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味噌か?醤油か?醤油か?味噌か?その正体は・・・!!

2016.07.08 | 授業info | by Staff

7月31日(日)の授業「東アジア文化都市2016奈良市×奈良ひとまち大学 meets 醤 ~奈良時代の高級調味料『醤』復活!~」では、醤に注目!

味噌か?醤油か?醤油か?味噌か?その正体は・・・!!_1

四角いおしゃれな瓶に入っている、醤。
見た目は味噌、香りも味噌、食べてみると醤油の味がして、食べる醤油といった感覚になります。
それもそのはず、醤は醤油の原形と言われているのだから。

醤は、今を遡ること1300年前の天平人も食べていたんです。
当時は、醤を作るための専門の部署があったとか。
平城京から出土した木簡に記録が記されていたり、『正倉院文書』にも記述があり、『万葉集』にも詠われていたんですよ。
1300年も前のことですよ!凄いなぁ~。

味噌か?醤油か?醤油か?味噌か?その正体は・・・!!_2

時代は平成になり、ひとりの女性が、奈良だからこそできる醤の再現をしようと立ち上がりました。
それは、『なら食』研究会代表の横井啓子さんです。
そして株式会社井上本店代表取締役の吉川修さんをはじめとする奈良県醤油工業協同組合の組合員有志、奈良県工業技術センターが協力し合い、遂に、醤が再現されました。

味噌か?醤油か?醤油か?味噌か?その正体は・・・!!_3

ちなみに、株式会社井上本店は、奈良市北京終町でお醤油を作っています。
奈良ひとまち大学の授業にも登場しているんですよ!
2015年7月授業「奈良で生まれるこだわり醤油 ~日々研鑽、のものづくり~
「ひとまちレポート」
「毎日食べるものだから」
http://nhmu.jp/report/23004

味噌か?醤油か?醤油か?味噌か?その正体は・・・!!_4

醤の研究をされた方、また作り手の立場からの、醤へのアツイアツイ思いやエピソードを伺い、どっぷり醤に浸かってみませんか?
話だけではわからないことも多い醤の美味しさを味わっていただくために、醤の試食もありますよ。

1300年の時のなかで、醸造技術の発達により醤は醤油へと変化。
現代では、醤油は誰もが口にする食事に欠かせない調味料のひとつであり、小さい頃から慣れ親しんできた味覚のひとつ。
醤から醤油へ変化しても、受け継がれているんですね。
これも奈良が持っている力のひとつなんだろうと、“かっぱ”は思います。
奈良だからこそできた「醤」に触れてみませんか?

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お申込みお待ちしています。
授業の申し込みはこちら
http://nhmu.jp/class/25909

(かっぱ)

早起きして歩いてみた朝の奈良。

2016.07.05 | 授業info | by Staff

6月のある晴れた朝、JR奈良駅にて。
早起きして歩いてみた朝の奈良。_1

ただいま、6時前。
早起きして歩いてみた朝の奈良。_2

始発の「青山住宅」行のバスに乗り込み、「今在家」バス停で降りる。
小さなホテル 奈良倶楽部」を通り越して・・・。

早起きして歩いてみた朝の奈良。_3

・・・とその前に、ブログで授業の紹介をしてるから見てね。
↓↓
ひとまちブログ
「なぜ、『小さなホテル奈良倶楽部』には奈良好きのリピーターが多数訪れるのか?」
https://nhmu.jp/blog/info/10591

ここから本題。
これは、7月30日(土)の授業「愛する奈良で、おもてなし ~ようこそ、小さなホテルへ~」の周辺、東大寺境内を中心とした、見どころ散策MAPです。
早起きして歩いてみた朝の奈良。_4

「旅先で迎える朝。少し早起きした時間は、いつもと違う特別な朝のひととき。」って書いてあるのを見て、心惹かれるものを感じていた私。
担当者たるもの、やっぱ、行ってみないとねっ!ってことで、いつもより2時間早起きした次第。
このMAPを片手に、ひたすら歩きます。

日差し眩しい青空の下、額に汗をにじませながら、まずは講堂跡をめざします。
青々とした緑のトンネルを抜けると・・・
早起きして歩いてみた朝の奈良。_5

なんてキレイなの。
・・・芝生の緑が輝く柔らかな光の中で、草を食む鹿さんたち。
絵になるわぁ~。
早起きして歩いてみた朝の奈良。_6

暑いんだけど、涼やかな風が吹き抜けて、爽やかな陽気とでも言うのでしょうか、とにかく清々しい朝なのです。
全く誰も居ないわけではないのだけれど、人に会うこともほとんどなくて。
どういうわけか、「六甲おろし」を高らかに歌う、ソプラノの声が響き渡っていました。
気持ちいい広々とした場所にいたら歌わずにはいられない、歌の上手い人の性なのかも。
これがジャイアンだったら、目も当てられないケドね。。。

