奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

ならまちに妖怪書家があらわれた!

2016.01.30 | 授業 | by Staff

心配していたお天気も回復し、土曜日のならまちにはたくさんの人が訪れていました。
今回の授業「妖怪書家が織りなす墨と筆の世界 ~奈良発祥、書道文化を再発見!~」の教室である奈良町資料館にも次々とお客様が来られ、受付はその一番奥で行いました。

まずは資料館内の吉祥堂で、館長の南さんにお話を伺いました。
江戸時代の看板や古い道具といった、昔の生活を偲ばせる展示物の説明などをしていただきました。

その後、資料館の奥の、普段は入ることのできない3階の若草の間へ。
そこでは、今回の授業の先生である妖怪書家の逢香さんが待っておられました。
初めに硯で墨を磨ったのですが、小学校の書道の授業などでは墨汁を使っていることが多かったので、これだけでも楽しそうです。

ならまちに妖怪書家があらわれた!_2

その後は、もういきなり先生から、「絵でも字でも、半紙に好きなものを描いて」と。
先生から配られたお手本や、お借りした妖怪の本などもあり、みなさん初めは自分の作品に一生懸命でしたが、そのうちに隣の人の作品を見て「上手~!」と、交流も始まりました。

ならまちに妖怪書家があらわれた!_3

逢香先生も、みなさんの質問に答えながら、前に貼られた紙に少しずつ作品を描かれました。
その様子は授業中のtwitterでもお届けしましたが、迷い無く引かれる線が鬼の絵になり、続いて平面に影を付けて、あっという間に立体に見せる様子は、目の前で見ていて鳥肌が立つほどの迫力がありました。
・・・ウチの奥さんがこんな形相にならないように気をつけよう。

ならまちに妖怪書家があらわれた!_6

授業の様子は、「ひとまちレポート」もご覧ください。
「妖怪書家とならまち」
http://nhmu.jp/report/25432

また、授業中に描かれたこの作品を、なんと、奈良ひとまち大学へプレゼントしていただきました。
今後は、今回の授業に参加いただけなかったみなさんにも観ていただくことができます!
逢香先生、ありがとうございました!

ならまちに妖怪書家があらわれた!_4

オマケ
授業の最後で逢香先生が、「1月30日から平城旧跡で開催中の『大立山まつり』で使われている、四天王の幡(ばん、のぼり旗のこと)も書かせてもらいました」と仰っていたので、授業後にさっそく行ってきました。
大極殿のライトアップとともに、大きな山車(だし)に仕立てられて広場の四方に鎮座する四天王のその足元に、ありました!逢香先生の幡!!

ならまちに妖怪書家があらわれた!_5

授業中は絵を描く印象ばかりでしたが、書家さんですから、こういった作品もありますよね。
今年の「大立山まつり」は2月2日まででしたが、来年以降も行う予定のようです。
今回見ることができなかった方は、また来年探してみてください。

(うに)

私を独りにしないでぇ~!?

2016.01.30 | 授業 | by Staff

1月30日(土)は、授業「穢れを祓う、大祓詞を唱えよう ~春日大社で意味や作法を学ぶ~」の日。
もう初詣のような雰囲気はないと思っていたのに、春日大社を訪れると人・人・人・・・。
団体で観光に来られている方々の波に、少しびっくり!
車舎前で、のぼり旗を立てて受付の準備をしていると、にぎやかな中国語の団体さんが近づいて来ます。
「わぁーどうしよう?話しかけられたらなんて答えよう~」ドキドキ・・・。

私を独りにしないでぇ~!?_1

そんな私をおいて、他のスタッフはサポーターさんと共に今回の教室となる桂昌殿へ、資料詰めに行ってしまいました。

私を独りにしないでぇ~!?_4

「お願い早く帰って来てぇ~」心細げな私を鹿ちゃんが目を細めて見てくれていました。

私を独りにしないでぇ~!?_2

すると今度は、奈良ひとまち大学とよく似た緑色のジャンバーを来た団体さんがやって来ました。
団体さんも奈良ひとまち大学ののぼり旗を見て、興味津々な様子。
どうも新潟から来られた団体さんのようです。
「奈良ひとまち大学のこといっぱいPRしちゃうよ!」って思っていたら、あれあれ?人気は鹿ちゃんに持って行かれてしまいました。
残念・・・。

私を独りにしないでぇ~!?_3

そんなこんなで、参加者のみなさんがお揃いになって授業がスタート!
みんなは、みんなは・・・車舎前から祓戸神社へ・・・。
またまた私は独りで、要らない物を駐車場の車に運んでおくお役目。
でもまぁ、そこまでは良かったんです。
要らない物を車に片づけて、必要な物だけをBOXに入れて、いざ桂昌殿へ!
あれれ・・?
確かこっちの道だったと思うんだけど・・・
方向音痴の私は、ちょっぴり迷子に。トホホ・・・
やっとの思いで、そぉっと桂昌殿の中へ。
そこで目に入ってきたみなさんの背筋を伸ばした姿勢は、とても美しかったですよ。

