奈良ひとまち大学

menu

ひとまちブログ

まさに十色なランタン

2022.08.21 | 授業 | by Staff

8月21日、授業「『きたまちといろ』ってなに? ~奈良きたまちの魅力とまちづくり~」を若草公民館で行いました。
今回の授業の教室・若草公民館は、私にとってとても懐かしい場所。
もうかれこれ10年以上前に勤務していたのです。
奈良市で唯一の木造建築の公民館で、温かみのある素敵な建物なんです。

まさに十色なランタン

そして公民館がある「きたまち」も、とっても素敵なところ。
当時からきたまちを盛り上げるためにさまざまな取り組みをされていましたが、「きたまちといろ」をはじめ、新しいことに次々とチャレンジされていてすごい!

今日は受付を担当。
今回の授業は初めて奈良ひとまち大学の授業に参加する方が多く、たくさんの新しい学生証が発行されました。

まさに十色なランタン

初めて授業を受けるって緊張するやろなぁと思いながら受付。
みなさん、これをきっかけに奈良ひとまち大学の授業にたくさん参加してくれると良いなぁ。

さて今回、実はこの授業のために準備していたことがあります。
いつもドジってばかりだったので、“のぼり旗の立て方”についてちゃんと事前にシミュレーションとイメージトレーニングをしてきたのです。
この前の従事のときにのぼり旗がちゃんと立てられなくて迷惑をかけたので、反省して勉強してきました。
「のぼりの立て方」で検索すると、詳しく解説してくれているサイトがちゃんと出てくるのです。
なんという便利な世の中なのでしょう。
でも、その予習の成果を発揮することはなく、受付の準備をしている間に、のぼり旗は既に立てられていました。
また従事するときに役に立てば良いなぁ。

まさに十色なランタン

授業が始まり、「きたまちといろ」についての説明を聞きながら、机に用意されているランタン材料で、すぐにランタン作りに取りかかる学生のみなさん。

そして今日の授業の様子が県政フラッシュで放送されるとのことで、終始テレビカメラが入っていました。
自分自身は被写体ではないのに、なぜか緊張する私。

みなさんの製作現場を見守っている時間はとても楽しかったです。
同じ材料で作っているはずなのに、できあがった作品はみんな違って、個性があって興味深かったです。

まさに十色なランタン

2つのランタンを作って1つは持ち帰り、1つは「きたまちといろ」の会場で灯されるというところも、なんて素敵なんでしょう。
「自分が作ったランタンをイベント当日に会場に見つけに来てください」って、すごく粋ですよね。

教室の後方には撮影スポットを用意しました。
みなさん思い思いに作ったご自分のランタンを持って撮影されていましたよ。

まさに十色なランタン

授業の内容の詳細は、「ひとまちレポート」をご覧くださいね。
「個性豊かな色とりどりのといろランタン」
http://nhmu.jp/report/38276
「楽しい工作 ランタン作り」
http://nhmu.jp/report/38249

この授業をとおして、きたまちを盛り上げるために関わっている方々の活動を知ってもらい、その輪が広がっていけば良いなぁと思います。

(ラブ)

奈良の魅力

2022.07.31 | 授業 | by Staff

とてもとても久しぶりに奈良ひとまち大学の授業に従事しました。
ちょっと不安、そして楽しみな気持ちを抱えての教室入り。
今回の授業「ミニマリストが見る奈良 ~YouTuberのシンプルライフ~」の先生は、かぜのたみさん。
かぜのたみさんを、いきなり学生さんと勘違いしてご案内した時点で不安倍増。

その後、お着替えを終えて再登場されたお姿に、気持ちは一転。
先生の装いはいたってシンプル。
ご本人にぴたっときている黒いワンピースをさらりと着こなしていて、思わず妄想の世界に突入してしまいました。
私の心はドイツの「黒い森」へ浪漫飛行。
そして、その森をイメージしたドイツ発祥のケーキを心の中でいただき、不安な気持ちはすっかり消え去り、無事に授業に従事できそうです。

奈良の魅力

さて、かぜのたみさんのお話は奈良で見た驚きの風景からスタート。
奈良観光を始めるにあたり、拠点の駅となるのは近鉄奈良駅。
かぜのたみさん曰く、「拠点となる駅なのに大きなお店がなく、昔ながらの商店街って、どういうことですか?!」と。
大阪人には信じられないことらしいです。

奈良の魅力

そして、奈良公園へ歩みを進めると、鹿がのんびり歩き、自然あふれる景色。
・・・と、そんななか、観光案内のための看板が目に飛びこみ、思わず二度見。
味気なさすぎる、いやいやシンプルすぎるらしい。
昔に作られたまま。
そして新しいと思われしものも色合いにおいて余計なものが何もないという。
京都の、とある神社の看板と横並びで比較すると・・・う~ん確かに。

