奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

まだ間に合う!興福寺五重塔特別公開

2021.10.31 | 授業 | by Staff

2021年10月30日の授業「入ってみよう、興福寺五重塔! ~ニッポンの至宝、内部特別公開~」には、奈良ひとまち大学の通常授業では考えられない数の申込があり、倍率も史上最高となりました。

授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください。
「今を生きる五重塔」
http://nhmu.jp/report/36821
「私の知らない興福寺」
http://nhmu.jp/report/36698

授業当日は正倉院展も開催中の、奈良の秋の観光シーズン真っ只中。
興福寺の境内は人でいっぱいです。
私の役割は、受付と写真撮影、そして机を片付けること!?

まだ間に合う!興福寺五重塔特別公開

集合は、三重塔の前。
そこから移動しながら五重塔へ進むコース。
受付で机が要るけど、机を放置するわけにもいかず、持ち歩くにはちと重い・・・。
ということで、授業開始後、机を片付けに車までGo!
学生さんが1人遅れて来るとの連絡を受け、移動するまでに来られなかったらどうやって探そうかと気になりつつ、人の波をかき分けて、足早に机を運び、寺務所前の駐車場までたどり着いた瞬間、汗がどっと出てきました。

まだ間に合う!興福寺五重塔特別公開

疲れ気味に歩く私に「すみません、ひとまち大学の方ですか」との声が。
遅れて来られた学生さんと遭遇し、一安心です。

全員合流し、先生の辻明俊さんのお話を聞きながら、延命地蔵尊・南円堂へと移動。
ついに五重塔の前へ。

まだ間に合う!興福寺五重塔特別公開

実は授業時間中に五重塔へ入れるかどうか、その時までわからなかったんです。
一般の拝観者の方の列が長いようなら、後日、個々で入ってもらうという選択肢もあったのです。
幸いなことに、そこまでの列になっていないタイミングで拝観することができました。

まだ間に合う!興福寺五重塔特別公開

さて、国宝の五重塔は、2022年3月に特別公開をした後、工事に入る予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い延期となり、2022年9月17日から特別公開されています(2022年10月16日まで)。
公開終了後は、1900年(明治33年)以来、約120年ぶりの大規模修理に入り、工事中は塔が素屋根で覆われます。
修理期間は2030年3月までの予定で、五重塔の前で記念撮影をする光景も、しばらくはお預けになります。
まだ行けてない方はぜひ、足を運んでみてはいかがでしょう。
まだ間に合いますよ!

まだ間に合う!興福寺五重塔特別公開

詳しくはコチラ↓
興福寺国宝特別公開「五重塔」
https://www.kohfukuji.com/news/1835/

(なさ)

美しい奈良墨の生まれるところ

2021.10.23 | 授業 | by Staff

10月23日、授業「『奈良墨』の新しい取り組み ~松壽堂が提案する楽しみかた~」を開催しました。
松壽堂があるのは、ならまちのなか。
新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いたことで、ならまちには多くの観光客が訪れていました。
奈良で働いて20年になる私ですが、ならまちに来ると、実はいまだに観光客気分です。

美しい奈良墨の生まれるところ

観光客気分なもので少し浮足立っているのですが、なんとかのぼり旗と受付をセットし、学生のみなさんをお迎えする準備は万端。
道行く人たちが興味深げな視線を投げかけ、通り過ぎていきます。

美しい奈良墨の生まれるところ

授業の様子は「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「歴史とこだわりの詰まった墨」
http://nhmu.jp/report/36614

それにしても、本当に素敵な町屋です。
入口の格子戸。
天井の梁。
箱階段。
レトロなガラス扉。
そしてなんといっても、墨の香り。
すべての調和がとれていて、とっても落ち着きます。
掛け時計のボーンボーンという音まで聞こえてきて・・・全てが調いすぎています!!
昔は、町屋の上に丁稚さん、奥には職人さんが寝泊まりされていたそうです。
当時の様子がそのまま目に浮かぶような、なんだか懐かしくなる、素敵なお宅です。

美しい奈良墨の生まれるところ

さて、本日の授業の先生は松壽堂当主の森克容(かつよし)さん。
立ち居振る舞いやお話ぶりも本当に柔らかく、まさにご当主という雰囲気の方です。

美しい奈良墨の生まれるところ

森さんは学生時代に墨の仕事を教わっていた際、「墨屋の主人は『墨屋の主人』をするもので、職人の仕事をするものではない」と言われたことがあるそうです。
それでも、墨屋の主人は墨の仕事を知っていることが大事だと考え、墨の職人さんから技を学ばれたとのこと。
当時、当たり前と思われていたことを打ち破って進んだことは、とても勇気のいることだったのではないでしょうか。
その決断があったから、今もこうして奈良墨が歴史とともに残っているのだろうなと感じました。
そして、そのおかげで今、私たちがお話を聞かせてもらっているわけです。
ありがとうございます、森さん・・・。

美しい奈良墨の生まれるところ

森さんのお話の後は、工房を見学させてもらいました。
私が今回一番心を惹かれたのは、使い込まれた道具たちの何もかもが真っ黒なこと。
電気のスイッチ、扇風機、作業場の座布団・・・。
森さんは朗らかに軽やかに墨のお仕事についてお話しくださいましたが、そんな軽いものではなく、大変なお仕事なのでしょう。
私は工房を拝見して、何かとても神聖なものを感じました。
完成した奈良墨の美しさは、ここから生まれています。
そのことに、とても納得しました。

美しい奈良墨の生まれるところ

墨をすって筆で書くという体験もさせていただき、学生のみなさんたちにとっても穏やかで満たされた時間になったようです。
森さん、本当にありがとうございました!

(matsuo)

すべてが懐かしい!

2021.10.23 | 授業 | by Staff

私が今回スタッフとして参加した授業は、「レトロポップな喫茶店ができた ~人とつながる素敵な仕事~」でした。

授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください。
「花言葉は『希望』と『平和』」
http://nhmu.jp/report/36600

喫茶デイジーの存在を知らずに授業で初めてお店に入らせていただきましたが、お店の雰囲気にビックリしました。
お店に置いている物が、自分が子どもの時に身近にあったものばかりなんです。
あれも懐かしい、これも懐かしいって感じで、昔にタイムスリップしたような感覚に陥っていました。
お店に置いてある物のなかには、お客さんが持って来てくださった物も多いとのことです。

すべてが懐かしい!

シャレオツなカフェもいいですが、私ぐらいの世代には喫茶デイジーの雰囲気はたまらないものがあります。
若い世代の方には、逆に新鮮かもしれないですね。

喫茶デイジーには、また足を運んでゆっくりコーヒーを飲んでみたいと思います。
その時は、自分の持っている懐かしグッズを持参します!
先生、ありがとうございました!

すべてが懐かしい!

(じーあん)