私を独りにしないでぇ~!?_5

授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「春日大社での大祓」
http://nhmu.jp/report/25159

いよいよ大祓詞を唱えること約40分。
はじめは言葉を追うだけで精一杯で、みなさんの息もバラバラでしたが、後半は足のしびれも分からなくなるほど精神が集中し、教室全体が一体化していきました。
独りでちょっぴり心細かった私も、ようやく心が落ち着き安らかになりました。
その後、参加者のみなさんと本殿に参拝!
みんなでひとつのことを体験して共感するって、こんなにも安心できることなんだって、改めて感じました。

私を独りにしないでぇ~!?_6

そうそう、授業が終わってから、正座が大の苦手のスタッフが言うのです。
「“HANA”さ~ん、桂昌殿に戻って来た時、ネコちゃんいませんでした?」って。
なんでも資料の袋詰めしに来た時から、桂昌殿の前の道の端にずっと居てたんだって!
と言うことは、ネコちゃんったら私が焦りながら辿り着いた姿を見てたのねぇ~。
あぁ~恥ずかし・・・。

私を独りにしないでぇ~!?_7

(HANA)

お松明だけではない!奥の深い修二会

2016.01.24 | 授業 | by Staff

今年の冬はとても暖かい日が多く、暖冬?と思っていたのに・・・
授業「知っているようで知らない、修二会 ~東大寺二月堂のお水取りって?~」の日は、「極寒」という言葉がぴったりなほどの寒い日!
それもそのはず!
昨日から気象予報士さんは、「数十年に1度の大寒波が到来します。沖縄でも雪が降るかもしれません」なんて言ってるのだから、寒いはず!
「どうか授業が終わるまで雪が降りませんように・・・」と願いつつ、教室の東大寺へ。

さすが東大寺!
この寒さにもかかわらず、観光客が意外と多い!?
観光客の間をすり抜け、駐車場から東大寺ミュージアムへ荷物を搬入。

お松明だけではない!奥の深い修二会_1

13時30分、少し早めに受付開始。
「さぶ~いですね~」と言いながらも、この大寒波のなか、全員にご参加いただきホント感謝感謝です。

さて奈良では、「お水取りが終わると春がやって来る」なんて言いますよね?
今日は、そのお水取り(正式には「修二会」)についての授業です。
先生は、修二会の練行衆を7度もお勤めになっていらっしゃる東大寺録事の佐保山曉祥さん。
752年より途絶えることなく続けられ、今年でなんと1265回目となる修二会。
本来はどのような行事であるのか?
また本行までには、さまざまな準備や私たちが知らない(辛い?)お勤めがあることなどを聞かせていただきました。

お松明だけではない!奥の深い修二会_7

授業の様子は、ひとまちレポートをご覧ください。
「不退の行法。続く思い」
http://nhmu.jp/report/25042

最後に、修二会に使われる道具や紙衣(衣装)などを拝見させていただき、講義は終了。

お松明だけではない!奥の深い修二会_3

続いて大仏殿へと移動。
拝観料の支払い窓口の横から入らせていただき、西回廊を歩きながらご案内いただいたのが、菩提樹の木。
この木は、重源上人が栄西禅師より譲り受けられて植えた後身とのこと。
寒いなか、その実を拾っては学生のみなさんに手渡してくださる佐保山先生。
とっても気さくな先生のお人柄が伺えました。
先生、ありがとうございました。
学生のみなさんには、きっと菩提樹の実のご加護がありますよ~!

お松明だけではない!奥の深い修二会_6

大仏殿の中では、須弥壇下でスリッパに履き替えて壇上へ上がらせていただき、大仏さまのお傍へ。
奈良に住みながら、大仏さまをお傍で拝見するのは、20数年ぶり?
須弥壇の上で拝見すると、圧倒されるのはやはりその大きさ。
創建当時、日本の国の人口の約半数、260万人もの人が携わって作られたとのお話にも納得。

お松明だけではない!奥の深い修二会_8

大仏殿を出て、二月堂へ向かう途中にあるのが「猫段」という名の階段。
名前のとおり、この階段で転ぶと猫に生まれ変わるという言い伝えがあるとのこと。
寒さで足先が冷えていた私は、転ばないよう足もとを確認しながらゆっくり上り、ようやく無事に二月堂に到着。
この場で行われる修二会の本行について、詳しく解説いただきました。
最後に「ぜひ修二会にお越しください!この二月堂から眺める奈良の夜景も美しいですよ~!」とご案内いただき、授業終了。

お松明だけではない!奥の深い修二会_5

凍てつくような寒さのなか、薄いお着物でご案内いただいた佐保山先生。
本当にありがとうございました。

(うしお)