・さぁ出発です!

春日山巡拝、大社の聖域へ!_4

権禰宜の説明を受けながら、次々と神社を巡ります。
最初はぎこちなかった二礼二拍手一礼にも、みなさんはすぐに慣れたご様子。

春日山巡拝、大社の聖域へ!_5

境内から出ると、スタッフは最後尾にて自動車接近を告げるアラームに変身します。
そしていよいよ柳生街道に・・・と思った矢先、早くも息が上がってしんどそうにしている方を発見しました。
うーむ、山歩きはこれからが本番なのに大丈夫なのでしょうか?
これは本人のためにも早めにリタイヤを促すべきかも知れません。
でも、きっと今日の授業を楽しみにして来られただろうに・・・。
これはスタッフが可能な限りサポートして、行けるところまで行っていただくしかないのでしょうか。
「お気持ちと体調を常に窺いながら、本当に無理そうな時にはタオルを投げ入れる覚悟を決めよう。」
そう考え、改めてお顔をうかがうと・・・学生さんではなくスタッフでした。
よーし、万事異常なし!

春日山巡拝、大社の聖域へ!_6

柳生街道に入ると、少し道が険しくなります。
みなさん黙々と歩き、各要所で権禰宜の説明を受けて、また歩きます。
途中、「上に作務衣着てるんだから、ひとまち大学ベスト着てる意味ないよね。」という衝撃の事実に気付いたスタッフは、超高速でベストを脱ぎました。
少し歩くペースが速かったのか、昼食予定場所の首切り地蔵前に到着した時にはほとんどの方がヘトヘトに。
本当にお腹が空いている時、人は無言になるそうですが、本当に静かなランチタイムです。

春日山巡拝、大社の聖域
へ!_7

お腹を満たして少し元気が出ると、道なき道を進み、いよいよ本日のメインイベント(?)鳴雷神社へ。
権禰宜の声に合わせて祝詞を読み上げ参拝すると、ちょっとした非日常体験に気持ちが高ぶります。

春日山巡拝、大社の聖域へ!_8

その後はみなさんすっかりリラックスされたのか、仲良くなった学生さん同士でおしゃべりしながら・・・という光景もちらほら。
春日山遊歩道を抜けて若草山山頂に出れば、素晴らし眺望と心地よい風に思わず「おぉー」と歓声が。

春日山巡拝、大社の聖域へ!_9

奈良盆地を一望し、集合写真をパチリ☆

春日山巡拝、大社の聖域へ!_10

さぁ下山です。
体力に自信のあるスタッフでも、ここまで歩いて少し疲れが出てきました。
しかし、山は登りよりも下りの時の方が怪我の危険が高いんです!
特に疲れていると注意力が低下するので、足取りが危うい学生さんがいないかチェック&見守りつつ、最後尾を歩きます。

春日山巡拝、大社の聖域へ!_11

無事に下山し、出発点でもあった春日大社 感謝共生の館に戻ってくると、流石にもうみなさんぐったり。
それでも、お帰りになる時には多くの方が笑顔で「今日はありがとうございました」と言ってくださり、とても清々しい気持ちになれました。
こちらこそありがとうございました!

(らすかる)

奈良クラブ=サッカーを通じた「ひとづくり」「まちづくり」

2012.03.25 | 授業 | by Staff

まだ肌寒い3月25日、奈良県立大学の体育館で、授業「奈良をサッカーで楽しい街に! ~愛する故郷でJリーグをめざす~」を実施しました。
教室で設営をしていると、奈良クラブの選手やジュニアたちが続々とやってきて、設営を手伝ってくれました。

奈良クラブ=サッカーを通じた「ひとづくり」「まちづくり」_1

授業が始まり、まず、奈良クラブの活動紹介では、選手たちと学生さんが身近な距離感で話を聞きました。奈良クラブの由来やこれからの目標など、ジュニアも交えて楽しいコメントが満載でした。

奈良クラブ=サッカーを通じた「ひとづくり」「まちづくり」_2

次に、サッカーボールを使って、様々な運動をしました。
いったんボールを持つと、ジュニアも選手たちも満面の笑みを浮かべながらプレイを始め、みんな本当にサッカーが好きで好きでたまらないんだな~と感じました。
そんな感じで、教室は徐々に熱気を帯びてきました。

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それから、学生さんと選手が混合して練習試合をしました。
外野にいたジュニアは、真剣な眼差しで選手のプレイを見ていました。
きっと奈良クラブでは、こんな風に普段から上の選手のプレイを間近で見ることによって、「もっと上手くなりたい」という向上心が育っていくんだろうなと思いました。

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授業の内容の詳細は、↓授業レポートをご覧ください。
奈良でサッカーで楽しい時間

練習試合の一幕、印象的だったプレイがありました。
終盤の混戦のなかからゴール前に上がったクロスボールに瞬時に反応した矢部さんが、空中で連続トラップ。そのまま決定的な場面を演出するというシーンがありました。
私はその華麗なプレイに、思わず目を奪われてしまいました。

奈良クラブ=サッカーを通じた「ひとづくり」「まちづくり」_5

試合後に、矢部さんにその感動を伝えたところ、
「今日は調子が良くなかったので・・、調子が良かったらもうちょっとできたんですけどね(^^;)」と、さらりとおっしゃいました。
その言葉にさらに驚き、サッカー選手の凄さをあらためて実感しました。

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授業の後、記念に・・・と、矢部さんから奈良クラブのステッカーを1枚いただきました。
みなさんへのプレゼントのことなどを考えれば、図々しく沢山いただいておくべきでしたが、興奮のあまり、そこまで気が回りませんでした。
みなさん、ごめんなさいm(_ _)m

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今回の授業を通して、また矢部さんと話をしていて、奈良クラブは単なるサッカーチームではなく「ひとづくり」や「まちづくり」を視野に入れた懐の深いスポーツ団体なんだと感じました。
何かとお忙しいところ、ご協力いただいた矢部さんや選手・ジュニアのみなさんには、ホントに感謝・感謝です。

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(やまたろ)