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「奈良豆比古神社」の謎!?

2016.08.05 | 授業info | by Staff

奈良と京都の県境ほど近い奈良阪町。
奈良交通「奈良阪」バス停で下車して少し南へ進むと・・・。
「奈良豆比古神社」の謎!?_1

「奈良豆比古神社」へ到着。
「奈良豆比古神社」の謎!?_2

「ならまめひこじんじゃ?」と思ったあなた。
ブッ、ブー。不正解で~す。
じゃぁ正解は何て読むのか?というと・・・実はいろんなパターンがありまして。
「ならずひこじんじゃ」
「ならつひこじんじゃ」
「ならづひこじんじゃ」
「豆」のふりがな、「ず」か「つ」、はたまた「づ」か??

結構悩んだのですが、奈良豆比古神社翁舞のパンフレットに書いてあるとおり、「づ」と読むことにしました。
このパンフレットは8月21日(日)の授業「翁舞、を知っていますか? ~伝承を現代に伝える民俗芸能~」の資料なんです。
「奈良豆比古神社」の謎!?_3

そうそう、ひとまちブログ「あなたの知らない『翁舞』の世界」もご覧くださいね。
https://nhmu.jp/blog/info/10668

授業がある時間帯は夜。
翁舞のお話を伺う前に境内を見学させていただきますが、暗くて見えにくいかも。
というわけで、明るい境内を少し紹介したいと思います。

奈良豆比古神社の祭神は、左から春日王(志貴皇子の息子)、平城津彦神(産土の神)、施基親王(志貴皇子)の3神が祀られています。
「奈良豆比古神社」の謎!?_4

平城津彦神は「ならづひこじん」と読むそうです。
ここから奈良豆比古神社へ名前が変わったとしたら、「豆」=「づ」と読めるぞ!

左側にある舞台が拝殿。10月8日の宵宮で翁舞を奉納する場所です。
「奈良豆比古神社」の謎!?_5

授業は、ここ、宝亀殿でお話を伺い、練習風景を見学させていただきます。
「奈良豆比古神社」の謎!?_6

奈良豆比古神社に行ったら、ぜひ見ていただきたいモノがあります。
それは、天然記念物の樟の巨樹。
「奈良豆比古神社」の謎!?_7

とにかく巨大。マイナスイオンが発せられている感たっぷり。
一応、写真を載せてみましたが、この迫力はとても写真では伝え切れない・・・。
「奈良豆比古神社」の謎!?_8

授業では夕闇のなかで見に行くので、懐中電灯&虫よけスプレーは必須ですよ☆彡

さて、翁舞といえば、これ。
「奈良豆比古神社」の謎!?_9

上部の左から、小鼓2個と大鼓(おおど)1個。
下部は左から、三番叟面、翁面(脇)2面、翁面(太夫)1面です。
普段、面は奈良国立博物館にて保存されているそうですよ。

10月8日の翁舞奉納の様子がこちら。
「奈良豆比古神社」の謎!?_10

授業当日は本番に向けての練習なので、この姿は見られないかも知れません。
しかしながら、舞う人・奏でる人、それぞれが役を担って演じておられるのを間近で見られるなんて、なかなかないことですぞ。

「『翁舞』!何度も見てるけどすばらしいよねっ!!」な方はもちろんのこと、「『翁舞』?何それ??知らないなぁ~」な方も、ぜひこの機会を逃すまじ!!!
授業へのお申し込み、お待ちしています。

授業の申し込みはこちら
http://nhmu.jp/class/26081

(なさ)

THE!大和茶 その1

2016.08.04 | 授業info | by Staff

時代を遡ること1210年。
空海が唐から持ち帰ったお茶の種を仏隆寺(現・奈良県宇陀市)に植え、お茶の製法を伝えたことが、大和茶の始まりだと言われています。
と、いうことは1210年も前から奈良ではお茶作りが途切れることなく続いているということなんです。
あまり意識していなかったかも知れませんが、1210年前とわかると、「歴史の重み」や「脈々と受け継がれてきた伝統の技」、まさに声を大に自慢できる奈良の逸品だと思いませんか。

