奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

温泉に入りたくなりました

2012.01.28 | 授業 | by Staff

この日は若草山焼きの日で、奈良は昼ごろからにぎわっていました。
「鹿せんべい飛ばし大会」に参加したい!
でも、今は授業に専念・専念。

教室は、猿沢池の近くにある「町家貸スペース ぼたん」さんです。
町家の雰囲気が何となく温泉のようなぬくもりを感じ、ほっこりとしたところでした。

温泉に入りたくなりました_1 温泉に入りたくなりました_2

授業は、温泉ライターの竹村和花さんを先生に迎え、「奈良のまちなか名湯秘湯! ~とっておきの温泉ガイド~」と題して行いました。

温泉の成分の話は素人には若干難しかったのですが、竹村さんはクイズ形式を取り入れて、温泉をわかりやすく解説してくださいました。

温泉に入りたくなりました_3

クイズの正解数によって、なんと!「ゆららの湯 入浴券」がプレゼントされたんですよ!!(「ゆららの湯」さん、ありがとう。)
プレゼントを受け取った方は、「よっしゃ!!!」って感じでした。

そして、授業に参加されたみなさんに、なんと!!!!株式会社バスクリンさんから「日本の名湯 温泉の素」1箱がプレゼントされ、さらにみなさんの顔が笑顔・笑顔・笑顔!!!でした。
(バスクリンって、会社になったんですね!)

温泉に入りたくなりました_4

この日はおりしも寒波が来ていてとても寒い日だったので、温泉の授業を聴いたら「温泉に入って身も心も温かくなりたい」と強く思いました。
個人的には、案内役で外に立っていた僕に、竹村さんが「寒いなか案内で立っていただきありがとうございます」と言ってくださったのが、すごく嬉しかったです。

(まさまさ)

白いダイヤモンド?

2012.01.28 | 授業 | by Staff

黒川本家 東大寺店には、何度も伺いました。
「夢風ひろば」の入口を入り、左奥の角にお店があります。
ガラス張りながら、室内は木調で和洋折衷な感じがします。
店長の黒川健さんは気さくな方で、開店時にはお店の入口に立たれているか、店の右奥で執務をされています。
今回は、その黒川さんを先生に迎え、「奈良で生まれる『白いダイヤ』 ~吉野葛の深~いお話~」と題して授業を行いました。

白いダイヤモンド?

「白いダイヤ」とは貴重な葛粉のこと。でも、日頃 葛を食べていないと、どういうものかよくわからない。
そこで、「葛の話をするには食べてもらうのが一番」と、ワンコインで葛餅を出すことにしました。

白いダイヤモンド?_2

授業当日は山焼きの日。交通規制の心配も・・・。
しかし、開始時間が近づくと参加者が続々と集まり、全員が来てくれました。

今回の授業は、映写機材を使わず、印刷資料と実物資料での説明。
実際に葛根や葛粉、看板等を見ながらの解説は臨場感があり、これも良いものでした。
(葛の根を見ると、まず、その太さに驚きます。)

白いダイヤモンド?_5

初めに干し菓子とお茶が出され、和やかな雰囲気で授業が進行。
やはり、「食」が絡むと話が弾みます。

葛粉は、世界で最も質の高いデンプンです。
その透明感と粘りを活かし、夏の和菓子や懐石料理に利用されてきました。
そのため、葛の料理といえば、葛饅頭や胡麻豆腐のイメージがあります。
しかし、これに止まるのではなく、黒川本家 東大寺店ではパスタやその他の料理に葛を取り入れ、新感覚の味覚を追及し新しい葛粉活用を提案しているそうです。

葛粉で天ぷらを作る話や葛粉を混ぜたココアの話などを聴き、日頃 料理で葛粉を使ったことがないという方も、「これを機会に葛粉を使いたい!」と宣言していました。

葛粉は抽出に手間がかかるため、保全活用をやめてしまうと使われなくなる可能性もあります。
「蕨粉や片栗粉は既に馬鈴薯澱粉に置き換えられ、名前だけが残っています。葛粉も、何もしなければ同じ運命を辿ります。」と黒川さんは言います。

