奈良ひとまち大学

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すごいぞ!奈良発の日本清酒

2016.05.07 | 授業info | by Staff

5月29日(日)の授業「東アジア文化都市2016奈良市×奈良ひとまち大学 at 正暦寺 ~清酒の発祥の地で、日本の酒を知る~」。
みなさん、チェックしていただいてますか?
奈良発の日本清酒はすごいんですよ!!

すごいぞ!奈良発の日本清酒_2

何がすごいかって?
その1
今も活かされている日本清酒の技術
その2
パスツールもびっくり!腐敗を防いだ火入れ

その1
自分たちが飲んでいる日本清酒は澄んだ透明なお酒ですが、その昔は白い濁り酒でした(その頃は日本清酒とは言われていません)。
それが、今回の教室である正暦寺で、約500年前の室町時代に、澄んだ透明なお酒となる酒造技術が生まれたのです。
つまり、正暦寺での技術革新がなければ、もしかしたらいまだに日本酒は濁ったままだったのかも・・・。
正暦寺を訪れたことがある人はご存じかも知れませんが、豊かな自然に囲まれ、秋には「錦の里」と言われるくらい紅葉のキレイなところ。

すごいぞ!奈良発の日本清酒_3

豊かな自然のなかに、酒造りに欠かせない酵母菌・乳酸菌・麹菌が住みついていたのでした。
それが「菩提もと」と言われ、菩提もとで醸造された日本清酒は、時の天下人・信長や秀吉が愛したと言われています。

その後、菩提もとによるに清酒造りは姿を消してしまいましたが、昭和から平成にかけて、奈良ならではのお酒を造ろうと、酒蔵と県工業技術センター、そして正暦寺が協力して菩提もとの復活に取り組み、幾多の困難を乗り越え、数年後に菩提もと清酒が復活したのでした。
今回の授業では、当時の工業技術センタ-の所長で、正暦寺に住みつく菌を何100種類と採集して分析研究した山中さんと、正暦寺の大原住職から、菩提もと清酒復活への道のりを伺います。

すごいぞ!奈良発の日本清酒_1

その2
突然ですが、フランスの超有名な細菌学者であるパスツールさんを知っていますか?
パスツールさんが活躍したのは、19世紀中頃。
彼の業績と言えば、牛乳・ワイン・ビールの腐敗を防ぐ低温での殺菌法を開発したり、狂犬病ワクチン等を開発したり・・・。
今も我々の生活に欠かせない遺産を残してくださいました。
これが日本清酒とどんな関係?かと言うと、なんと!パスツールさんがワインの腐敗を防ぐために火入れ方法を発見する300年ほど前に、ここ正暦寺では、日本清酒の火入れ作業が行われていたんです!
こんなに早く近代醸造法の基本となる酒造技術が確立していたなんて、パスツールさんが知ったら、きっとびっくり!していたでしょうね。

すごいぞ!奈良発の日本清酒_4

と、こんなこと書いていたら、今日も日本酒を楽しみたくなってきました。
“かっぱ”は、お米を食べなくても、日本酒がお米の代わりになることも・・・^^。
(けっして、依存はしていませんよ。)
先日、奈良のお酒でなんと精米歩合95%の日本酒に出会いました。
これって、ほとんどお米。
甘口で、飲みやすい。
「磨いて磨いて美味しいお酒」というイメージを、いい意味で壊してくれました。

ということで、日本清酒発祥の地・正暦寺だからこそ聞くことのできる話を聴いて、菩提もと清酒の試飲を楽しみ、その当時に思いを馳せてみませんか。
申込みはこちら↓
http://nhmu.jp/class/25623
                           
(かっぱ)

み~んなプリンが大好き!プリンの中へいざ入らんッ!

2016.05.06 | 授業info | by Staff

プリン。
何故にこうも日本人はプリンに魅かれるのだろうか。
子どもの頃から食べ続け、大人になった今でも。
冷蔵庫に取っておいたプリンを食べられると、それが元で大喧嘩するほどまでの食べ物。
それがプリン。

5月28日(土)の授業「おおきなプリンのそのヒミツ ~奈良名物、まほろば大仏プリン~」のテーマは、「プリン」。
「プリン」「プリン」「プリンッ!」
だが、只のプリンではないッ!!!
見よ、このサイズッ!!!

み~んなプリンが大好き!プリンの中へいざ入らんッ!_1

So!
奈良市民なら誰もが知っている「まほろば大仏プリン」!!!!
教室も、こんな建物ッ!!!