THE!大和茶 その1_1

歴史だけじゃありません。
大和茶は、標高300m以上、朝晩の温度差が激しい高冷地で栽培されているから、お茶がゆっくり育っていくので、香り高い美味しいお茶ができるんです。
(紅茶で人気のダージリンも、同じ高冷地育ちだから美味しいんですって。)

THE!大和茶 その1_2

厳しい条件で栽培される大和茶だから、1煎目だけでなく、2煎目・3煎目と、それぞれの味と香りを楽しむことができ、体にいいとされるカテキンも多く摂取できてしまうんですよ(一石二鳥とはこのこと)。
まさに、大和茶は奈良だからこそできたお茶と言えるんじゃないですか?

THE!大和茶 その1_3

8月27日(土)の授業「東アジア文化都市2016奈良市×奈良ひとまち大学 meets 大和茶~日本の茶伝来の地、奈良で茶を知る~」は、美味しい大和茶を身近に感じるチャンスです!
ぜひぜひお申込みくださいね。
お待ちしています!!

授業のお申込みは
http://nhmu.jp/class/26088

次のブログでは、授業で体験する手揉み茶のことなどを書きますね。
to be continued !

(かっぱ)

食して感じた醤の魅力

2016.07.31 | 授業 | by Staff

約3年ぶりに、奈良ひとまち大学のスタッフとして「東アジア文化都市2016奈良市×奈良ひとまち大学 meets 醤 ~奈良時代の高級調味料『醤』復活!~」に従事してきました。

まずは、東アジア文化都市2016奈良市の方も含めて、スタッフの打合せ。
担当の“かっぱ”さんが急遽来られなくなったとのことで、現場は大慌て!
しかし、こんな状況でもサクサク授業が進められるというのは、日頃のチームワークの表れですかね(笑)。

食して感じた醤の魅力_1

授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください★
「醤の講座」
http://nhmu.jp/report/26369

授業が始まってからは、横井さんと吉川さんの時には笑いも交えたお話に、メモをとっている方の姿も多数みられました。
私も、もっとお話を聞いていたかったのですが、「試食準備」という任務が課せられていたので、泣く泣く料理実習室へ。

食して感じた醤の魅力_2

まずは、分離しないように醤をひと混ぜ。
次に、あらかじめお皿に取り分けておいたクリームチーズの上に、醤と蜂蜜を乗せます。
一体どんな味がするのか興味津々になりながら、蜂蜜が出過ぎないよう気をつけるのに必死でした。
なんせ大雑把で基本テキトーな性格の私には、いい意味で適当な量を分配するという作業はなかなかの緊張もんでした。

食して感じた醤の魅力_3

なんだかんだで無事に準備完了で、いよいよ試食です。
先生方が各テーブルを回り、気さくにお話してくださったこともあって、学生さん同士も感想を言い合っている様子でした。

食して感じた醤の魅力_4

そして、どさくさに紛れて私も試食、いただいちゃいました。
以前、ひとまちブログ「味噌か?醤油か?醤油か?味噌か?その正体は・・・!!」で“かっぱ”さんが、「見た目は味噌、香りも味噌、食べてみると醤油の味がして、食べる醤油といった感覚」と書いていましたが、まさにそんな感じ。

食して感じた醤の魅力_8

やみつきになる味で、お酒が飲みたくなりました。
と言っても、私、下戸なんですけど(笑)。
今の季節だと、冷奴に乗せたら美味しそう~。

最後に、先生方から一言。
「奈良で売るからこそ意味がある。この土地で売ることに思いがある」と横井さん。
食して感じた醤の魅力_7

「醤を作ることで毎回新たな発見がある。これからも醤や奈良の醤油の良さを発信していく」と吉川さん。
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ふたりの言葉で、授業が終了しました。

久々の奈良ひとまち大学の従事は、がっつり授業に入り込んでしまった私。
試食もできて、すっかり醤の魅力にもハマり、大満足でした。

(どす)