奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

「ゲストハウス」は世界に通じています!

2011.02.26 | 授業 | by Staff

こんにちは!ひとまち大の臨時スタッフ「ask」です。

2月26日(土)「遊山ゲストハウス」にて、「今、注目の宿泊スタイルって? ~最新ゲストハウスで学ぶ~」を行いました。今回は、その様子を報告します。

ちなみに、みなさん「ゲストハウス」って知ってますか?
いぇ、もちろんaskは知っていましたよ! 単語だけを。。。

ゲストハウスとは、
1泊単位で泊まれるバックパッカー用の宿のことで、低料金でリビング等の交流スペースがある、ドミトリー(相部屋)、キッチン・トイレ・シャワーなどは共同で使用、などが特徴。

・・・相部屋なんですね(驚)。
・・・イビキとか、やかましくないのかな?

ってことで、こんなに身近にゲストハウスがあり、どんなものかask自身が非常に知りたかったので、お願いしてスタッフにさせてもらったのデス(ヤッター!)。
askの家は近く、ここから5分の距離なのですが、この古民家がゲストハウスだとは全っ然知りませんでした。(喫茶店と思ってました・・。)

当日は、風が強いものの晴天に恵まれ、ぞくぞくと学生が集まって来ます。

いよいよ開講!

「ゲストハウス」は世界に通じています!_1

まずはオーナーの清重さんの自己紹介から始まり、学生みなさんにも自己紹介していただきました。
驚いたのは、バックパッカーとしてゲストハウスを利用しながら世界を回った、という学生が沢山おられたこと!ほとんどの学生がゲストハウスを利用したことがあるそうです。

続いて清重さんからゲストハウスを開くにあたっての経緯や現状のお話。
一筋縄ではいかず、様々なハードルがあったそうです。
みなさん真剣にお話を伺ってます。
ちなみに「遊山」は(ゆさん)ではなく(ゆざん)なんです。へぇー!

「ゲストハウス」は世界に通じています!_2

いよいよゲストハウス内の探検!
どのようになっているのでショウ!
相部屋の様子! スッゲーお洒落!!
この古民家の中に木製ベッドという組み合わせが、清重さんのセンスなんでしょうね。イイネ!

「ゲストハウス」は世界に通じています!_3

探検も終わり、質疑応答へ。
みなさんから、積極的な質問が飛び交います。それもそのはず、自分自身でゲストハウスをやってみたい!という学生が沢山。また、逆に清重さんから学生へ、ゲストハウス市場調査質問がありました。

休憩時間や終了後には、名刺の交換や連絡先のやりとりをするなど、学生同士の積極的な交流が見られました。お互いの同じ大きな目標に向かって話をされていた模様。将来的に、今回の学生から新たな「ゲストハウス」のオーナーが誕生するかもしれませんね。

ゲストハウスの魅力は、泊まることを通じて他の宿泊客と交流ができること。日本人・外国人に関わらずです。そのことをしっかり学ばせてもらいました。

ちなみに、相部屋でイビキがやかましくないのかなと不思議に思っていましたが、宿泊される方は耳栓をしたり、音楽を聴くなどして各自で対応するみたいです。(納得!)

askの友人が奈良へ来て、宿を探している時はこの素敵な「遊山ゲストハウス」を紹介しますヨ!
みなさんもぜひ!!

(ask)

奈良の仏を東京で観る贅沢☆これって凄いことなんだぞ!!

2011.02.26 | 授業 | by Staff

2月26日(土)、「私が阿修羅を運んだ男です! ~美術品運送のエキスパートに迫る~」と題し、(株)日本通運美術品事業部の海老名和明さんを招いての授業を行いました。
海老名さんといえば、一昨年の春、阿修羅旋風を巻き起こした東京国立博物館での「国宝阿修羅展」を語る上で欠かすことのできない存在として、メディアにも取り上げられたお方。
私も某テレビ番組を観て知ったクチで、あの海老名さんのお話を聴けるなんて~♪と楽しみにしていました。

当日はいいお天気で、そして会場の奈良女子大学記念館も雰囲気のある建物で、なんかイイ感じ。
「ほんとに学生になった気分だな、これは」と、勝手なことを思いつつ準備へ。

