尼寺の思い
2014.06.13 | 授業info | by Staff
平城宮跡の隣にある法華寺、訪れたことはありますか?
法華寺は、歴史を遡ること今から約1270年前の、745年に創建されたお寺。
東大寺が総国分寺なら、法華寺は総国分尼寺として、全国にあった国分尼寺をまとめたお寺です。
また、法華寺は大和三門跡尼寺のひとつに数えられます。
門跡寺院とは、代々皇族や貴族の方が住職を務める特定の寺院のこと。
あとの二寺は、円照寺(奈良市)と中宮寺(斑鳩町)です。
このようにいくつか書き出すだけでも、法華寺はすごく格式のあるお寺だと感じることができます。
法華寺では、6月10日まで、国宝十一面観音立像の特別公開が行われていました。
先日、自分も訪れましたが、若い方をはじめ多くの方が十一面観音様に会いに訪れていました。
その法華寺が、6月28日(土)の授業「法華寺、新しい時代の新しい風。 ~1260年を超える尼寺の『現在』~」の教室。
お話をしてくださるのは、樋口教香住職・渡邊英世執事のおふたりです。
樋口教香住職は、長年副住職として故・久我高照(こがこうしょう)門跡を支えてこられ、2013年に初めて一般出身の住職となりました(門跡を空席としました)。
授業では、おふたりから、普段あまり聞くことのできない尼僧の日々のことや、大事にされていることを伺います。
例えば、尼僧としてのやりがい・思い、お寺を守っていくということ、尼僧の一日などなど・・・。
また、法華寺の境内を案内していただき、光明皇后のことに触れながら、本堂や格式ある門跡寺院の佇まいに迫ります。
さらに今回は特別に、「から風呂」の中を拝観させていただきます!
(通常は年に1度だけ、光明皇后のご命日(6月7日、「から風呂」に火を入れる日)だけの公開なんですよ。)
「から風呂」についての説明は、当日のお楽しみ♪
とても貴重な体験になること間違いなし!です。
この機会に、多くの守り伝えているものがある法華寺の、魅力と奥深さに触れてみませんか?
お申し込みはこちら↓
http://nhmu.jp/class/18435
(かっぱ)