途中、「葛餅」が出され、今聞いたばかりの葛の歴史を噛み締めながら味わいました。

白いダイヤモンド?_3

質疑応答も活発で、授業終了後も熱心に質問をされている方や、帰りがけに葛粉を買い求める方もいました。

谷崎潤一郎が小説「吉野葛」執筆のために、宇陀の黒川本家に滞在していたこと。
昭和天皇が最後にお口にされたのが葛であること。
伝統に触れ、「吉野葛」も重要な地域財産だと、改めて思いました。
そして、伝統の枠からさらなる発展をめざして頑張る黒川さんを応援したいと思いました。

(浪鹿)

西大寺には一年中クリスマスツリーが飾ってある!?

2011.12.24 | 授業 | by Staff

はじめまして。
ひとまちブログ初登場のmatsuoです。

大寒波がやってきていたクリスマスイブ。
奈良ひとまち大学、2011年を締めくくる授業「大きな茶わんの愉快なお茶会」を開催しました。

いざ西大寺へ!

う・・・
うう~~~!!

やっぱり予想通り、いや、予想を超えた寒さ!!!

こんな寒いなか、しかも世間はクリスマスイブ。学生のみなさんは本当に来てくださるのか!?
ちょっと心配になりましたが、さすがひとまち大学の学生さん。続々と集結。熱心です。

西大寺には一年中クリスマスツリーが飾ってある!?_1

なかには、着物を着て来てくれた可愛い学生さんも!
寒いから本堂の前でちっちゃくまとまります。
人のあたたかさ・太陽のあたたかさを背中に感じながらの青空教室で、授業スタート。

授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「大茶盛、初体験と深~いお話」
http://nhmu.jp/report/7965
「西大寺、素敵な時間★」
http://nhmu.jp/report/8020

先生は、西大寺僧侶の酒部浩明さん。
なんでも、大茶盛のお点前の腕は西大寺でも“一番”なんだとか。
楽しみです。

実は授業中、ちょっとアクシデントが!
といっても悪い事件ではなく、素敵なアクシデント。
女優の黒谷友香さんと有森也実さんが撮影で西大寺を訪れていたのです!!

西大寺には一年中クリスマスツリーが飾ってある!?_2

なんとお美しい・・。一同しばし見蕩れます。

思わぬアクシデントに授業が一時中断してしまいましたが、お美しいおふたりに後ろ髪をひかれながらも、いよいよ大茶盛の会場、「光明殿」へ。

ややっ?
なんか、床の間に冬の風物詩・クリスマスツリーが飾ってあるではありませんか!!??

西大寺には一年中クリスマスツリーが飾ってある!?_3

いや~、お寺さんでもクリスマスは祝うのね~。
時代の移り変わりかしらね~。一同しみじみ。
その気持ちを見透かしたかのように、酒部さんがそのツリー(ではないです)について説明。この雪を被った大きな松と赤いお宮は、鎌倉時代に始まった大茶盛の由来に関係しているんですって。
なんだかクリスマスイブの今日にぴったりの色合いですが、クリスマスは全く関係なく、西大寺さんには1年中飾ってあるものなのですね。
いやあびっくりしました。

さてさていよいよ待望の大茶盛!

西大寺には一年中クリスマスツリーが飾ってある!?_4

美味しい「金銭」というお菓子をいただき・・・。

西大寺には一年中クリスマスツリーが飾ってある!?_5 西大寺には一年中クリスマスツリーが飾ってある!?_7

でました!
お、大きい!!!
期待を裏切らないこの大きさ!そしてずっしりとくるこの重量感!!

西大寺には一年中クリスマスツリーが飾ってある!?_9

お子さんは、2人・・・いや3人がかりで。

西大寺には一年中クリスマスツリーが飾ってある!?_8

酒部さんのお話に心を洗われ、美味しいお菓子とお茶で気持ちはほっこり。
お隣さんとは初めて会った者同士なのに、なんだかにっこり。
こんなことが、身分制度もあった鎌倉時代からずーっと続いてきているなんて。
文字どおり、愉快で、だけどいろんなことを考えさせられる素敵なお茶会でした。

(matsuo)