奈良の魅力

そしてそして、かぜのたみさんが何度か奈良を訪れるうちに気が付いたのは、公園にベンチが多すぎること。
奈良公園だけでなく、平城宮跡あたりも同じことが言えるらしい。
ベンチに腰掛けている人は1人が多く、スーツを着た人がランチをしていたり、コーヒーを飲んでいたりという姿は大阪ではありえないことらしい。
「恥ずかしすぎる!」と。
でも、そういうことができるのが奈良の魅力なんだそうです。

奈良の魅力

駅にたくさんの人があふれているわけでもなく、派手に人目を引くものもない。
公園にはのんびりと人目を気にせず自分のペースで過ごせる空間があり、心落ち着く時間が過ごせる。
だから、また訪れたくなるという。

ミニマリストであるかぜのたみさんは、やっぱりシンプルな場所が好きなんだ。
自身のお部屋も必要最低限の物しかなく、いつでも引っ越しができる状態をキープしているとのこと。
生活空間も、外に求める居場所も、「シンプル イズ ベスト」なんですね。

奈良の魅力

かぜのたみさんから奈良の魅力をあれこれお話しいただいた1時間半、奈良人の私には新しい感覚があふれていました。
私にとっての日常の風景が特別な風景に変わる、誰かの日常が誰かの非日常に変わるという感覚。
その点では、旅することに似ている。
かぜのたみさんの小さな旅からのお裾分けは、「日常には、気づかない特別があふれている」ということ。
ありがとうございました。

(お菓子な世界)

日本の心に触れる

2022.07.30 | 授業 | by Staff

7月30日の授業「やさしい手仕事『和裁』のこと ~波衣庵が提案する和裁の魅力~」に従事しました。
先生は、「御仕立処 波衣庵」の代表和裁士、吉住さん。

さて、今回の授業の教室となる奈良市音声館、初めて訪れました。
準備をしていると吉住さんが来館。
娘さんを連れて来られ、一緒にご挨拶いたしました。
私たちと同様、娘さんも吉住さんの準備を慣れた手つきで手伝っていました。

日本の心に触れる

授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「手を動かすことの意味」
http://nhmu.jp/report/38570

授業は、まず吉住さんの自己紹介から始まりました。
吉住さんは鹿児島出身で、親しみが感じられるイントネーションでお話が進んでいきます。
着物の着こなしがとても素敵です。
私は小学生の時の家庭科でしか裁縫をしたことがないのですが、授業中には、幼少期から最近まで祖母が毎日着物を仕立てていた姿を思い出し、コテやクケ台にとても馴染みを感じ、思い出にふけっておりました。

日本の心に触れる

吉住さんは「和裁の良さを若い世代に知ってもらい、普段着としても触れて欲しい」との強い思いを持っていて、子どもへの和裁教室も行っています。
小さい頃から慣れ親しんでいただくことは大事ですもんね。
その他、オリジナルブランド「衣緒」や「衣利き」などを立ち上げ、和裁の魅力を発信し続けています。

日本の心に触れる

この産着、めちゃくちゃかわいいですよね!
赤ちゃんも気持ちいいでしょうね(^^)

日本の心に触れる

着物のことはもちろん、道具にいたるまで、詳しく説明していきます。
着物には帯などひとつひとつに意味があり、もちろん柄や模様にも意味があると説明されました。

先生のお話を熱心にメモを取られる方も多く、この後の作品作りもそうですが、参加している学生のみなさんはやはり和裁が好きで、日頃から慣れ親しんだ方々が多いんだなと実感しました。

日本の心に触れる

さて、お話が終わり、次はいよいよみなさんが楽しみにしているコースター作りです。
授業の開始前にみなさんには縫い合わせる生地の柄を選んでもらっています。
みなさんが縫うコースターの文様は麻の葉。
あのアニメでも有名になっていますよね。

日本の心に触れる

みなさん、先生の説明を聞きながら、選んだ色糸を慣れた針裁きで進めていきます。
進んでは戻って、進んでは戻っての繰り返しが続きます。
先生の教え方がとても丁寧で、かつ優しさに溢れています。
学生のみなさんの様子を見に回ってくださっています。

日本の心に触れる

ひとまち大学のスタッフも頑張っていますが・・・できたのでしょうか・・・。

日本の心に触れる

みなさん、きれいにできあがりました。
これから縫い合わせ工程へと進みます。

選んだ生地と縫い合わせて、コテを当てていきます。
その後、さらに縫い作業。

日本の心に触れる

間もなく立派な手作りコースターができあがりました!

日本の心に触れる

みなさんとても嬉しそうで、笑顔がこぼれていました。
最後に先生に御礼を伝え、この日の授業は終了いたしました。

日本の心に触れる

私、授業前は「和裁の世界なんて何も知らないのに従事していてわかるのだろうか?」との思いでいっぱいでしたが、先生の丁寧で優しい教え方、そして製作する場を間近で体感することによって、見ているだけでもとても楽しく学ぶことができました。
ぜひ、みなさんも興味をもって、普段から和装・和裁に触れていただければなぁと思います。

(つて)