奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

ためいきの時間

2015.12.20 | 授業 | by Staff

12月20日、授業「切り絵の世界へ、ようこそ! ~幻想の切り絵作家、石賀直之~」を、中部公民館のすぐ近くにあるSi-Ro三条にて行いました。
今回の従事について、最初は「ふーん、切り絵かぁ。」くらいの感想だったのですが、スタッフとして関わる前に少し事前勉強と思い、石賀先生のホームページを見せてもらったら・・・
すごい繊細!
これは本物を実際に見てみたい!!
と気持ちが一変し、当日をとてもとても楽しみにしておりました。

ためいきの時間_1

まずはSi-Ro三条にて教室の設営。
スタッフ“ask”と“山”は、先生をお迎えに中部公民館へ。
私は暫しの間お留守番。
教室の準備を進めて待っておりました。

先生が到着!
とても優しそうなオーラが漂う素敵な若者。
その先生とは対照的に、スタッフ“ask”と“山”は険しい面持ち。
なんでそんなに緊張した固い顔してるのかなぁと思っていたのですが、すぐに理由がわかりました。
それは、先生の作品の取扱い。
繊細すぎてめちゃめちゃ緊張。
額装された作品ももちろん緊張ですが、立体的な行灯などの作品もあり、細心の注意を払っての運び入れ。
そりゃ、険しい顔してるわけだ・・・

ためいきの時間_7

石賀先生のホームページで前知識を得ていたはずですが、先生の作品を実際に拝見して思わずためいき・・・
こんなに繊細で素敵な作品を作られるんだ。
神業としか思えない。
暫し、スタッフであることを忘れてうっとり。
作品に見入っておりました。

ためいきの時間_3

しかし、ぼーっとしているわけにはいきませんっ!
先生の指示により、ワークショップの材料を机に並べていきます。
と、切り絵体験用のデザインにまたまた見入る私。
「これ、切るの?めっちゃ難しいやん。私なら切り落としてしまってつながらへんわ。」と心のつぶやき。

ためいきの時間_6

そんなことを思っていると、なんと!
授業の体験報告を兼ねて、ワークショップに参加させてもらうことに!
私、とっても不器用だし、カッター使うの特に苦手。
でもこんな機会めったにない!と、学生さんと一緒に並んで参加させてもらいました。

ためいきの時間_4

はじめは四苦八苦だったのすが、少しずつカッター使いにも慣れてきました。
先生が一人ひとりにアドバイスして回ってくれましたしね。
切り絵の時間は、ものすごく集中して無心になれました。
すごく気持ちのよい時間でした。
私にもできた!という達成感もありました。
とても貴重な体験をさせてもらいました。

できあがった作品はこちら。
不器用な私でもそれなりに。
じっくりは見ないでくださいね。ぼろがでちゃいますから^_^;

ためいきの時間_5

詳しい授業の内容は、「ひとまちレポート」をご覧くださいね。
「薬剤師さんが生み出す、切り絵の世界」
http://nhmu.jp/report/25107

課外授業の様子も、「ひとまちブログ」にアップしています♪
「切り絵作家 石賀さんのデッサン」
https://nhmu.jp/blog/class/9946

最後に。
学生さんに帰り際、“ラブ”の今日のコーディネートはクリスマスを意識してですか?とつっこまれました。
赤いセーターと奈良ひとまち大学の緑のベスト・・・
たまたまだったんです。
恥ずかしかった^_^;

(ラブ)

夕闇迫るならまちにて

2015.12.19 | 授業 | by Staff

冬のならまち界隈は17時を過ぎると人もまばらで、昼間の賑わいが嘘のようです。
まして冬至をひかえた12月19日は、あっという間に暗くなってきました。

受付の準備が整い、奈良町資料館館長の南さんに紹介していただき、3階にある若草の間(ここでお話を聞く予定)の下見をさせていただきました。
迷路のようなお部屋が続いています。
何か違う世界に来たような感じが、学生のみなさんにとってもまたレトロで楽しみなことだと思いました。
南館長は着物をアレンジした服を着ておられて、奈良町資料館にピッタリな雰囲気の方だなという印象を受けました。

夕闇迫るならまちにて_2

授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください。
「奈良町のくらし・歴史・文化に触れる」
http://nhmu.jp/report/24759
「新しいものと古いものが混在する場所 ~ならまち~」
http://nhmu.jp/report/24783

一同は奈良町資料館を後にして菊岡漢方薬局へ移動し、甘茶をいただきました。
今年は暖冬ということなんですが、この日は今年一番くらいの冷え込みで体が冷えきっていたので、温かい甘茶は最高のもてなしでした。

夕闇迫るならまちにて_3

そして鳴川町にある徳融寺へと、暗闇のならまちを懐中電灯を照らしながら向かいました。
みんなで行くので怖くなかったですが(ひとりではとても怖くて行けないと思います)、暗闇のなかを徳融寺のお墓にも行きました。
階段や段差があるので、事故のないように懐中電灯でみなさんの足元を照らしました。
本堂では絵解曼荼羅を見て、中将姫伝説のお話を聞きました。

夕闇迫るならまちにて_4

徳融寺を後にして奈良町資料館に戻りました。
南館長に、資料館にある昔見たことのある懐かしい道具や看板(年齢がわかるかも)について、楽しいお話を交えて解説していただきました。
身代わり申の鈴をいただくこともできました。

夕闇迫るならまちにて_5

(みるく)

「走るソムリエ」のおもてなし授業

2015.12.19 | 授業 | by Staff

お昼に雨がぱらついて、天候を少し心配しながら、今日の授業「観光タクシー、というお仕事 ~奈良でとびきりのおもてなし!~」の教室、県立図書情報館へと向かいました。

「走るソムリエ」のおもてなし授業_1

どこに停めようかと駐車場を走っていると、黒い立派な車を黙々と磨いてらっしゃる方がいます。
もしかして・・・
そうです、今日の先生「走るソムリエ」こと吉田さんでした。
スタッフより早く着き、「せっかく乗っていただくので・・・」と、せっせと車のお手入れをされていたのです。
吉田さんのおもてなしの心は授業前から発揮されていました。

教室の準備中、汗をふきながら、「いつもと違うので緊張します」とおっしゃっていた吉田さん。
でも授業が始まると、緊張感を微塵も感じさせず、滔々(とうとう)とお話が始まりました。

「走るソムリエ」のおもてなし授業_2

授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください。
「贅沢な奈良観光」
http://nhmu.jp/report/25269

授業が終わったにも関わらず、吉田さんの周りには多くの学生さんが残り、質問攻めです。
車の話、美味しい食事処の話、「奈良まほろばソムリエ検定」の話と、質問は尽きません。
どんな質問にも見事に答えていく吉田さん。
「テキストを勉強せずに奈良通1級合格」と聞いた時には、学生さんからどよめきが上がっていました。

「走るソムリエ」のおもてなし授業_3

新しい観光ルートの話、留学生への観光手段の話へと話題はどんどん広がり、最後はみなさん「楽しかったです。もっとお話聞きたかった」と名残惜しそうに帰っていかれました。
「もっと話したい」と思わせる吉田さんの魅力と、この授業に対する吉田さんのおもてなしの心が、十分に学生さんに届いたと思います。

「走るソムリエ」のおもてなし授業_4

スタッフも、吉田さんこだわりの車に、ちょこっと乗せていただきました。
実際に乗ると、この車で観光案内してもらって、ゆったり贅沢時間を過ごしたいなあという気分が増しました。
吉田さん、スタッフもおもてなししていただいて、どうもありがとうございました。

(つる)