奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

ヤトガ・アーティスト古都に現る

2014.04.25 | 授業info | by Staff

奈良ひとまち大学で、日本人唯一のヤトガ(モンゴル箏)奏者の授業「モンゴル、その音楽と文化と。 ~ヤトガが奏でる草原の音色~」を開催することが決まりました。
でも、「ヤトガ」って耳慣れない言葉ですよね。

「ヤトガ」をウィキってみると、「モンゴルの伝統的なツィター属の撥弦楽器である。おもにモンゴル国および内モンゴル自治区で演奏される」とあります。
・・・う~ん。
これだけではイメージがわきにくい(=_=)
“もじゅ”の拙い解説より、百聞は一見にしかず!!
今回の授業で先生となっていただく奈良市出身の中西史子さんが、同じくモンゴルの楽器「馬頭琴」と合奏している映像をご覧ください☆
https://www.youtube.com/watch?v=Cu3N5JE1c2Q

ヤトガ・アーティスト古都に現る_1

映像にもあった馬頭琴は、モンゴルの楽器としてよく知られていますね。
馬頭琴教室は全国にあり、馬頭琴の日本人の奏者は数百人いらっしゃるそうです。
一方、ヤトガの日本人奏者は、中西さんタダおひとりというから驚きです。
動画の映像もとても素晴らしいのですが、先日、中西さんのご実家近くにある奈良市立西部公民館での演奏を、生で聴かせてもらいました。

ヤトガ・アーティスト古都に現る_2

やっぱり、デジ音源ではなくライブで聴く演奏は全く違いますねー(=_=)。
本当に温もりのある雄大な大陸の音楽が、ズシりと胸にしみわたってきました。
また、中西さんは伝統的なヤトガの演奏を大切にしながらも、ご自身でアレンジされた日本の曲なども演奏され、常に新しい方法で活動の幅を広げています。
そんな、アーティストとしての一面も見せていただきました。

将来、女〇十二楽坊や吉●兄弟などの、伝統の楽器を用いた現代アーティストのように大活躍する日が来ることを期待してしまいます。

ヤトガ・アーティスト古都に現る_3

今回の授業では、奈良時代に大陸からシルクロードを通じてこの奈良に伝わった“Koto”の文化について、中西さんの視点を通じて学びを深めていきます。
もちろん、アーティストとしての中西さんのソロ演奏も、たっぷりお聴かせいただきます☆
他にも、モンゴルという国の文化や、ヤトガとの出会い、若くして世界へ飛び出られた魅力的な体験談などをお話いただく予定です。

今回の授業は「箏で古都を学ぶ!!」これで決まりぃ<`~´>
なぁ~んて(笑)。
お申込お待ちしていますね。

(もじゅ)

秋篠文化ロマン紀行in奈良(秋篠の細道)

2014.04.05 | 授業info | by Staff

今回は、2014年4月26日(土) 13:30~15:30に開催する「秋篠の美しい陶磁器の世界 ~豊かな自然の中の窯を訪ねて~」にて訪れる、秋篠町についてご紹介。

ここ秋篠町は、平城宮跡の北西、近鉄大和西大寺駅北側に広がる地域にあります。
「秋篠」という地名を聞くと、皇室の「秋篠宮」の名を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。
その宮号の由来ともなっている、歴史・由緒ある土地なのです。

秋篠文化ロマン紀行in奈良(秋篠の細道)_1

近鉄大和西大寺駅から僅かしか離れていないのに、秋篠の地は自然が豊かで、今もなおその静かな雰囲気を保ったまま存在しています。

秋篠文化ロマン紀行in奈良(秋篠の細道)_2

秋篠窯も、秋篠の春・夏・秋・冬の大自然に育まれてきました。

今回は、その秋篠の地でも特に有名な秋篠寺についてご紹介いたします。

秋篠文化ロマン紀行in奈良(秋篠の細道)_3

秋篠寺は、その名の通り秋篠町にあるお寺でございます。
お寺の歴史や細かいことは、みなさんお手数ですが、
検索エンジン等で調べてみてください。

秋篠寺は、授業を行う秋篠町公民館と秋篠窯のちょうど間にあり、
授業に参加される方は、秋篠寺を外から見ることができます。

このお寺で有名なのは、国宝である本堂や、重要文化財である神秘的な仏像の数々。
特に伎芸天の像は有名。
古来より多くの人を魅了してきました。

しかし、秋篠寺の魅力は本堂・仏像だけではありません!
お寺の東門と本堂・南門を結ぶ参道や庭の雰囲気が、実はイイのです!