み~んなプリンが大好き!プリンの中へいざ入らんッ!_2

知ってました?
昨年、奈良阪町に突如現れた「プリン型」の建物。
コレ、「まほろば大仏プリン本舗 本店 プリンの森・カフェ」なんすよ!

教室の紹介はこちら↓
http://nhmu.jp/campus/25665
まほろば大仏プリン本舗のホームページはこちら↓
http://www.daibutsu-purin.com/

約10年前に突如現れた巨大なプリン「まほろば大仏プリン」。
話題を呼び、ファンを魅了し続け、今や奈良のお土産の定番として存在し続けています。
昨年7月に本店をこちらに移転させ、奈良の新しい観光名所としても話題を集めています!

カウンターの中には、プリンがずら~~り。
み~んなプリンが大好き!プリンの中へいざ入らんッ!_3

また、オサレなドリンクのグラス・・・
み~んなプリンが大好き!プリンの中へいざ入らんッ!_4

Tシャツ・・・
み~んなプリンが大好き!プリンの中へいざ入らんッ!_5

キャラクターグッズも販売しています。
み~んなプリンが大好き!プリンの中へいざ入らんッ!_6

みなさんのお宅にも1つや2つ、プリンの空ビンがあるんじゃないでしょうか?
“ask”宅でも、食した後はビンを愛用していますYo!

また、建物の中も非常にユニーーク!
み~んなプリンが大好き!プリンの中へいざ入らんッ!_7

建物の中も秘密がいっぱい!
その秘密は授業にて明かされるッ!
み~んなプリンが大好き!プリンの中へいざ入らんッ!_10

授業でお話していただくのは、株式会社大仏プリン代表取締役の高岸洋之(たかぎしひろし)さんと、同じく代表取締役の高岸有紀(たかぎしゆき)さん。
おふたりは、まほろば大仏プリンを誕生させ、奈良県観光みやげもの大賞を3年連続受賞!
まほろば大仏プリンを奈良市民ならば誰もが知っている商品に育て上げました!
(お店には「となりの人間国宝さん」ステッカーもありましたよ!)
授業では、プリンのビンに詰められたおふたりの思いをた~っぷりと伺います。

み~んなプリンが大好き!プリンの中へいざ入らんッ!_9

プリン型の建物の中でプリンのお話を聞く!
いやぁ~こんな機会なかなかありませんよ!
まずは授業に申込をしていただかなくては始まりません。
授業のお申込みはこちら
http://nhmu.jp/class/25621

                       
(ask)

学芸員さんとめぐった館

2016.04.30 | 授業 | by Staff

4月30日(土)、今回の授業「ヤング学芸員のお仕事事情 ~大和文華館をディープにご案内~」のキャンバスは、大和文華館。
歩いて10分ほどの所に以前勤務していた公民館があるにもかかわらず、初めてそこへ足を運びました。
学園前駅からの道中、ピンクや白のつつじが咲き誇る道を曲がると・・・

学芸員さんとめぐった館_1

いや~びっくり!でした。
敷地がでっかい!
受付場所からは館が見えないんですよ。

学芸員さんとめぐった館_2

授業開始とともに館内へと進み、ようやくその姿を目にできました。
授業の様子は、「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「素敵な時空間」
http://nhmu.jp/report/25859

先生は、30代の学芸員・宮崎ももさんで、博物館で展示企画をしている方というよりは、ヘルメットを輝かせながら発掘現場で指揮しているといったイメージ。
(あくまで私のイメージです。失礼いたしました・・・。)
学芸員さんとしては若いほうだということで、授業のタイトルに「ヤング学芸員のお仕事事情」とついているわけですが、担当者の気持ちとは裏腹にご本人は「ヤング」という言葉に大分抵抗があったそうです。
(私のなかでは、意味は別として「ヤング」という言葉をもう使わないなぁと思ったり・・・。)
ヤングな感じは、確かに言葉や動きに表れていましたけどね。

学芸員さんとめぐった館_3

その宮崎さんに導かれ、企画展示を鑑賞した後にはバックヤードへの扉が開かれ、いよいよ地下へ。
そこで衝撃的な部屋を発見!
それは、二酸化炭素が大量にストックされたお部屋。
なんでも、火災発生時の消火方法がお水ではなく二酸化炭素!なのだそうです。
確かに酸素がなければ燃えないしお水で消火すると収蔵品がダメになってしまいますものね。
なるほど、なるほど!
あってはなりませんが、万が一、大和文華館で火災が発生した場合はできるだけ早く館外へ脱出することをお勧めします(笑)。
ちなみに、通常はバックヤードへは関係者以外立ち入り禁止ですので悪しからず・・・。

(お菓子な世界)