一路、二月堂へ。
個人的には辿り着く手前のこの道が好きだな。
早起きして歩いてみた朝の奈良。_7

二月堂へ上がり、奈良市内を一望し、東大寺大仏殿へ向かう途中で見つけたバンビちゃん。
早起きして歩いてみた朝の奈良。_8

東大寺大仏殿前。
日中だったら、観光客で溢れかえっているのに、ほぼ誰も居ない。
私だけの東大寺気分に浸りたい方は絶対朝早く行くべきだね。
ふと横を見ると、立派な角を持つ鹿たちが待機している。
もうすぐ繰り広げられるであろう、鹿せんべい争奪戦に備えるかのごとく。
早朝に出会った鹿の群れには角が生えてなかったことに気づき、鹿社会を感じた1コマでした。
早起きして歩いてみた朝の奈良。_9

行ってみて思ったこと。
ブログで伝えるべく、100枚以上写真を撮ってみたけれど、視覚だけでは伝えきれないことだらけだなっ、と。
青々した緑の匂い、吹き渡る風が頬をなでる感触の心地よさ、今年初めて聴いた蝉の声。
そして、二月堂で一心に祈りを捧げる方を目にして感じた、背筋が伸びる思い。
この感覚を共有していただくには、やっぱり実際に行ってみてもらうのが一番。
「早起きは三文の得」と言うとおり、絶対損はさせない自信あり!
東大寺周辺の朝の情景を知り尽くしている今回の授業の先生、小さなホテル奈良倶楽部オーナーの谷規佐子さんからお話を聞いてからなら、なお間違いない!!
授業では、「奈良の朝の愉しみ方」を写真を交えて紹介していただきます。

ということで、授業へのお申込み、お待ちしています!!!
授業の申し込みはこちら
http://nhmu.jp/class/25907

(なさ)

「和菓子」と言えば・・・

2016.07.03 | 授業 | by Staff

みなさんにとって「和菓子」と言えば・・・?
さてさて、どんなお菓子を思い浮かべますか?
団子・大福・羊羹・どら焼きなどなど、美味しい和菓子がたっくさんありますよね。
私にとって「和菓子」と言えば、「薯蕷(じょうよ)饅頭」です。

「和菓子」と言えば・・・_1

この饅頭、もともと中国伝来の食べ物ですが、日本では奈良が発祥の地なのですぞ。
ということで、奈良発祥の食のルーツを探るべく、7月3日(日)に授業「東アジア文化都市2016奈良市×奈良ひとまち大学 at 漢國神社 ~和菓子の原型、饅頭のルーツに迫る~」を開催しました。

「和菓子」と言えば・・・_2

どんな授業だったかって?
それは、おふたりの授業レポートをご覧あれ。
生駒市在住 なっちゃんさん
「神社や和菓子の奥深さ」
http://nhmu.jp/report/26580
奈良市在住 N.Mさん
「『東アジア文化都市2016奈良市×奈良ひとまち大学 at 漢國神社』に参加して」
http://nhmu.jp/report/26675

授業の前半は解説&見学、後半は和菓子作り体験だったのですが、1時間で3種類の和菓子を作るという、初心者にはなかなかハードルが高い内容だったかも。
でも、みなさん苦労しながらも楽しそうに作っておられましたよ。

「和菓子」と言えば・・・_3

和菓子のお供といえば・・・?
こんな繊細で美しい和菓子とともにいただくのは、やっぱりお抹茶ですよね。
私のミッションは、試食タイムにお抹茶(薄茶)を用意すること。
お湯を沸かしてポットに入れて、お抹茶を点てるタイミングを見計らって・・・と、準備万端!のはずだったのです。。。
それが、さて点てるぞ!!となったとき、お茶碗を温める用のお湯が足らないことに気づくのです。
痛恨のミス・・・。
そこからハチャメチャのバッタバタがしばらく続きました。

また、茶道って流派が異なると点て方が異なるのです。
今回お抹茶を点てる担当のふたりの茶道経験者がまさしくそれで、違いは「泡」。
一方は余り泡をたてない、もう一方はふわっと泡をたてる。
まぁ、どっちも美味しいんですけどね。
最後の一碗を出せた瞬間、全身の力が抜けるぐらいほっとしました。

「和菓子」と言えば・・・_4

東アジア文化都市2016奈良市のHPにも授業の様子が掲載されています。
ぜひご覧ください。
イベントレポート(アーカイブ)
東アジア文化都市2016奈良市×奈良ひとまち大学 at 漢國神社 ~和菓子の原型、饅頭のルーツに迫る~

「和菓子」と言えば・・・_6

漢國神社の梅木春興宮司、寧楽菓子司 中西与三郎の中西克之さんはじめ職人のみなさん、ありがとうございました。

最後まで読んでくれた方へ耳より情報☆彡
*毎年4月19日に漢國神社境内の林神社で饅頭祭が行われます。
例大祭は11時から始まりますが、お饅頭の引換整理券の配布は10時から。

「和菓子」と言えば・・・_5

詳しくは、「ひとまちレポート」をご覧ください♪
スタッフがレポートしてますっ!
「林神社 饅頭まつりに潜入!」
https://nhmu.jp/blog/info/10453
*寧楽菓子司 中西与三郎では、店内で和菓子作り体験をされていますよっ!!
http://www.naramachi.jp/rokubouan/taiken.html

(なさ)