秋篠文化ロマン紀行in奈良(秋篠の細道)_4

綺麗にお掃除された参道の横には、苔が綺麗に生えた見事な庭が。

秋篠文化ロマン紀行in奈良(秋篠の細道)_5

たくさんの人が行き交う大和西大寺から、ほんの僅かな距離しか離れてないのに、こんな空間が存在するなんて。。。

秋篠文化ロマン紀行in奈良(秋篠の細道)_6

仕事の喧騒を忘れ、この空間に浸る私。。。

秋篠文化ロマン紀行in奈良(秋篠の細道)_7

なんとも言えぬ心穏やかな雰囲気にさせてくれます。

秋篠文化ロマン紀行in奈良(秋篠の細道)_8

授業の移動中にちらっとお寺を見ることができますが、
本当に「あ!」っという間です。

授業は終了時刻が15:30となっているので、
授業終了後はぜひとも秋篠寺へ訪れてみては如何?

秋篠文化ロマン紀行in奈良(秋篠の細道)_9

参道や庭を見る(通る)のは無料ですが、本堂・仏像をご覧いただくには拝観料が必要となります。

春、うららかな気候、土曜日の午後。
秋篠窯と併せて秋篠寺。
秋篠を目いっぱい感じてみませんか?

授業の申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/17771

(ask)

茗荷町ってどこ?

2014.03.27 | 授業info | by Staff

日増しに春らしくなって参りました♪
新芽が膨らみ、公園や街路樹、近くの土手にも、自然が彩を添え始めましたね(*^_^*)
寒さが苦手な私も、そろそろどこかに出かけてみようかなぁ~。
私“蕗”の親戚(?)、「蕗の薹(ふきのとう)」も、かなり前から黄緑色のかわいいい顔をあちこちで覗かせていますね。

そんな蕗の薹がたくさん顔を出す奈良市茗荷町(みょうがちょう)て、どこにあるのかご存知ですか?
「茗荷」って、夏になるとスーパーでトレイに入って見かける、あの夏の香味野菜。

茗荷町ってどこ?_1

素麺の薬味や汁物にも入って、何ともいえない爽快な香りがしますが・・・茗荷がたくさん採れるから茗荷町なの?
そこのところは謎ですが、このほど茗荷町で「奈良ひとまち大学」の授業を開催する運びとなりました。

茗荷町ってどこ?_2

その授業は、「田舎暮らしと、ギャラリーと。 ~丘の上に佇むギャラリーへ~」。
教室「ギャラリー・ファブリル」は、奈良市の東部、大和高原のなかの田原地区、茗荷町にあります。
田原地区は、奈良時代の天皇の御陵が点在し、35年前には、茶畑の開墾中に古事記の編者「太安満侶」の遺骨と墓誌が偶然発見され、日本中から注目を浴びた地区でもあります。

茗荷町ってどこ?_3

大和茶の産地で、美しいフォルムの茶畑と水田が広がる自然豊かな山里。

茗荷町ってどこ?_4

さてさて、そんな田舎にあるギャラリー・ファブリルは、茶畑の丘の上に・・・まるで絵本のページをめくると出てくるような趣き♪

茗荷町ってどこ?_5

「エーッ?こんなところにギャラリー!?」(☆o☆)
誰もが思うことでしょう。
このギャラリーでは、本物にこだわったオーナーが、大阪の画廊で培った目で厳選した作品の企画展を、年に何度も開催しています。
木工・陶芸・織物・絵画・etc.どれも存在感のある作品ばかりです。

茗荷町ってどこ?_6

「実際に作品に向かい合うこと、インターネットや映像の世界ではなく、実物を鑑賞することが大切」と、オーナー安達 泉さんはいつもおっしゃっています。

料理人でもある、泉さん。
住居の方の建物では、料理教室を主催され、企画展開催中にはCafeもオープンされます。
時間がとまっているような・・・ゆったりとした和みの空間。

茗荷町ってどこ?_8

優しいお味のランチに魅かれ、県内外からのリピーターも少なくないそうです。

茗荷町ってどこ?_9

授業当日は、お弁当をご持参くださいね。
オーナー手作りの汁ものをご用意いたします。
お楽しみに♪
  
授業では、常設展を鑑賞した後、次のお話を伺います♪
*あえてアクセスの悪いこの地で起業した経緯や、働く楽しさについて
*27年もの間、都会の喧騒から離れ、田舎暮らしをされている貴重な体験
*河瀬直美監督の映画『殯(もがり)の森』が田原地区で撮影された年、スタッフとして1ヶ月以上もロケチームの食事を作られた経験

また、食のレッスン(季節感のある器使いのデモンストレーション)もありますよ。

茗荷町ってどこ?_7

興味深いキラキラしたお話がいっぱい詰まった授業になりそうです☆
授業の後、地域に散策に出かけられるのも良いですね♪

田原やま里博物館 散策マップ 
http://narashikanko.or.jp/pamph/pdf/tawara2011.pdf

ではでは・・・
新緑の頃、茗荷町のギャラリー・ファブリルでお会いしましょう(^-^)ノ~~
この家の主でもある「まのん」ちゃんのお出迎えも、きっとあることでしょう。
ニャーオ!

茗荷町ってどこ?_10

お申込みはこちら ↓
http://nhmu.jp/class/17767

(蕗)