奈良の仏を東京で観る贅沢☆これって凄いことなんだぞ!!_1

前半、DVDを鑑賞していただくためにプロジェクターを設置するが・・・、ベストポジションをなかなか見出せず。

奈良の仏を東京で観る贅沢☆これって凄いことなんだぞ!!_2

ああでもないこうでもないと微調整しているなか、海老名さん到着。
思ったより大柄でがっしりしていて意外でしたが、笑顔の優しい爽やかな方でした♪

結局、映像が観やすい席を誘導し、後ろから見たら、ちと片寄った座席配置に・・・。こんなに広いのにもったいないかも。

授業は、DVDを観てから近くの人同士で感想や質問したいことを話し合ってもらい、その後で海老名さんのお話という流れ。
グループに分かれて話し合ってねと言われても・・・と、初めはそわそわした様子でしたが、一人、またひとりとポツポツ意見が出始めると―。
お話する声が増えていき、ふんふんとうなずきながら笑顔で応える姿、どっと笑い声なんかも響いて、にぎやかな雰囲気に。
司会が終了の合図を出すと、もうちょっと話したいなーという余韻も残しつつ、お待ちかねの海老名さん登壇。

海老名さんは受講生からの質問に答える形で、DVDを観て思ったこと、事前に寄せられた質問などに丁寧にお答えくださいました。
というか、質問が次から次から溢れてきて、答えていただいている間に時間を超過してしまいました・・・。
それでも(というのもおかしいのですが)、いろんな“名言”が飛び出し、繊細な仏像を扱う上でのご苦労や並々ならぬ情熱が伝わる、素晴らしい授業でした。

奈良の仏を東京で観る贅沢☆これって凄いことなんだぞ!!_3

いわゆる講演会だと、テーマに沿った内容を講話されることがほとんどですが―、質問に答えてお話いただくことで海老名さんの仕事を取り巻く様々なことがいろんな側面から浮き出てくるというか・・・とにかくよくわかるのです。
そのことに軽く驚きながらも、これが奈良ひとまち大学スタイル、授業たるところなのかもしれないと思いました。
詳しいことは・・・、授業レポートをご覧ください☆

(なさ)

奈良の魅力について語るひととき

2011.01.23 | 授業 | by Staff

今回、「奈良ひとまち大学」に初めてスタッフとして参加させていただきました。

今日の授業は「そのままで映画的なまち、奈良~新進映画監督が見る風景と人~」、場所は「古書喫茶ちちろ」さん。

奈良の魅力について語るひととき_1

玄関を入って、とても懐かしい感覚と匂いに、一度に気持ちが和みました。
さらにご主人の うだしげきさんが、人懐っこい笑顔で迎えてくださいました。

奈良の魅力について語るひととき_2今回、先生を務めてくださったのが、奈良県出身の映画監督 戸田彬弘さん。
なんといってもイケメン監督ですので、私の頭の上はハートマークが飛んでおりました。
「役得だなぁ~」(*^.^*)

20人の学生のみなさんは一人も欠席されることなく、書架に囲まれこたつを連ねた教室は満杯でしたが、その分お隣同士の距離が近く、授業開始までの時間は和気あいあい、さらにみなさんの体温で暖かくなっておりました。

担当スタッフが授業を進めていくと、途中、コーヒーのミル音が声を消してしまい、中断。これもご愛嬌ですね。

奈良の魅力について語るひととき_3

コーヒーの香りが漂うなか、みなさんの自己紹介、戸田さんの映画についての話。
そして、「どうしてこの授業に参加したの?」という戸田さんからの質問に、こたつ単位でグループ討議し、また戸田さんからはその思いを受けてお話くださり、みなさん真剣な表情でお話に聞き入っておられました。
戸田さんが、奈良の魅力について、今の若者に感じることや伝えたいこと、映画を撮り続ける難しさ、表現することの大切さを熱く語られ、またみなさんが感じていることを共有する時間となりました。

奈良の魅力について語るひととき_4

学生のみなさんは奈良出身の方・県外出身の方など様々ですが、共通して言えることは、みなさん奈良が大好きで、いいところも悪いところも、「こんな風になればいいのに」とか「変わってほしくない」とか、それぞれ奈良に対して大切な思いをもっていらっしゃるということです。
これについては、奈良出身の私もえらく感動いたしました。

授業終了後も話は尽きない感じで、メールアドレスの交換をされている人がいたり、以前からお知り合いのようなお話し振りをされている方に声をかけたら、「小学校の同級生なんです。初めは分からなかったんだけど、小学校以来で再会しました」と二人楽しそうに出ていかれました。こんなこともあるのね。

今回、このような懐かしさを感じる場所で奈良を・人を見つめなおす、良い機会だったと思います。
みなさんとこのような時間を共有する機会をいただけて、私自身も感謝です。

(さとちん)